Tue 110301 祝&祝!! 更新1000回達成に、祝!! 毎日10回分ずつ読んで3ヶ月 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 110301 祝&祝!! 更新1000回達成に、祝!! 毎日10回分ずつ読んで3ヶ月

 こうして、とうとうブログ更新1000回がやってきた。「1000里の道も一歩から」であり、「点滴、石を穿つ」であって、例えば受験がうまくいかなくて「捲土重来を期す」みたいな決意をしたヒトにとって、今井のブログ以上に優れた見本はなかなか存在しない。
 もちろん、現役高校生でまだ世の中の厳しさを知らず、「ボクが浪人なんかするはずがない」「ワタシが失敗なんかするはずがない」とウソぶいている諸君も、面倒な虚勢なんかは張っていないで、今日から今井クマ蔵のこの粘り強さに、人生の本質を学びたまえ。
 必要なことは、「日々努力を怠らない」それだけのことである。毎日楽しみながら1時間の努力を積み上げれば、3年経過して更新1000回の偉業ぐらい、気づかぬうちに達成してしまっているのである。うぉ。素晴らしい。
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(3年前、初めて掲載したニャゴロワのあくび。まだ5歳である)

 昨日の999回目に書いた通り、1日10題ずつ数学の問題を着実に解き続ければ、1年後には3650題を解いたたいへんな冊数のノートが、キミの机の脇に積み上がっている。その時、キミは数学モンスターであり英語マッチョであって、センター試験も東大入試もまさに「鎧袖一触」。鎧の袖が1度軽く触れただけで、相手は仰向けにひっくり返る。剣なんか抜く必要はないのだ。
 理想論を述べるようだが、「理想論の何が悪いの?」と叫ぶ権利が、今日の今井クマーニーにはあるはずだ。諸君、改めて噛みしめてみたまえ。更新1000回であるよ。それもせいぜい10行程度で写真を説明した紙芝居みたいなブログではない。Twitterでもない。うにゃ&にゃ。1回平均A4判2枚、ぎっしり文字を連ねたブログで1000回である。
 A4が1枚で文庫本2ページ程度であるから、1日で文庫本4ページ。この1000日で今井君が書き連ねた分量は、単純計算で何と文庫本4000ページになる。平均的な文庫本1冊が約250ページであるから、うぉ、うぉ、ボクは1000日で文庫本16冊を(4000÷250=16)書ききったことになる。まあ、その分量だけでも、諸君、まず素直に圧倒されたまえ。
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(これも2008年6月に掲載したニャゴロワ)

 では、この「文庫本16冊」を読者の立場としてどう扱ったらいいのだろう。特に受験生と大学生への提案であるが、「どうだろう。全編読破を目指してみたら」。1日10回分読めば、100日かけて読破できる。「もっと早く」と願うヒトは、1日30回分読めば、35日で読破できる。
 おお、これはほとんど「三国志」「モンテ・クリスト伯」「チボー家の人々」「静かなドン」「ジャン・クリストフ」「戦争と平和」に挑むような、たいへんな決意を必要とする読書である。平成生まれの若い諸君は、これらのうち「三国志」と「戦争と平和」しか知らないかもしれないが、どれもこれも昭和の学生にとって必須の教養とされた名作群ばかりである。
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(2008年6月、5歳のニャゴロワ)

 はい、はい、はい。わかりました。「それは長さだけのことだろ」「アホなんじゃね?」「失笑だ」。はい&はい。結構♡結構。確かに、匹敵するのは長さだけのことであって、質の面で比肩できるなどと考えているのではない。
 そんな。あまりに畏れ多い。畏れ多くも賢くも、相手はショーロホフさまや、トルストイ閣下や、ロマン・ロラン殿下でござるぞよ。いきなり比肩なんかしようものなら、その場でお手討ちでござる。そんなことは、この今井君が一番良く承知いたしておりまする。
 しかし諸君。少なくとも平成生まれのヒトビトにとって「チボー家」も「ドン」も「戦争と平和」でさえも、すでに余りに時代背景が違いすぎて、違和感なしには読めないシロモノになりつつあるのもまた確か。だって、題名も知らないでしょ。本屋さんに行ったって「講談社文芸文庫」とか「筑摩学芸文庫」とか、普通の人はコワくて滅多なことでは足を踏み入れない地域にしか、生存していないじゃないか。
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(2008年6月、5歳のニャゴロワとナデシコ)

 そこへいくと、今井君のブログは「予備校講師」などという、この世で一番下世話な職業に日々邁進する中年グマ。話はわかりやすいし、チャンと冗談だってダジャレだって書き連ねてくれる。昔はあまりしなかった改行だって、最近は大サービスしてあげている。
 時事ネタも満載。ジジネタも満載。誰でも読みやすくて、眠くなったときのためにネコの写真やクマの写真も満載。「どうも読書は苦手でござる」という若者のために、これほど優れた読書指南は存在しない。
 受験生の現代文修行に。現代文克服の第1歩に。大学生デビューしようとしているキミの、オトナの読書事始めに。1日10回、食後かお休み前に服用、3ヶ月。夏休み前までには
「ボクの得意科目は現代文だ」
「ワタシは今井先生のブログを1000回分一気に読んで、苦手だった現代文を克服しました」
「シューカツに一番役立ったのは、今井クマ蔵というオジサンのブログです。論文もどんどん書けるようになりましたし、上司のオジサマたちの気持ちもわかるようになりました」
と、みんな口を揃えているに違いない。

追伸:
 決意したヒトは、右の「アーカイブ」をクリック。2008年6月から順番に。上にでてくる「最初」をクリック。6月5日の記事がでる。最後まで読み切ったら、「前の記事」をクリック。6月6日の記事に変わる。そうやって、地道に1000回読み切れるヒトは、入試でもシューカツでも鎧袖一触の快進撃を続けるだろう。