Wed 110406 仙台空港と韓国・済州島の思い出 今井君の旅行はなかなか独特である(1) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 110406 仙台空港と韓国・済州島の思い出 今井君の旅行はなかなか独特である(1)

 仙台空港が4月13日にオープンして、テレビのニュースには女性スタッフが涙で乗客を迎える姿が映し出される。こういうのを見ると、涙もろい今井君は早速もらい泣きをして、涙で息がつまり、顔もグシャグシャになる。ひとまず、良かった。何はともあれ「良かった良かった」である。
 昨年11月末、網膜剥離から見事に復活した今井君は、2泊3日の予定で快傑ババサマを韓国・済州島に連れて行った。意外なことに快傑ババサマは韓流ドラマファン。「どうしても済州島に行ってみたい」と言うので、たまには親孝行も悪くないと思ったのである。仙台から済州島に直行便はないから、福岡空港経由で乗り継いで行くのだが、仙台空港を利用するのはあの時が初めてであった。
 仙台市長町の実家から、前日に予約したタクシー利用で仙台空港へ。親切なオバさまドライバーだった。朝9時の飛行機なので、出発は朝6時すぎデアル。11月末のことだから、仙台東部道路はまだ陽が昇ったばかり。今回の大津波ですっかり有名になった、あの仙台東部道路である。
 クルマも田んぼも住宅もあっという間に飲み込んでいく大津波の映像が繰り返し繰り返し放送された、まさにあのあたりを走ったワケだ。1000年に1度の悲劇であったことを思えば、まさに危機一髪である。大地震が4ヶ月早く来ていたら、クマ蔵もあのどす黒い油だらけの大津波にマトモに飲ま込まれていたのだ。決して他人事ではない。
 もっとも、11月末のあの朝はそんなことは知る由もない。せっかく10年に一度の親孝行なのだ。クマ蔵としては珍しく朝飯を食べることにして、仙台空港内のレストランが開店する朝8時を待ちかねて、サンドイッチとカレーとビールを注文した。快傑ババサマは、やっぱり昔のヒトだから、意地でも朝食を食べずには済まさない。
 ここでババサマは「何で朝からビールを飲むのか」を厳しく攻撃。面倒なので日本酒300mlも注文して、ババサマ攻撃の矛先をかわそうとしたが、ババサマは「そうは問屋がおろさない」と、カサにかかって攻め立てる。「なんで朝から日本酒なのだ?」である。うーん、今や、クマ蔵にストップをかけられるのは快傑ババサマ以外にあり得ない。
新羅
(韓国済州島「新羅ホテル」からの朝日。何でこんな朝っぱらから朝食食べに行かなきゃいけないんだ?)

 済州島では、タクシーを1日借り切って島内を走り回った。1日につき12万ウォンであるが、まあ15000円。ババサマ連れならそのぐらいは奮発してもいいだろう。
 「ババサマを連れた中年の息子グマ」というのは、親孝行を超美徳と考える韓国でも相当珍しい光景だったらしい。50歳がらみの貸し切りタクシードライバーも「こういうのは初めてだ」と、尊敬のマナザシをクマどんに注いでくれた。
 聞けば、母国語なみに日本語ペラペラの彼は、若い頃ずっと足立区と横浜で働いていたのだという。息子と娘がいるが、2人とも日本で修業中。息子の方は高田馬場の日本語学校で日本語を勉強していて、パパと同じように観光業界で生きていく決意なのだそうだ。
 彼の案内で、昼食は地元の漁師さんがやっている店。韓国の田舎独特の酒が出た。酒なら何でもいくらでも飲める今井君に、彼もビックリした様子である。おっきなお魚まるまる1匹刺身にしてくれたが、そんなことで驚く日本のクマと侮られては困る。刺身1匹分、ほとんど飲み込むように、あっという間に平らげてみせた。
 「韓国の人でも、コワくてなかなか食べられない」という怪しい海の生き物も出てきた。「海のミミズ」というヤツである。何だ、クマどんがそんなんで驚くとでも言うのかい? 海のミミズだろうが、韓国人がコワくて食べられなかろうが、旨いものはとにかく旨い。これもまた、「韓国人3人分」という量を、見る間に胃の中に流し込んだ。コリコリして、何だ、旨いじゃないか。
 こうして、「親孝行」であることで尊敬の眼差しを一身に集め、韓国の旨いものを韓国人以上に平らげることでますますビックリされ、韓国の2泊3日を、韓流ファンのババサマにも負けず劣らずクマどんは満喫したのである。今井君自身としては「網膜剥離から完全には立ち直っていない」という部分否定的な不安感の真っただ中だったが、なかなか楽しい親孝行だった。
 「また行くべ」「んだな」という思いっきり東北弁の会話をしているうちに、今回の大震災になった。しかし、いよいよ仙台空港も復活しつつある。よし、「また行くべ」「んだな」である。
マジョール広場1

マジョール広場2
(マドリード マジョール広場)

 さてマドリードであるが、だいたいの予定は、以下の通り。マドリードのインターコンチネンタルホテルに滞在したまま、列車で放射状に小旅行を繰り返す。今井君独特の1都市滞在型。いつも通りのやり方である。
 11月7日:マドリード
 11月8日:トレド
 11月9日:セゴビア
 11月10日:マドリード
 11月11日:コンスエグラ
 11月12日:コルドバ
 11月13日:セビージャ
 11月14日:マドリード
 毎日マドリードから往復旅行ばかりしていると、電車賃ばかりかかって無駄に見えるかもしれないが、少なくともあの大きな荷物をガラガラ引っ張りながら移動する労力はゼロ。心理的負担は格段に小さくて済む。
 ましてや「日本人狙いの首締め強盗が頻発」というオッカナビックリ情報が溢れる中、移動はあくまで身軽に。いつでもスタコラ走って逃げられるように、出来ればいつも手ぶらがいい。
 最低限の持ち物に限定すれば、ホントに「完全手ぶら」が可能だし、リュックとかウェストポーチ(死語?)とか「ここに貴重品がみんな入っています」と宣伝するような、日本人独特の中途半端な荷物は、かえって悪い人たちのターゲットになりやすい。手ぶら、手ぶら。手ぶらに限るのである。
王宮
(マドリード、スペイン王宮)
        

1E(Cd) Menuhin & Bath Festival:HÄNDEL/WASSERMUSIK
2E(Cd) Diaz & Soriano:RODRIGO/CONCIERTO DE ARANJUEZ
3E(Cd) Miolin:RAVEL/WORKS TRANSCRIBED FOR 10-STRINGED & ALTO GUITAR
4E(Cd) Queffélec:RAVEL/PIANO WORKS 1/2
total m24 y218 d6183