2011年06月20日(月)

Wed 110615 深夜の「部屋を移動してください」 厳しく交渉して→ジュニアスイートに

テーマ:ブログ
 フランクフルト滞在中、どの夜だったか、ホテルに帰ると何だか雰囲気が物々しい一夜があった。ニュルンベルクから帰った夜か、コブレンツから帰った夜か、どちらにしても気持ちよく酔っぱらって、いかにも日本のオジサンが「もうこれ以上飲めません」という酔っぱらい方の夜だった。
 「もう、寝るしかないですね」という気分ほどの幸福は考えられないが、まさにその夜に、あの事件は起こった。フロントでキーを受け取ると、フロントクラークが「実は今晩からMr.イマイの部屋は使えないことになった。Mr.イマイのフロア全体が、急遽工事が必要になったのだ」と言うのである。
 まあ、そういう事情もあり得るだろう。一番可能性の高いのは、「誰かがお風呂の水を溢れさせた」という事態である。万が一その水が大量で、絨毯に染み込み、床を伝わって階下のフロアにまでポタポタ流れたとしたら。うんにゃ、大きな雫がボタボタ激しい雨漏りのように垂れたとしたら、階下のフロアもブラックアウト、漏電の危険だってある。
 ブラックアウトとは、「もう当分の間、部屋は使えません」ということ。相当大きな改修工事が必要で、1ヶ月2ヶ月の単位で部屋は閉鎖される。お風呂を溢れさせてしまった当のご本人は、旅行保険に入っていればいいが、保険に加入していなければ、数百万円か、下手をすれば数千万円、自費で弁償しなければならない。
フランクフルト
(フランクフルトに戻ってきた)

 諸君、そういう事態に備えて、旅行保険は必須である。海外では、何が起こるか解らない。貴重な絵画や国宝級の彫刻のそばで、貧血で気絶して高価な美術品をハカイしてみたまえ、賠償額は天文学的だ。
 そこまで不幸でなくとも、「お風呂の水がゴボゴボ溢れる」などというのは、ヨーロッパでは日常茶飯事だ。蛇口を全開にしてバスタブにお湯を入れながら、日本の誰かとケータイ話していて、ついつい夢中になって忘れてしまい、あっという間に部屋は水浸し。同じように、海外でネット接続に手間がかかり、接続を待つうちに、気づくと部屋は水浸し。そういう危険は常につきまとう。
 例えば、ブログ写真を1枚アップするのに、状況によっては5分もかかる。ヨーロッパからのブログ更新に、今井君がどれほど苦労しているか、是非わかってくれたまえ。わかってくれた上で、海外から更新したブログ記事は是非とも大事に読んでくれたまえ。写真のアップだけで、30分もかけた苦心作なのだ。
 ただし、今井君は余りに行動が巧妙だから「いま海外にいます」ということをブログ読者になかなか悟らせないように、工夫に工夫を重ねている。2011年5月末、「クマ蔵がいまドイツにいる」と察知することが出来た読者はほとんどいなかったはずだ。
アイリッシュ
(フランクフルト駅前、アイリッシュ・パブ「O'reilly's」。昼間から楽しく酔っぱらう客が目立った)

 さて、そうやって、おそらく誰かがお風呂の水を大量に溢れさせたか何かしたのだ。突如、「Mr.イマイ。お部屋が今夜から使えない状態になりました。Mr.イマイのいらっしゃるフロアの、全ての部屋がブラックアウトです。今晩中に、別のフロアに移っていただかなくてはなりません」ということになった。
 あらま。せっかく気持ちよく酔っぱらって、「今夜はもう寝るしかありません」「ダラしなさ、ここに極まれり」の状態になって帰ってきたのに、迷惑千万である。いったいどこのドイツがそんなツマラン大失態をしでかしたんだ?
 それまでの部屋は12階。フロントクラークは「9階に移動してくれ」という。荷物は、もちろんクマ蔵自身がまとめなければならない。酔っぱらって、すぐにでもパンツ一丁になってベッドに転がり込もうと思っていたのに、もちろんベッドは当分お預けである。
 荷物を半分まとめて、9階の部屋に移動した。フロントクラークが済まなそうに後ろからついてきて、「残りの荷物は自分たちホテル従業員が運ぶから、何とかこの部屋で我慢してくれ」と言う。
節電1
(フランクフルト中央駅構内。節電のお手本はこれだ)

 まあ、仕方ないか。しかし、まだこのホテルに4泊だか5泊だか宿泊の予定なのに、昨晩までの部屋と比較して格段に狭い。床面積にして半分あるかないか。40平方メートルの「まあ豪華」な部屋から、ビジネスホテルのシングルルームに移動させられたようなものである。見た感じ、確かに20平方メートル程度だ。
 コソコソ逃げるように立ち去ろうとするフロントクラークを、キツイ声で呼び止めて、「何で私が、深夜にこんなことをしなきゃイケナイんですか?」と詰問した。「なんで、私が、東大に?」という中小予備校のしつこいポスターがあるが、「なんで、私が、こんなことを?」である。
 今井君は、普段はたいへん大人しく可愛らしいコロコロ・コグマちゃんであるけれども、いったん「なんで、私が?」という疑問をもつと、滅多なことで詰問は終わらない。日本語でも、英語でも、同じことである。いったん
「これは、理不尽だ」
「黙って我慢するのは、相手の将来のためにならない」
「問いただすことこそ、間違いなく相手の成長のためになる」
と判断すれば、ちょっとやそっとで引き下がることはない。それを凶暴なクマの習性だといって嫌うのは、クマ蔵の愛情をわかっていない証拠。詰問に誠実に応えることで大きく成長したヒトはたくさん存在する。
節電2
(節電のお手本はこれだ2 フランクフルト駅、Ihr Platz付近)

 「まさか日本人がこんなに激しく抗議してくるはずはない」と最初からナメてかかっていたフロントクラークは、驚きのあまり飛び上がって、ほとんど転げるようにフロントに帰っていった。「すぐに対策を講じるから、ホンの少し時間をください」と言う。
 10分程して、フロント責任者だという女性クラークが部屋に上がってきた。30歳代半ば、自信タップリのキャリアウーマンタイプ。今井君は、
「ホテル側の一方的な都合で、深夜『さあ寝よう』と思っている宿泊客に、部屋の移動を強いるのは明らかにおかしい。しかもここは大手・メリディアンのグループホテル、spgのブランドホテルのはず。ホテル側の都合で移動させられるのに、前の部屋より狭い部屋、半分しか面積のない部屋に移動、それは決して納得できない」
と、しつこく、ねちこく、ホテルのプライドにも触れ、ブランドに傷がつくことにもイヤらしく触れる。
「もし『この部屋でゴマかしちゃおう』『日本人なら、みんな大人しいから、文句は言わないはずだ』と考えているなら、残念ながらそれは勘違いだ。甘いですよ」
そういうことである。
 諸君、今井君が調子に乗って滔々とマクシたてる時の迫力を知っているかね。ドイツでだって、イギリスでだって、いったん「やろう」「やるしかない」と判断した今井君の滔々ぶりは変わらない。
トラム
(フランクフルトのトラム。これも節電のお手本)

 いいかね、諸君、海外では特に、ナメられてはイカンのだ。主張すべきは主張する。要求すべきは要求する。ニヤニヤ無意味な笑顔を浮かべて、テキトーなところで撤退してしまう日本人独特のナアナアでは、英語がいくら話せたって、思い切りバカにされて終わりだ。決して引いてはならない。
 というワケで、ホテルの女性キャリアとの交渉は、今井君の完全勝利。9階の狭い部屋への移動は「なかったこと」になって、何とジュニアスイートを獲得。1階だけれども、間違いなく広々としたジュニアスイートである。
 かっか。当たり前だ。ホテル側の勝手な都合で、せっかく暢気に13連泊を予定していた快適な部屋から、深夜に移動することになったのだ。ジュニアスイートぐらい提供されて当たり前、もちろん追加料金なんかゼロに決まっている。
 こうして、2週間にわたるドイツ滞在の終盤は、豪華なジュニアスイート生活になった。誰だろうねえ、お風呂を溢れさせたオッチョコチョイは。もちろん今井君としては、たいへんお得で豪華な終盤になったのだけれども。
ジュニアスイート
(ジュニアスイートと、ついでにIhr Platzで購入した白ワイン3本。もちろん、すでにカラッポである)


1E(Cd) Barenboim/Zukerman/Du Pré:BEETHOVEN/PIANOTRIOS 8/9
2E(Cd) Barenboim/Zukerman/Du Pré:BEETHOVEN/PIANOTRIOS 9/9
3E(Cd) Jandó(p) Ligeti & Hungarius:MOZART/Complete Piano Concertos 4/5
4E(Cd) Jandó(p) Ligeti & Hungarius:MOZART/Complete Piano Concertos 5/5
5E(Cd) Jennifer Lopez:ON THE 6
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