Tue 110531 今朝もまだ怒りと失望が激しい 「1月まで、とも言ってない」んだとさ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 110531 今朝もまだ怒りと失望が激しい 「1月まで、とも言ってない」んだとさ

 (スミマセン、怒りと失望が強烈すぎて、今日は昨日の続きですだよ。若いヒトたちに見せたくないシーンが余りに多くて、書くのに骨が折れますだよ)

(7)辞表まで提出して不信任案賛成を口にしていたクセに、イザとなるとビビって行動に移れず、あれれ、翌日になると慰留されて辞表を撤回しちゃいそうな4人だか5人の副大臣&政務官がキライ。辞表って、そんなに軽々しいものですかね。
 ここは今井君の一番ガンコなところだから許してほしいのだが、オトナとして最も大切なのは自分の進退についての矜持である。「賛成でもあり反対でもある」などという二股は、チャンとしたオトナになったら、もう決して許されない。
 「辞表は出したが本心ではなかった」「ホントはどっちにつくか悩んでたんだ」。そういうのは、全て倫理と道徳にもとる。決めたら、動かない。行ったり来たりは論外。それが人間のスジである。
 マコトに小さい話でマコトに恐縮だが、駿台から代ゼミに移籍する時、ボクチンはたいへんな慰留を受けた。代ゼミから東進に移籍する時にも、その慰留は激しいものだった。しかし、いったん移籍すると心を決めたら、決意を翻すのは絶対にありえない。どんなハードランディングになっても、それに耐えなきゃオトナじゃない。
 いったん腹をくくって突きつけた辞表を、慰留されて撤回するなんて、オトナのすることではない。というか、自分の進退を武器や戦術に使ってコソコソ動き回るのは、自分自身の価値を真っ向から否定する所業である。
 なになに、慰留されて、ホントに辞表を撤回した副大臣がいるって? そんなに無責任に辞表を突きつけたり、それほど軽々しく辞表を撤回するだって?
「辞表を出したが、ホントにヤメると言った認識はない」
「辞表をメディアがどう解釈するまで、私たちは責任を持てない」
 は? あらま、卑怯で姑息な首相の発言と、こりゃまたソックリだ。クリソツだ。中3生諸君、数学で「相似」を勉強したけれど、もし相似を理解できなかったら、6月2日3日の新聞を熟読したまえ。首相と副大臣の関係、それが相似ということである。
怒りと失望
(怒りと失望)

(8)戦略も戦術も未熟で軽薄な谷垣サンがキライ。特に、敗戦確定後、本会議場で大口を開けて与党議員を野次っている姿は、あまりにも寂しかった。敗軍の将は、腕組みをして天を睨み(居眠りでないことを証明するためにも、目は開けていたほうがベター)沈思黙考しているべきである。一兵卒と一緒に野次合戦に加わっては、敗軍の将の威厳に関わるではないか。
 みんなと一緒にコワい目で睨んでいるだけの石破サンは、コワい。「バカバカしい」というなら、例のお茶目な顔で優しく笑っていたほうがよかった。「戦術がアホらしいほどマヌケ」と吐き捨てるように言うのは、まあカッコよくなくもないけれども、そんなに冷たく仲間の輪の外に立って、評論家よろしく吐き捨てるだけでは足りないような気がしますだ。
 みんなで詐欺にダマされたら、怒りをキチンと見せないと。仲間をアホというだけの姿は、クマさんはやっぱり若い諸君に見せたくない。
拡大図
(怒りと失望 拡大図)

(9)与党野党ともに、ほぼ満員の議場を埋め尽くした議員のほぼ全員がキライ。付和雷同の拍手。付和雷同の賛同。拍手して、土下座して、あとはダマされて反対の一票を投ずるだけの与党議員、若いヒトに見せたくありません。
 野次って、怒号に付和雷同して、あとは「粛々と」賛成票をだして、何だか分からんが満面の笑顔で握手しあう野党のヒトビト。棄権する党、欠席する党、やっぱりどれもこれも若者に見せたくないテイタラクであるね。
(10)松木議員をよってたかって説得しようとしていた民主党議員5~6名がキライ。公明党のヒトが懸命に演説している最中であったよ。議場で、ヒトの演説の最中にそれを無視して私語なんて、小学生なら叱られる。中学生ならパパかママが呼び出される。
 第一、何であんなにベタベタ袖をつかんだり背中を叩いたりするんだ? そういう趣味でござるか? 今井君は、よってたかって一人の人間を虐めるような行動のすべてを嫌悪する。あえて、松木氏だけはしっかり男をあげたようだが、虐められたり囲まれたりして、それでダラしなく泣いちゃダメだ。
 公明党サンの演説を2の次にしてイジメの様子を優先したNHKのカメラもキライ。不規則発言や不規則行動を優先して実況中継してどうすんだ? そういう姿勢だから「マスコミがどう表現するか、私の知ったことではない」と詐欺師集団にナメられる。
新聞にアタマをかかえる
(新聞報道にアタマをかかえる)

(11)民主主義がキライになりかけた自分がキライ。民主主義とは、もともとこういう隔靴掻痒(かっかそうよう、靴の裏から痒いところを掻くもどかしさを表現)の極致なのだ。それに耐えられなくなって「もう政治には何も期待しません」と突き放してしまうのでは、平和な民主国家の恩恵を長年受けてきた恩をアダで返すようなものだ。
 卑怯未練で姑息な行動の典型を内外に示して、それでもニヤニヤ笑いでゴマカしているヒトを首相として選んでしまったのも自分たち。「民主党に一度やらせてみよう」とメディアに煽られて、カンサンが副代表格の政党に投票してしまったのも自分たち。それなのに議場に突入して叫べない。民主主義とは、マコトに隔靴掻痒そのものである。
 だから、クマどんは昼から5時間、TVの前で地団駄を踏んだ。「こりゃ、みんなダマされているな」と認識したのは、12時15分。「首相、退陣を表明」のニュース速報のテロップを見て「えー、何で? そんなこと言ってないじゃん」と叫んだ。
 他の人も挙手してるのに、無条件でハト腹案どんがマイクを手渡された瞬間、「何だ、話はそういうふうに出来上がってたんだ」と叫んだ。メド・ナオト君が涙目で懇願したとき、「この涙は自分に酔っているに過ぎない」と叫んだ。すべて隔靴掻痒。この際、漫才コンビでも作ってくだされ。ハト・フクアンとメド・ナオト。ネタはいくらでも出来そうだ。
 おお、国会中継が若者たちに最も有害であるような国家に我々は生きている。若者たちに見せたくないシーンが5時間連続するような、絶望的な国家に我々は生きている。「言った」「言わない」「じゃあ証文見せろ」「そうだ、証拠だ証拠だ、証拠を見せろぃ」、それじゃ「遠山の金さん」の世界じゃないか。
 余りに激しい怒りに震え、飲みに出かけてますます怒りに震えていると「じゃあ今井、いよいよ政界に進出でもするか?」とフザケて囃し立てられる。そんなバカな話じゃないでしょ。囃し立てられて、くすぐりを入れられて、怒りは頂点に達する。茶化したり、茶化されたり、そういう暢気な場面ではないはずだ。
その拡大図
(新聞報道に頭をかかえる 拡大図)

(12)うにゃ。民主主義としては「1票」しかないのだ。今井君はこんな民主主義はキライかも。たった1票なんて、この制度は制度疲労して社会の変化に対応できなくなってしまっている。2票くれないかな。3票でもいいけど。
 だって、国民ほぼ全員が気づいている詐欺行為を弾劾するのに、たった1票じゃ足りないじゃないか。小学生の時から叩き込まれてきた民主主義。しかしその不備と欠陥を見せつけられた2日間だった。
 もしも「もう1票」が出来るなら、護民官制度がいいな。古代ローマの護民官みたいな、強烈な拒否権のある護民官。The Tribune。それを直接選挙で選べるような、そういう制度を10年かけて作れないものかね。それには憲法イジらなきゃダメだけど。こんなにダメな人々を駆逐できないんでは、靴の中にダニを10000匹も飼って「痒い痒い」と嘆いているような、救いがたい隔靴掻痒じゃないか。
決意のニャゴロワ
(決意のニャゴロワ)

(13)結局ブログにこの程度の駄文を書くしか能のない自分もキライ。「護民官」と書きたいのに、何度ガンバっても「ご民間」と変換するMac君も今日はキライ。自己嫌悪、自己たち嫌悪。それが積み重なって、とてもニュルンベルグ紀行どころではない。
(14) 状況の急変と猛反発を受けて「1月までなんて言ってない」と言い出したトリマキの皆さんがキライ。「長くてもきっと夏まで」「きっと近い将来」。急にマジメになって、薄笑いが消えた神妙さもキライ。みんなキライ。
 クマ蔵どんは2010年2月与謝野どんによる「平成の脱税王」追及国会から、「しかしこの副総理では、もっとダメなんだ」とずっと言い続けてきた。別に何の手柄にもなりませんけど。

(15)最後に、ちょこっと、後藤田サン。あなたもキライ。何バカなことやってんの?

1E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBELIUS/SYMPHONIES1-7 3/4
2E(Cd) Barenboim/Zukerman/Du Pré:BEETHOVEN/PIANOTRIOS 8/9
3E(Cd) Barenboim/Zukerman/Du Pré:BEETHOVEN/PIANOTRIOS 9/9
4E(Cd) Jandó(p) Ligeti & Hungarius:MOZART/Complete Piano Concertos 4/5
5E(Cd) Jandó(p) Ligeti & Hungarius:MOZART/Complete Piano Concertos 5/5
total m138 y465 d6430