Sat 110319 大和西大寺で講演会 余震を避け、大阪までヒコーキ移動 ポスター洪水 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 110319 大和西大寺で講演会 余震を避け、大阪までヒコーキ移動 ポスター洪水

 3月14日、奈良の大和西大寺で講演会があって、午前10時の飛行機に乗り、伊丹空港経由でまず大阪に入った。
 奈良に行くのには、本来なら東海道新幹線で京都入りし、京都から近鉄電車に乗るのが常識的。今井君だって、この非常時でなければもちろんそのルートをたどる。しかし、3月14日の段階では、まだ巨大地震の余震が相次ぎ、東京は1時間に1回ぐらいの頻度で余震に震えていた。11日には「帰宅困難者」で首都圏大パニック、その後の計画停電開始で、電車の運行に対する信頼は、揺らぎ放題に揺らいでいた。
 「果たして、新幹線で奈良にたどり着けるのか」、これは大問題である。少なくとも関西は地震の直接の恐怖の中にない。余震もなければ、計画停電もない。巨大地震本震では震度3まで揺れたけれども、14日の段階ですでにすっかり平常の生活に戻っている。
 つまり、関西の生徒たちの意識としては、予定通り東進の公開授業があるのも、今井クマ蔵が時間通りに奈良に来るのも、余りにも当然のことなのである。「地震のせいで遅刻した」または「新幹線が地震でストップしたので今井が来ない」、そういうのは、=大失態であって、決して許されることではない。
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(奈良・大和西大寺での講演会1)

 今井君は、「例え大きな余震がきても、その影響を出来るだけ受けない交通機関」を考えた。もちろん、それはヒコーキ以外に考えられない。地面が揺れても、ヒコーキどんは揺れないのだ。もちろん、降りる空港が壊れてしまったら降りられなくなるのだが、さすがにそこまで考えて神経質になるのは、その方がおかしいのだ。
 そこで、ヒコーキどんに「キミに、乗ってもいいかな?」と尋ねてみると、「乗っていいとも!!」というお答え。おお、古い、古い、古すぎる。しかしまあ、タモリ様が30年も同じことをやっていらっしゃるなら、クマ蔵が同じことを書いて叱られなければならないイワレはどこにもない。
 しかも、ここがクマどんの偉いところなので、よく耳の穴をかっぽじって聞いておくんなまし。よくよく聞いて、オニーサン、オネーサン、感動してくださいまし。感激の涙を流しておくんなましな。今井君が乗った飛行機は羽田発10時。講演開始は19時半。どうでげす。たとえ途中で交通機関に何かあっても、意地でも間に合う時間帯に出発してしまうのだ。ホントのプロは、まさにこうあるべし、講師の鑑とは、このようなクマのことをいうのである。
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(奈良・大和西大寺での講演会2)

 狭い狭いエコノミークラスの席にクマのデカイ身体をパカッと嵌め込んで1時間、酸欠というか、呼吸困難になりかけたが、まあ、何とか大阪まで我慢。ANAのエコノミーは、メンドクサイお飲物サービスを省略することになって、今井君はたいへんありがたい。たった1時間のフライトで、厚化粧のスッチーたちがいちいち乗客全員にみすぼらしい紙コップの飲み物サービスして回る必要なんか、1つもないのだ。
 ヒトというものは、ぜいたくに慣れるのだけは早い。クマ蔵も講演会のたびに、ビジネスクラスでふんぞり返っていくのにすっかり慣れてしまって、たった1時間の搭乗なのにお弁当まで出してもらえるフライトでないとイヤ。おお、いつの間にか文句タラタラ人間になってしまった。
 ビジネスクラスは、周りのオジサンたちがキライ。この間なんか、小松から羽田までの1時間足らずのうちに、タダで赤ワイン3本も飲み干してウゲウゲ唸っているオジサンがいた。JAL大阪便には「ファーストクラス」という恐るべきシロモノがあって、ありとあらゆる贅沢なサービスが1時間の搭乗に滅多矢鱈に詰め込まれているらしいのであるが、そういうのを趣味の悪い過剰と呼ぶ。うにゃ。今井君には、放っておいてもらうのが一番の贅沢である。
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(奈良・大和西大寺での講演会3)

 伊丹から奈良は遠い。伊丹空港から大阪モノレールで蛍池。蛍池から阪急に乗り換えて、梅田。梅田から地下鉄御堂筋線で淀屋橋。淀屋橋で宿泊先のANAクラウンプラザホテルにチェックイン、2時間ほど休憩してから(お風呂にはいってポッポグマになるのだ)、再び地下鉄で難波。難波から近鉄特急で大和西大寺へ。おお、長い長い道のりである。
 大和西大寺講演会、19時半スタート、21時終了。出席者130名。おお、よく集まってくれた。もちろん、地震の影響もなければ、帰宅困難や突然の停電の恐れもない。平時も平時、銭形平次な感じの講演会開催ではあるが、諸君、今の大和西大寺の状況で100名を超える参加者がビシッと大教室を埋め尽くしたのは、マコトに素晴らしいことである。
 大和西大寺駅前には昨年11月にS台がおっきな新校舎を建設。大和西大寺駅や奈良駅は当然のこと、近鉄難波駅も、上本町や鶴橋や生駒の駅も、S台のポスターで埋め尽くされている。昔の時代遅れで上品なS台は、こういうタイプのポスター大作戦はやらなかったが、おお、あっちにもこっちにも、ひたすらポスター、ポスター&ポスター。もしかして、生徒数よりポスターの枚数の方が多いんじゃないか?
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(奈良・大和西大寺での講演会4)

 30年も前から変わらない、例の「第1志望は、ゆずれない」のキャッチコピー。「このヒト、ホントに生徒役のつもりなの?」「生徒のお姉さん役?」「もしかして、叔母サン役?」という、ずいぶん老けた顔の女子。もう一人、何だかプラスチックで作った人形みたいな、コチンと不自然に固まった女子生徒ふうロボット。うにゃ、大和西大寺なんか、エスカレーターで下に降りていく間、どこまでも延々とS台ポスター。ポスター洪水である。
 その洪水にめげず、東進奈良校(奈良校だが、所在地は大和西大寺)の生徒数は減っていない。むしろ昨年同期を上回ったのだというから、あっぱれ&あっぱれである。ま、あんなに同じポスターだらけにしたら、どんなに可愛くて綺麗なタレントさんでも、さすがに飽きちゃいますね。仁科母娘、オシムさま、ポポポポーン♡と同じことですな。
 というわけで、大和西大寺の講演会もまた大成功。11日の富山、12日の平塚と同じレベルの大成功はまだまだ続いて、どうやら今井君はこの辺からすでに大震災のショックから立ち直り、元気にガオガオ雄叫びをあげはじめていたようである。帰り道も、同じ長い道中だったが、やっぱりガオガオ感覚の妙な元気に満ちあふれていた。

1E(Cd) Goldberg(v) & Lupu(p):SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 1/2
2E(Cd) Goldberg(v) & Lupu(p):SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 2/2
3E(Cd) Ono Risa:BOSSA CARIOCA
4E(Cd) James Ingram:ALWAYS YOU
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