Sun 110306 長崎卓袱料理「浜勝」でお食事会 翌朝は「軍艦島」に上陸してみた | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 110306 長崎卓袱料理「浜勝」でお食事会 翌朝は「軍艦島」に上陸してみた

 3月6日、長崎での講演会が終了した後、スタッフの皆さんとお食事会に向かった。まだ雨が降っているが、大成功の余韻の中だから、雨もまたたいへん結構。むしろ、火照ったアタマには春の雨と冷たい風が心地よいほどである。
 お食事会は長崎卓袱(しっぽく)料理の「浜勝」。昨年7月に完全プライベートで同じ卓袱の「一力」を訪れたから、卓袱はこの1年で2回目ということになる。卓袱で気をつけなければならないのは、「たった1回でも、今井君の場合は確実に太る」ということ。とにかく「参りました」というほど次から次へ料理が出てくるから、太る&太る、卓袱1回でベルト穴が1つ広がるほどだ。
浜勝
(長崎卓袱料理「浜勝」看板)

 このところ、福岡では水炊き、熊本では馬刺にカラシ蓮根、お食事会の連続で、酒量も増えている。「増えている」などと落ち着いている場合ではなくて、爆発的増加の勢い。まさに中国インドのGDP増加と同じ勢いである。諸君。「発展著しいアジア新興国」≒「発展著しい今井の酒量」であって、もしも日本経済の凋落が寂しく感じるなら、日本経済を今井の酒量に置き換えて統計をとればよい。立ちどころに「世界2位」を奪回できることはまず間違いない。
卓袱
(「浜勝」店内)

 そういうバカバカしいことを考えてニヤニヤしているうちに、卓袱はどんどん運ばれてくる。まず女将が「おヒレをどうぞ」と声をかけ、参加した4人が一斉に「おヒレ」という名のお吸い物を口に運ぶ。「おヒレから始めれば、胃が酒から守られるので悪酔いをしない」のである。おお、旨い。「おお、旨い」という4人の叫びが交錯する。
 ところが、女将の説明がやや長過ぎて、1杯目の乾杯がなかなか出来ない。次々と運ばれる料理に、1つ1つ長々と説明がつくので、「さあ食べよう」と思っても、ものの見事にタイミングを外される。「おやおや、冷めちゃうよ」とみんなで視線を交わすのだが、いったん始まった説明は最後の1行まで絶対にヤメてもらえない。
 しかも、「終わったかな?」と思うと「で、こちらのお料理は…」とワンテンポ遅らせて説明が再開される。吉本新喜劇なら「あららら、らー!!」と叫んで、みんなで後ろにひっくり返る場面である。小皿にお箸を両手に持ってひっくり返れば、客席の観客も心の中で後ろにひっくり返る。なかなか楽しい一席である。
トルコライス
(翌日の昼食は長崎名物「トルコライス」。ANAクラウンプラザホテルにて)

 もちろん、料理自体は大いに旨かった。特に角煮まんじゅう(おなじみmac君の変換は「各二万十」であるが)は、この店の自慢の一品。女将の説明では、「普通のお店の角煮は脂ばかりで脂っぽ過ぎですが、浜勝の角煮は余計な脂を落としてサッパリと召し上がっていただけます」とのこと。
 確かに今井君も、肉というより脂を食べさせられている感覚は大嫌いであって、グルメ番組の「脂の甘みがジュワッときます」みたいなのは、背筋が凍りつきそうである。おお、浜勝、やるじゃないか。キチンと歯ごたえのあるキチンとした豚肉だ。グルメ番組担当者諸君、浜勝に学びたまえ。日本人がみんな「ジュワッとした脂の甘み」を愛しているかどうか、周囲のヒトビトに一度聞いてみた方がいい。
大浦天主堂
(翌日、大浦天主堂を訪れた)

 いつもなら2次会にも積極的に参加するのであるが、最近の今井君の酒量の増加を考えて、今夜は我慢して遠慮することにする。というより、卓袱でお腹が完全にパンパンに膨らみ、これ以上の酒や料理を受け入れる余地が残っていない。「食べ過ぎて苦しい」という「原因→結果を明示する形容詞」の出番がやってくることは滅多にないが、「ハッキリ、苦しい」「これ以上詰め込むのは明らかに胃袋への拷問」というところまできていた。
長崎にゃご
(もう一度、長崎駅前のネコ)

 翌日は朝7時に起床。おお、健康的である。健康の権化のような今井君である。起床の段階で、すでに豚の角煮はすっかり胃袋から去って、爽快この上ない目覚め。おお、「我慢」「少しは胃袋どんのことも考えてあげる」というのは、ホントに大切なのだ。
 なるほど、これが自己管理ということか。「プロなら、チャンと自己管理しなさい」とそこいら中のビジネス書に書かれているが、要するに「2次会だの3次会だの、そういうものにダラダラ参加しているようでは、ホントのプロではない」みたいなことなのだ。どうですか、ビジネス書のライター諸君。次の本のタイトルは「プロは1次会で帰りなさい」「本当のプロなら、2次会は断りなさい」にしませんか。
三菱造船長崎
(三菱造船長崎)

 長崎にいて、朝7時に起きたら、「よし、午前中は観光に費やすべし」。これもホントのプロの鉄則である。「長崎で朝起きたら観光しなさい」「観光するヒト、しないヒトの時間管理術」。おやおや、またまたビジネス書が書けそうだ。
 しかし、今井君は半年前に「グラバー園」「大浦天主堂」「出島」、みんな回ってしまっている。残っているのは「軍艦島」ぐらい。今朝は波が高くて軍艦島への船が欠航になる可能性もあったが、まあ、いっか。とりあえずホテルに荷物を預けて、長崎港に向かった。
軍艦島1
(軍艦島、遠景)

軍艦島2
(軍艦島、近景)

 今井君はCMで全国に顔が売れている。もちろんCMばかりでなくて、当然「C組」「B組」を中心に、全国に受講生が溢れるほど存在する。どこに行っても「あ、今井だ」「ゲロ、今井だ」「お、ツキノワグマだ」と、そこいら中で今井君を指差してニタニタするヒトがいて、ちょっとした騒ぎになる。
 長崎は、修学旅行のメッカであって、この時期には今井君の守備範囲に入る高校生集団が溢れている。修学旅行シーズンにクマが長崎の観光地をのし歩くのは、正直言ってたいへんだ。その点軍艦島なら、島に上陸するだけで4000円もかかるから、高校生集団に取り囲まれることはありえない。午前中の観光としては、軍艦島は最高の目的地である。
 軍艦島についての説明は、今井クマ蔵が長々と書くより、グーグるか、ヤフー知恵袋に尋ねてくれたほうがいい。強風が吹き荒れ、外海に出ると船は大揺れに揺れて、「このままでは転覆してしまう」というレベルに達したが、12時、上陸していた時間を含めて3時間のツアーは無事終了。何とか無事に帰ってきた。
軍艦島3

軍艦島4
(軍艦島風景)