Sat 110326 食事会後の今井が腹ペコな理由 酔った方が相手は安心して話してくれる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 110326 食事会後の今井が腹ペコな理由 酔った方が相手は安心して話してくれる

 3月21日、朝9時にホテルをチェックアウトして、福井に向かう。福井での講演会が12時半スタートだから、遅くとも11時頃には福井入りしていなければならない。すると、京都発9時40分の「サンダーバード」がギリギリ、それに乗り遅れると、遅刻の危機が訪れる。
 せっかく駅と直結したホテルなのだから、チェックアウトはもっとゆっくりでもよさそうなものだが、何しろ今井君と相性の良くないG京都。昨日のチェックインにかかった時間から考えて、早めに部屋を出て、余裕をもってチェックアウトの列に並ばなければならない。暢気な観光ならいいけれども、たくさんの生徒たちが福井で待っている。まさか「チェックアウトに時間がかかって遅刻しました」というわけにはいかないのだ。
にゃごの部屋
(ニャゴもチェックイン)

 「相性が悪い」というのはどうにもならないもので、昨夜もルームサービスを注文できなくてガッカリした。電話したのが午前1時。ところが「ルームサービスは午前0時までとなっております」ということで、断られてしまった。
 今井君としては「一流ホテルなんだから、ルームサービスは24時間が当たり前」「せめて2時頃までは大丈夫だろう」と思っていたのだが、「もう厨房は閉まっています」とのこと。やむを得ないものは、やむを得ない。
 「せめて2時ぐらいまでルームサービスを営業しないと、宿泊客から苦情が出ませんか?」と尋ねると、ナイトマネージャーの答えは「スミマセン、そういう方針なもので」であった。フロントのヒトは申し訳なさそうに、「よろしければ、コンビニエンスストアーで何か購入して参りましょうか?」と言ってくれたが、もちろんコンビニなら自分で出かける方が早い。
らすかる1
(あらいぐまラスカル)

 日付が変わる頃まで、先斗町で食事会に参加したくせに、「それでもまだお腹がすいてるの?」と疑問に思うのは、よく今井君を理解していない証拠である。食事会での今井君は、お話を聞いたりお話に参加したりするのに夢中。口をクチャクチャ動かして、食べ物を咀嚼したり嚥下したりするヒマはないのだ。
 その辺もハッキリ書いておく方がよさそうだが、今井君が講演会の後の食事会に極めて積極的に参加するのは、飲み食いのためではない。もう少し正直に言えば、「飲み」の方には若干興味はあるが、「食い」にはほとんど関心がない。単なる飲み食いなら、もちろん自分一人でいくらでも出来る。
 食事会の焦点は、東進担当の若い職員の皆さんのお話を聞き、どんな苦労をしているか、生徒たちの悩みにはどんなことが多いか、何か困っていることはないか、現場の声を直接聞くことにある。飲んでいても話は聞けるし、飲めば飲むほど相手は安心して話に夢中になってくれる。というか、酒が入って酔っぱらった今井君の方が、若手としても話しやすいだろうと思うのだ。
 だから、食事会の最中の今井君は、ほとんど飲んでばかりで、「食べる」は省略する。「あまり召し上がりませんね」と心配されることが多いが、「気に入らない」とか「口に合わない」の類いの奢り高ぶった理由で食べないのではないから、ぜひ安心していただきたい。
らすかる2
(ラスカル的。ナデシコのシッポ)

 以上のような理由で、食事会のあとの今井クマ蔵は、秋の盛りのツキノワグマみたいにお腹を減らしている。ひと仕事終えて、飲むものは気のすむまで飲んだけれども、食べるものは何にも食べていない。その状況でお部屋に帰って、いつもならルームサービスでカレーとサンドイッチを注文。ガオガオ吠えながら15分もかけず、マトモに噛みもせずに、ほとんど丸呑みしてしまう。
 講演会シーズンに今井が太る原因は、実はそれである。この2ヶ月間ブログにアップした写真を仔細に眺めてみれば、2月初旬の今井は、まだまだお腹も出ていない準スリムグマ。ところが、3月20日の京都グマや、明日の福井グマを見ると、おお、満腹してヨダレ垂らしながら居眠りしている、いかにもダラしない中年太りグマである。
 自分でも何となくその事情はわかっているつもり。だから今年は、食事会の最中にも、どんなに談論風発して話に夢中になりそうでも、出来るだけ努力して食べ物の咀嚼と嚥下に注意を傾注しようと思ったのだが、なかなか思うに任せない。話の方が面白いのだから仕方ない。
らすかる3
(写真が嫌いなナデシコ 1)

 最近はキャベツ&サラダ大作戦と称して、食事会の最中ひたすら野菜を噛み続けてみたりしている。おお、そりゃ牛だ。クマさん変じて、牛か水牛みたいにクチャクチャ草の反芻を続けてみたのだが、それもうまくいかない。春の講演会ラッシュはこれでホントの最終盤になるが、今年もまた「食事会の後はお腹ペコペコ」「カレーとサンドイッチの一気食い」を続けることになった。
らすかる4
(写真が嫌いなナデシコ 2)

 そういう事情もあって、今井君は宿泊先ホテルにこだわる。深夜までルームサービスが営業していないと困ってしまう。困るというか、立ち往生するのだ。「まさか、G京都みたいな一流ホテルで、ホントにルームサービスは午前0時で終わりなんですか?」と絶句。いま、日本は我慢の時。しかしそれとは話が全く違うのだ。
 3月20日夜、結局コンビニで買った炭水化物満載の食べ物で、とりあえず満腹。ますます目立ってきたお腹の出っ張りにウンザリしながら、翌朝を迎えることになった。

1E(Cd) Goldberg(v) & Lupu(p):SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 2/2
2E(Cd) James Ingram:ALWAYS YOU
3E(Cd) K.Simizu:LISZT/SONATA IN B MINOR など
4E(Cd) Solti & Chicago:BRUCKNER/SYMPHONY No.6
total m56 y174 d6139