Sat 110115 緊急告知:諸君、大変だ。音読だ、もっと音読だ。2月2日、調布で講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 110115 緊急告知:諸君、大変だ。音読だ、もっと音読だ。2月2日、調布で講演会

 さて、諸君。特に、若い高校生や受験生や、大学生や大学院生諸君。日本の外務大臣の英語演説をネットで発見した。クリックして、ぜひ聞いてくれたまえ。
 前原どんは、京都大学で国際法だったか国際関係論だったかを専攻した、たいへん立派なご学歴のオカタである。成績は京都大学でもトップクラスで、大学院進学→学者の道を考えた、素晴らしいオカタである。
 しかも、まだ若い。日本政界のホープ、次期首相候補1番手のヤンゴトナキおヒト。ビデオにも「His excellency ... 」と、最大限の敬称がくっついている。当然、英語のスピーチも、おそらく日本人で最高レベルのものであるに違いない。よし、恐れずに、決して恐れずに、クリックしてくれたまえ。


("Video Highlight: Seiji Maehara, Minister for Foreign Affairs of Japan", Jan 6, 2011 CSIS Center for Strategic and International Studies, http://csis.org/multimedia/video-highlight-seiji-maehara-minister-foreign-affairs-japan 又はhttp://www.youtube.com/watch?v=9OwiFlXHzMg

 おお、何とスンバラスイ。ぜひ、お手本にしてくれたまえ。または、他山の石としたまえ。そして、諸君が「今のままでいいのか、いけないのか」、それを、よぉっく、考えるキッカケにしてくれたまえ。
 いや、もっと正直に言おう。いまこそ、号泣したまえ。「このままではダメなんだ」と、天に向かってコブシを振り上げたまえ。
「もっと音読に励むべきだ」
「カンタンな方法。いちぃ、音読!!!」
「音読で日々を費やさなければ、一切は無に帰する」
「基礎の基礎(=音読)が一番コワいってこと」
「じゃ、いつやるんだ?」「今でしょう」
そう考えたヒトは、京都大学や大阪大学なんかの過去問をホジクリ返すより、今井君の授業を1つでも多く受講したまえ。その方が、どれほどキミたちの将来のためになるか、考えてみたまえ。
調布1
(2月2日、調布での講演会)

 関西の秀才諸君。ホントにこのままでいいのか、いけないのか。真剣に考えるべきときが来た。
「京大でも阪大でも、出るのは和訳ばっかりや。和訳の練習だけしていれば、それでええやろ」
「ええか。和訳は、こなれた日本語にしないと減点や。大量減点になるで。無生物主語の構文は、主語を副詞的に訳さないと、バタ臭い日本語になるで」
「やっぱり、関西の国立大学は、駿台やで」
この類いの、古くさい予備校講師の言うことをマジメに聞いて1年を過ごすと、もしかすると京大or阪大には合格できるかもしれないが、実際の英語のほうは、間違いなく取り返しのつかないアリサマになるで。
 それについては、外務大臣が身をもって見本を示してくれたで。さすが、民主党や。まさに、マニフェストや。まさに、いろいろと、献身的な具体例を示してくれるやないか。
 では、もう1度、クリックしまひょ。友人たち、先生がた、後輩たち、家族、みんなと一緒に聞いて、出来ればiPodに入れて持ち歩き、「これじゃ、まずいよな」「臥薪嘗胆」「ひたすら、音読」「いつやるんだ?」「今でしょう」を忘れないようにしたまえ。諸君、「白熱教室ブーム」どころじゃない。もっと音読に白熱しようではないか。
調布2
(調布講演会で。「不安定な人生の楽しさ」を語る今井クマ蔵)

 関西の優秀な若い諸君。今井君はちょうど大阪・堺で講演をした直後であり、6日には奈良の橿原神宮前で講演会を控えている。3月には、大阪・天王寺でも大和西大寺でも京都駅前でも講演会がある。関西の受験生諸君が、どれほど京大&阪大に信頼を置いているか、骨の髄まで知り抜いている。
 しかし、マコトに生意気ながら今井クマ蔵は、関西の超難関国立大学の英語入試問題に、ずっと疑問を述べ続けてきた。夏目漱石「こころ」を和訳させる英作文。徳川家康「人生は重き荷を負いて、長き坂を行くが如し」を和訳させる英作文。長文読解は、下線部の和訳だけ。ホントにそれでいいのか、だ。
 指導者だってそうだ。「和訳だけしか出ないから」という理由で、「出来るだけ、こなれた日本語に」ばかりシツコク繰り返す予備校講師。そういう指導がどれほど時代遅れなものか。改善の余地がどれほどあるか。
 「夢を大切にしろ」とキレイゴトを言ってるクセに「しかし、それよりもまず京大合格が第一」と冷たい現実に引き戻し、「だからやっぱり和訳だけ」と後戻りしてしまう講師がどれほどイケナイ人たちか。講演会のたびに、今井君ははそれを熱く語り続けてきた。
 しかし「京大阪大に合格さえすれば、メンドイことはどうでもいい」という、極めて保守的な意識の壁に、今井クマ蔵はいつもキビシクはねかえされてきた。けれども諸君。このままではいけないのだ。
「それでも京大か阪大にさえ合格すればいい」
「今井なんか、結局、早稲田じゃないか」。
はいはい、なるほどその通り。うーん。確かにその通り。敵前逃亡してもよかったんだけど、最後まで東大にこだわったんです。すみません。でもね。そんな議論を続けていたら、この外務大臣演説みたいな、恥ずかしい事態は決して改善しないのだ。
調布3
(ますます熱く語る、調布の今井今右衛門)

 諸君、立ち上がろう。立ち上がって、ひたすら音読に励む時が来た。確かに京大阪大合格も大切だが、日々の音読はもっともっと遥かに大切だ。「じゃ、いつやるんだ?」「今、でしょう」。しつこすぎます?
 関西のメディアの皆さん。今井に協力していただきたい。関西の高校生の意識改革に、それよりも関西の父兄の意識改革に、是非とも協力してほしい。いまさら白熱教室ブームなんか追っかけてるより、その方がずっと大切だと思うのだが、どんなもんかね。
 2月2日、調布で講演会。19時半スタート、21時半終了。出席者100名。「50名がやっと」の狭い教室に、100名の高校生が入って、ホントに立錐の余地もない。
 すぐお隣の府中/国分寺/国立/武蔵境/吉祥寺/武蔵小金井にも、ずらっと東進の校舎が並んでいる状況で、しかも高1&高2だけで、よくこんなに受講生が集まったものだ。校舎スタッフと、協力してくれた生徒諸君に大いに感謝する。