Sun 101205 続・フジTV系列の取材が来たよん さすがのアンガールズに感謝 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sun 101205 続・フジTV系列の取材が来たよん さすがのアンガールズに感謝

 しかし(スミマセン、昨日の続きです)、タレントさんというものは実にタフな存在である。こんな冷たい雨の中、「クルマで」ではあっても、都心から40分かけて赤羽まで移動。クルマの中で打ち合わせも済ませ、東進赤羽校に到着したときには取材の趣旨を全て理解し、シロート&一般人に過ぎない今井君を相手に、イヤな顔一つしないで陽気に仕事をこなす。
 取材終了が19時、一応仕事は終わっているのに、わざわざ今井君の公開授業に60分も出席して、激しく大爆笑して帰っていった。撮影は応接室での今井に対するインタビューという形式をとったが、ディレクター氏のカンペを見ながらとは言っても、的外れな質問はほとんど皆無。よほどしっかりミーティングをこなさないと、こんなに適切にインタビューを行うことは出来ない。見事というか、感動というか、ホントに大したものである。
笑うニャゴには福来る
(笑うニャゴには福来たる)

 さすがに、最初に赤羽校に姿を現した2人は、少々疲労気味&ちょっとだけ不機嫌。「これは、塾ですね。予備校ではありませんね」という発言があって、今井君は「ありゃりゃ、ちょっと怒ってるかな?」と感じたのだった。
 一流のタレントさんとして「何で、赤羽?」という思いがあり、「何で、雑居ビル?」という思いも交錯し、「何で、赤羽の雑居ビルで夕暮れの仕事なの?」という一言をディレクター氏にぶつけたい、ちょっとムクれてみたい、そういう気持ちは、なるほど不思議ではない。
アンガールズ
(アンガールズと今井君。昨日の写真とはわずかに違う。どこが違うかおわかりか?)

 今井君は、そういう思いが懐かしい。初めて東進ハイスクールに来た6年前の夏、確か最初の公開授業は神奈川県の平塚だったが、「代ゼミ四天王」で大スター気取りだった今井君は、まさにそういう思いのまっただ中にいた。「何で、平塚?」「何で、雑居ビル?」「何で、ここで夕方から仕事?」とムクれた日々であった。
 「ここは、塾ですね、予備校ではありませんね」の一言が暗示するのは、予備校とは都心の巨大校舎で、1教室に300人も400人も詰め込まれていて、タレントさん(または講師)の入場とともに、大喝采と大歓声があがり、収拾のつかない祝祭空間になる、そういう場所だという固定観念である。あの日のアンガールズにも、6年前の今井君にも、同じ思いがあった。
台本
(12月13日、「コレが、Next!」のロケ台本)

 しかしまさに「その固定観念は崩壊している」ということこそ、今日のインタビュワーであるアンガールズに対して、案内役/今井クマ蔵が語らなければならない内容そのものなのである。超巨大教室にあふれかえった浪人生を相手に、芸人顔負けの講師がパフォーマンスを繰り返す、そういうタイプの予備校は20世紀の遺物である。それを分かってもらうのが今日の取材のポイントなのだ。
 だから、誰よりも何よりも見事なのは、今日語らなければならない内容をこの一瞬に理解し、パチンと自分のスイッチを入れた今井先生である。かっか。うぉっほ。クマ蔵は「ホンモノの今井先生」を目撃した経験が余りないが、時々鏡の中にいたりする。今井先生って、タレントさん? 
 まあ、確かに少しは緊張気味で、タマにカメラをマトモに見つめてしまったりするけれども、そのぐらいは許してあげようではないか。台本なしの取材でも、チャンと筋書き通り、堂々とタレントさんと渡り合えるのは、さすがモト電通どんであるよ。
寝たふり
(寝たフリでもしなければ、笑いすぎて疲れちゃう)

 その今井先生の中でも特に驚いたのは、その強気ぶりである。今をときめくアンガールズを相手に、一歩もひく気配がない。
「今井の授業は、面白いですよお」
「爆笑しすぎて、死にそうになる生徒が普通です」
「今井の授業を受ける生徒には、タオルが手渡される校舎もあります。笑いすぎて隣のブースの生徒に迷惑がかかりますから」
「それも、原稿一切なしですよ。お笑いネタでなく、英文法の説明で抱腹絶倒になるんです」
 こういう発言を繰り返して、ほとんどアンガールズを長髪、おっと挑発せんばかりである。中でも「鉄板ネタが625個ありましてね」という発言あたりから、「こりゃ、どうも、シロートではなさそうだ」という表情が2人の顔に浮かび始めた。だって、ウソではない。実際に「スベらない鉄板ネタが625ある」のだ。
「ホントに、スベらないんですか。実はスベりまくりじゃないんですか? スベっているのに気づかないでいるだけじゃないんですか?」
こうツッコミが入ってきたが、
「では、実際に授業をご覧ください。私がスベるなんてことは、決してありません。10年前のシロート時代には、いくらかスベることもありましたが、さすがにもうベテランですから。大爆笑が60秒に1回。それに小ネタでの中爆笑が30秒に1回。タレントさんにもそんなにカンタンに負けるとは思いません」
である。おお、高飛車である。おお、自信満々である。おお、傲慢不遜である。

1E(Cd) Philip Cave:CONONATION OF THE FIRST ELIZABETH
2E(Cd) Rachel Podger:TELEMANN/12 FANTASIES FOR SOLO VIOLON
3E(Cd) Sirinu:STUART AGE MUSIC
4E(Cd) Rampal:VIVALDI/THE FLUTE CONCERTOS 1/2
total m23 y1766 d5865