Mon 101206 続々・フジTV系列の取材が来たよん 放映が楽しみだ 生徒たちに感謝 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 101206 続々・フジTV系列の取材が来たよん 放映が楽しみだ 生徒たちに感謝

 こんなふうで、アンガールズによるインタビュー形式の撮影は30分程度で完了した(スミマセン、昨日の続きです)。ディレクター氏のカンペもアンガールズの質問もたいへん巧みだったので、カンペが全く見えない今井としても(カンペは今井の背後で出されていたのだ)「おお、今こんなカンペが出たな」ととっさに判断することができた。
 「10年後20年後の予備校」「10年後20年後の英語教育」について、番組としての結論はひとまず以下のようになりそうだ。
(1)家庭内におけるDVDやVODでの受講が普通になれば、おじいちゃんやおばあちゃんや弟や妹まで、大学受験の枠を超えて楽しく爆笑しながら資格試験を目指したり、互いに切磋琢磨し合ったり、一生継続できる語学学習を楽しめるようになる。
(2)それは数学でも物理でも世界史でも古典でも同じことで、お兄ちゃんお姉ちゃんの受験勉強の後ろで、小学生の弟が微分積分をマスターしてしまったり、中学生の妹が英検1級に合格したり、そういう可能性も広がるだろう。孫の受験勉強に付き合いながら、おじいちゃんが数学検定に挑戦などというのも悪くない。
マヨネーズ
(12月13日、東進赤羽校の公開授業で。鉄板ネタが15個ほど連続炸裂で、生徒たちが「もうアゴ痛いよ」「息ができないよ」と呻きはじめるころ、キメの鉄板「はい、キューピーマヨネーズ」が入る。今井自身、満面の笑みである)

 こんな明るい締めくくりになった。このあたりを起点にして、教育の10年後20年後をアンカーパースンがトークするのも楽しいことではないか。ロケ台本の表紙(昨日の記事参照)から判断すると、アンカーパースンはロンブー淳と小山薫堂の2人になりそうだ。今井君としても放送が楽しみである。
 ホントなら、今井自身がアンカーパースンのトークにも乱入して、ツベコベいろいろ話したいところであるが、まあ今回はそこまで贅沢は言わないでおくほうがいいだろう。番組の放送予定は2月下旬から3月上旬。詳しいことがわかったら、すぐにブログで緊急告知するから、「めざせ、視聴率15%」ということで、読者諸君も大いに楽しみにしていてほしい。
 インタビュー部分の撮影の後、今井君は赤羽校での講演会に入った。これは今回の取材や撮影とは全く無関係に、10月中旬にスケジュールが確定していたことである。しかし、アンガールズの2人は、わざわざ20時過ぎまで今井君の講演会を見学してくれた。ディレクターに説得されたのかもしれないし、番組をさらに充実させるために付き合ってくれたということかもしれない。
 しかし「あれだけ自分のハードルを上げてみせる自信たっぷりのオッサンが、果たしてどれだけのことが出来るのか、見届けてやろう」ということだった可能性もある。今井としては、「せいぜい10分か15分ぐらい、『熱心に授業に聞き入るアンガールズ』という絵を撮影する程度か」と予測していたのだが、その予測は嬉しい方に外れて、気がつくと60分過ぎてもクルー全員が教室に残っていた。
あたま
(mindとheadの区別について、語りまくる。この後10分間にさらに鉄板ネタ10個が連続炸裂する)

 テレビで見慣れたタレントさんが教室に入り、テレビカメラにクルーも入って、教室の生徒80名は激しく緊張している。無理もない。東進赤羽校にこの日集まった生徒たちは、ほぼ全員「今井とは初対面」。「今井って、何者?」「ちぇ、雨か。行きたくなくね?」「ちぇ、雑居ビルのワンフロア?」「やっぱり、河合とか駿台とかの方がいいんじゃね?」と仲間どうし言い合っていたであろう諸君である。
 だから、タレントさんやテレビクルーの皆さんが予想していたよりも、あの日の今井君のハードルは遥かに高かったのである。「笑っていいとも!!」の生放送を見にALTAに集まった視聴者なら、最初から1時間タップリ笑おうと、1週間も2週間も前から楽しみにしてウキウキしながら集まった人々である。彼らを最初から大爆笑の渦に巻き込むのには、何の努力もいらない。タレント自身が登場すればそれでいいので、問題はむしろセキュリティのほうである。
 お笑い番組の収録に集まった人々でも、事情は全く同じことである。「今日は、笑うぞお!!」「ナマ♨♨を目撃するぞお!!」「オレもテレビに映るかも♡」であり、前の日に久しぶりに実家に電話をかけ「お母さん、アタシの後ろ姿が映るかもしれないから、絶対ビデオ撮っといてよ」としつこいほど繰り返したはずである。「実家の母」だって、ビデオの取扱説明書と首っ引きで「うちの明日香の(樹里の/七海の/翔太の/大翔の)テレビ初出演なんだから」と頑張ったはずである。
最終版
(公開授業、最終盤。生徒たちは笑い疲れたが、講師は全然語り疲れていない。ここからまだ1時間は語り続けられる。しかし、せっかく生徒たちは「やる気満々」の状態。早く帰って、今夜から猛然と勉強してもらいたい)

 そういう状況と比較すれば、あの日の赤羽の状況が今井君にとってどれほど苦しい困難なものであったか、余りにも明らかである。ハードルの高さを想像していただきたい。
「冷たい雨の中、赤羽のウザい雑居ビルかよ」
「どうせ、塾の宣伝だ」
「よくあるパフォーマンスに、ダマされてはいけない」
「写真とか、ビデオ撮影とか、絶対されたくない」
「もし写真とかビデオとかに映って、友達に『お前、東進の公開授業に行ってただろ』とか、冷やかされたら最悪だ」
「出てくるのは、ヒゲの生えた得体の知れない丸刈りオヤジだ」
「ウゼ。短足&中年オヤジじゃん」
「ハラへった。帰りてえ」
「ネミー、カッタリー」
「寝てる? どうせ、つまんねえし」
 全員とは言わないが、初めて訪れた塾や予備校で、初めての教師の話を聞く直前の気持ちは、むしろこの方が普通だろう。今井君は、こういう生徒は全然イヤじゃないし、あんまり素直に意気込んでこられると、かえって心配になる。反感おおいに結構。反発も大いに結構。そういう反感&反発があってこそ、見込みもあるというものだ。しかも「反感100%」の教室から出発したとしても、ほぼ全員をファンにするまで、約60秒である。
 なお、その講演会自体がどんなふうに進行したかは、記事が長くなりすぎるといけないから、「明日のお楽しみ」とする。