Tue 110315 笑え笑え、どんどん笑え 笑いこそ究極の目標 笑えば、向上はついてくる | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 110315 笑え笑え、どんどん笑え 笑いこそ究極の目標 笑えば、向上はついてくる

 3月10日、大阪天王寺で講演会。前日が大阪の友人たちと久しぶりの飲み会だったので、大阪2連泊である。1泊目がキタのANAクラウンプラザホテル。2泊目がミナミのスイスホテル南海大阪。1泊目はもちろんプライベートだから、自費&自腹♨であるが、20年ぶりの友人と飲んで喋って暴れるなら、自費&自腹も全然痛くない。
 というか、こういうプライベートな宿泊の場合、今井君には「商品券」という魔法の絨毯がある。商品券は、VISAのポイントをコツコツ貯め込んで稼いだ商品券と、ANAのマイレージをこれまたコツコツ貯め込んだ商品券の2種類があって、これを巧みに組み合わせれば、大阪にプライベートで宿泊して友人たちと暴れ回るぐらいなら、自分の腹はほとんど痛まない。
再び、通天閣は元気です
(通天閣は、相変わらず元気である)

 10日、キタからミナミに移動して、スイスホテル南海大阪に移る。ここはもともと「南海サウスタワーホテル」だったところで、7~8年前に「スイスホテル」に買収され改名した。大阪ミナミでは1番の高級ホテルで、お金持ちがミナミに宿泊するとなれば、誰が何と言おうとスイスホテルである。
 代ゼミ講師だったころの今井君も、大阪南校舎に出講なら、宿泊は絶対にサウスタワーホテル。というか、学校側が最初から黙ってサウスタワーを予約してくれたのである。大阪南に出講するのは、夏期講習か直前講習だけだったし、大阪の代ゼミはあまり生徒が多くなくて、せっかく高級ホテルに5連泊しても、目の前の生徒はせいぜい100人程度。ま、それは懐かしくも苦しい思い出として封印しておいたほうがいい。
サンパツ700
(元気な大阪・新世界「サンパツ700円」。驚異的な安さである)

 その高級ホテルも、今や中国からの団体観光客と、インドからのビジネス客にすっかり占領されてしまったようである。ロビーでも、エレベーターの中でも、聞こえてくるのは中国語と韓国語、聞き慣れないインドの言葉ばかりである。キタでは状況はここまで進んでいないが、ミナミはすでにアジア新興国の天下である。
 何だか寂しくなって、日本が元気印一番手だった昭和のムンムンする匂いを求め、今井君はタクシーで通天閣に向かった。「東進の通天閣」をもって自ら任じている今井君である。昭和、それも30年代と40年代。大阪がまだ東京に負けるどころか、「東京なんて、田舎モンの集まりやろ」と負け惜しみゼロで笑い飛ばしていた時代の、元気印No.1の大阪を味わいたかったのである。
 通天閣の足許は「新世界」である。後で聞いてみると、「あのあたりは、昼間はまだ大丈夫ですが、夜9時10時を過ぎると危ないこともいろいろあります」という繁華街。昼間は観光客が主流なので、それほど危険を感じない。ヨーロッパの裏町をいろいろのし歩いたクマどんとしては、「何だ、もっとコワくなきゃ、大阪のコワさも大したことないね」という程度である。
キャベツ焼き
(大阪ミナミの「キャベツ焼き」。旨いかどうかはさておき、130円は確かに安い)

 今井クマ蔵は「夜の西麻布」だの「夜の六本木」だの、あの海老蔵どんでも殴られたり蹴とばされたりする危険地帯を、毎晩のように闊歩しているツワモノだから、この程度ならちっともコワくない。立派に真っ昼間の串カツ屋に入って、「ソース2度づけ厳禁」の串カツを「30%引きますよ」と言われてバリバリ食べた。
 いいじゃないか、いつのキャベツかわからないキャベツが、何だか茶色く萎びていたって。いいじゃないか「全品30%引きますよ」と言ったわりに、お勘定のときにちっとも値引きしてくれなくたって。いいから。いいから。最初からこんなに安いんだ。30%引いてもらう気なんか、最初からゼロなんだから。
 講演会前なので、串カツ屋に入って酒を1滴も飲めないのは寂しいが、酒代わりに店内の雰囲気を満喫することにした。入った店は「横綱」。コース料理が「小結コース」「関脇コース」「大関コース」「横綱コース」。店内はほとんどが観光客である。
 串揚げ以外に、寿司とか焼き鳥とか、まあ考えられる限りに何でもかんでも組み合わせてあって、おお、ここなら今から閉店まで8時間粘ったとしても5000円もかからない。次回、講演とは全く無関係に大阪にきて、それこそ20年ぶりの大阪の友人たちと、ここで真夜中まで泥酔してみたいものである。
キレイな会場
(天王寺の講演会場。なかなかキレイな会場だった)

 スイスホテルに帰って2時間ほど休憩し、19時から天王寺で講演会。21時終了。元は大阪外国語大学だったという立派な講演会場で、出席者140名弱。当初の出席予定は200名弱とのことだったから、60名ほどが連絡なしの欠席だった。
 うーん、まあ仕方ないか。1年80回近い講演会をしていれば、1年に1回ぐらい、こういうことも起こる。開始直前になって、天気予報でさえ予想していなかった突然の雨が降ったのだ。「雨の中、無理して駆けつけてみても、どうせ喋るのは東京のクマや。田舎モンの喋りなんか聞いても、どうせ笑えへんで。休んどこ、休んどこ」という気持ちも、今井君はよく理解できるのである。
 というより、大阪の心意気は「東京モンなんかの話を聞いて、笑えるわけないやろ」「もし間違うて笑ってしもたら、大阪人の恥やで」ぐらい強固なものであってほしい。よし、60名、よく欠席してみせた。大阪人の誇りを貫いた。立派&立派。でもね、キミたちは損したんや。「大阪人もビックリ」の爆発的に笑える奇跡的な講演会が、あの晩の天王寺で実現していたのだ。
天王寺で盛り上がる
(笑え笑え、どんどん笑え。笑うことこそ目標。笑えば向上はついてくる。大阪天王寺の講演会風景より)

 今井君の講演会は、何と言っても笑うことが目標。笑って、笑って、笑いまくって、酸欠状態になるほど笑って、気がつくと「よし、今日から生まれ変わって、死ぬほど勉強するぞ」と、男子も女子も固い握りコブシを握って、思わず会場から走って帰るほど感動しているのが、今井君の講演会である。
 よーし、笑え。笑え。笑いまくれ。笑えば笑うほど、諸君の決意はどんどん固くなる。もっと笑え。もっともっと、もっともっともっと笑え。「笑うカドには福来たる」であるが、笑う生徒には単なる合格以上の、奇跡的な幸福が訪れる。
 笑うことこそ、何よりの目標。笑いなくして幸福なし。笑いなくして復活なし。笑いこそ、復活のカギである。3月26日現在、全国の受験生諸君の顔に笑いがないのが、クマ蔵は一番心配だ。笑いの本家、笑いの元祖、大阪人もひっくり返るほどの笑いの渦を、これからもクマ蔵は全国に巻き起こしていきたい。
 諸君、6月7月、次の講演会の季節になったら、何よりもまず今井クマ蔵を呼んで、今まで経験したことのない奇跡の笑いの渦に浸ってみたまえ。日本の元気は、そこから復活するのである。

1E(Cd) Gunner Klum & Stockholm Guitar Trio:SCHUBERT LIEDER
2E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.4
3E(Cd) Blomstedt & Staatskapelle Dresden:BRUCKNER/SYMPHONY No.7
4E(Cd) Wand & Berliner:BRUCKNER/SYMPHONY No.8 1/2
total m12 y130 d6095