Fri 110107 1月23日、埼玉県熊谷で講演会 しゃぶり尽くせ 塾長とのラグビー談義 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 110107 1月23日、埼玉県熊谷で講演会 しゃぶり尽くせ 塾長とのラグビー談義

 1月23日、埼玉県熊谷で講演会。あれれ、その後1週間して、同じ熊谷で志田先生も講演会。志田先生は今井君なんか問題にならないほど勤勉でいらっしゃるので、1週間も後の公開授業の報告が、志田先生のブログには、もうチャンと掲載されている。さすが&SASUGAである。
 では、1週間も前に公開授業をした今井のブログはどうなっているかと見れば、ふむふむ。サッカーね。東進CMの話ね。ジンギスカン食って、オイスターバーに行って、森鴎外ね。夢連峰・大志岳に登る話と、門番と奪衣婆と、ウリボーね。「いちぃ、音読」「基礎の基礎が一番コワいってこと」の話ね。うーん、ひたすら遊んでますね。そもそもこのオヤジには、近況報告をする誠実さがあるんでしょうか? ないんです。じゃ、いつやるんだ? 今でしょう。
熊谷
(1月23日、熊谷での公開授業)

 というわけで、ついでに志田先生のブログを読んでたら、サッカーのお話の中に今井どんもチャンと登場してるじゃないですか。「得点をとる一番簡単な方法。いちぃ、PK」という登場の仕方ですが、おお、光栄の限りでございます。
 ただし、今井君は今回のアジアカップMVPを細貝にあげてほしいのだ。もちろん、本田は偉い。本田さま、本田さま、本田さまさま、さま&SAMA。本田さまには及びもないが、せめてなりたや、お殿さま。このお殿さまを「細貝さま」に代えてほしいのだ。だって「1番カンタンな方法、いちぃ、PK」だったのに、それを止められた本田さまを、後方から見事にバックアップして韓国戦を勝利に導いたのは、細貝さまだったのだ。
 諸君、「あきらめない」とは、ああいうことである。別に悲壮感をバリバリ&ゴワゴワに漂わせなくていい。「あきらめるな!!」の一言は、マスコミやアニメのフィルターをかけると、無用の悲壮感に覆われ、抜け道のない袋小路で、自決覚悟の奮戦を続けるような血まみれのイメージがあるが、それは違うのだ。
 もっとニコヤカに、「本田さん、失敗するかもしれねえな」「カッコよすぎるかんな」「つめとくか」「目立つかも」「いっちゃう&いっちゃう?」「げ。ほれ、きた!! きちゃったよ」「おいしいんじゃね?」「ファイトー♨イッパーツ」。「あきらめない」の本質は、むしろこういうガメツサである。今回、日本が突然強くなったように見えるのは、選手にガメツサが浸透したせいなのだ。
花束
(熊谷にて。花束をもらうクマ蔵くん)

 受験生諸君。いま学ぶべきは、まさにあのガメツサである。カッコわるく、どんどん稼ぎたまえ。あきらめかけていたところに、意外においしい肉が詰まっているものである。鯛のかぶと煮、鶏のもも焼き、ふぐの唐揚げ、何だってそうだ。
 「もうこのぐらい」と思って捨てかけた骨を、ふと拾い上げてひっくりかえせば、骨に絡み付いていた一番旨い肉が、温かく柔らかく微笑んでいる。ほーらほら。キミの胃袋に入りたくて&入りたくて、ホカホカ&ホクホク、湯気を立てて待っている。
まだシャベル
(花束をもらって、それでもまだしゃべるクマ蔵どん at 熊谷)

 いよいよ2月に入るが、諸君はそういう美味しいところを放置してはいけない。最後の最後までしゃぶり尽くさなければならない。前日の勉強だってそうだし、前々日の勉強だってそうだ。パパやママがやってきて「いまさらジタバタしたってダメなんじゃないか?」「寝るのも、努力のうちよ」とか余計なことを言ってジャマするだろうが、キミはニヤリとして言ってやりたまえ。
「パパ。ボクはこれから骨をしゃぶるんだ」
「ママ、唐揚げで一番おいしいのは、骨をしゃぶるときでしょ?」
「骨つきカルビは、骨が一番旨いだろ」
おお、これぞ細貝の教え。本田大明神だって、細貝に救われたじゃないか。土壇場のキミを救うのは、骨をしゃぶつくす勇気である。
 試験の現場だってそうだ。残り5分になったってそうだ。試験監督が回ってきて「残り5分です。名前や受験番号の書き漏らしがないか、確認してください」、そんなセカすようなことを言うだろう。周囲の受験生は、もうあきらめて、溜め息をついたり、貧乏ユスリをしたり、鼻水をすすったりするだろう。しかし「今こそ勝負のとき」である。キミはさらに旨い肉片を求めて、その唐揚げの骨を1回転させてみたまえ。
ポスター
(熊谷校のポスター「CMでおなじみの2人が熊谷にやってくる」。志田先生のブログから拝借いたしました)

 ほらほら、またこうやって熊谷講演会の様子を書き損ねる。Mac君の変換は「牡蠣損ねる」。おお、あの日、生牡蠣にあたって吐き気に苦しんでいた今井君を象徴するような、スンバラスイ変換だ。しかも、「すんばらすい」→「駿腹水」でござる。これだからMac君は手放せない。昔はこういうのを「一服の清涼剤」と呼んだ。
 ほらほら、今井君。チャンとしなきゃダメでしょ。1月23日、熊谷で公開授業。18時半開始、20時終了。出席者180名。この時期に高1高2だけでこの出席者数はたいへんなことである。熊谷はいつも別会場を借りずに校舎で開催するから、大教室は立錐の余地もない超満員。教室内になのに、ボードに映った今井君を見て90分過ごさなければならないヒトも十数名出て、誠に申し訳なかった。
巨大な部屋
(熊谷では「キングアンバサダーホテル」の「キングスイートルーム」に泊まる。諸君。シャレで泊まるには最高の部屋である。「チェックアウト10時」というスイートは、滅多に見つからないでござるよ。お値段は? ふっふ。「チェックアウト10時」から推測してくれたまえ。おヒマなら、グーグるもまたよし)

 21時、いつもながらの大成功に大いに気をよくして、熊谷校の皆様とお食事会。異様に寒いこの冬の中でも特に寒い1日で、最後はとうとう雨まで降り出した。生ガキにあたった直後でもあり、今井君の食欲はイマイチ。いつもに比較して酒もなかなか進まずに、校舎スタッフにご心配をおかけした。
 熊谷でのお食事会の楽しみは、熊谷の塾長先生とのラグビー談義である。早稲田サイドと慶応サイドに分かれて、熱くラグビーを語る。今回は今井の網膜剥離の話のほうが優先になるキライはあったけれども、酒が進むにつれて、「まあ網膜剥離の話はいいじゃないですか」「早慶戦は慶応のタックル勝ちでしたね」「最後は帝京に負けて、最悪でした」「外人だらけで、ああいうラグビーはちっとも面白くありませんよね」。
 おお、完全に早慶の学部生みたいになって、大声で「来季こそは」を誓い合った。そこに誰か囃し立てるヒトが一人いてくれれば、今井はアカペラで「紺碧の空」を、おそらく塾長もアカペラで「若き血」を、それぞれ心ゆくまで歌い上げただろう。しかし、そこでラストオーダー。降り出した冷たい雨の中を「うーん、あとヒト押しで歌まで行ったんですがね」という欲求不満を残しつつ、大人しくホテルに帰ったのだった。
派手な椅子
(キングスイートルームのド派手な応接セット)


1E(Cd) Harnoncourt:BEETHOVEN/OVERTURES
2E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 1/6
3E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 2/6
6D(DMv) MULHOLLAND DRIVE
total m22 y22 d5989