Mon 101018 身辺雑記+マドリード紀行開始 首締め強盗情報 おっかなびっくりで | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 101018 身辺雑記+マドリード紀行開始 首締め強盗情報 おっかなびっくりで

 中欧東欧紀行が昨日終了したばかりではあるが、これから早速マドリード滞在記を書こうと思う。「旅行記は興味がない、予備校講師の身辺雑記だけを読みたい」という需要のほうが、圧倒的とは言わないまでも多数派を形成していることはよくわかっている。しかし何度も断るように、これはあくまで今井君の日記であって、今井君の生活の中では、他の予備校講師との飲み会とか仲良し関係とかよりも、ヨーロッパ旅行の方が比重はずっと大きいのである。
 11月と12月は、講演会ラッシュがいったん収まる。ここから先は6日に水戸、11日がお茶の水、14日が静岡、16日が国立、20日が船橋。12月に入っても、5日が岐阜、11日が佐賀、13日が赤羽、14が北習志野。おお、ケッコ、ヒマなんじゃネ? 2月3月の講演会ラッシュまでいったん生活が沈静化するから、このスキを利用して2008年11月のマドリード紀行と、2008年12月のロンドン紀行を一気に書き上げてしまおうと思う。
スーパーで買い物
(旅先では、まずスーパーマーケットで食料を確保する。マドリードでは、「コルテ・イングレス」。水4リットルと、オリーブ種抜き瓶入りと、ビアと、スナック菓子を買う。)

 もちろん、安心してくれたまえ。講演会や公開授業があるたびに、その様子をいつでも詳しくお伝えすることは約束する。4~5日に1回は公開授業があるわけだから、これから2ヶ月も3ヶ月もぶっ続けで旅行記ばかり書くつもりはない。もちろん、昔の友人や今の友人や予備校講師たちとの会合があれば、迷惑が絶対にかからない程度でそういう身辺雑記も書き加える。
 だから「身辺雑記以外、興味は全くネーゼ」という諸君にも、充分に満足してもらえる記事が頻繁に登場することは間違いない。どんどんアクセスしてくれたまえ。街で誰か昔の生徒に声をかけられた場合でも、そういうことを書くのは今井君の得意技なので、それももちろん記録していくつもりだ。
マドリードの街路樹
(11月上旬のマドリード。街路樹の緑が美しい)

 諸君のほうでも、特に東京&首都圏在住の諸君、真っ昼間の街なかをウロウロしているクマを発見したり、夜の街を徘徊しているウワバミと遭遇したり、そういうときには遠慮なく声をかけてくれたまえ。声をかけてくれさえすればいろいろ楽しい会話が期待できるのに、向こうの方でニヤニヤしているだけだったり、目を剥いてビックリしているだけだったり、仲間どうしでこっちを指差してヒソヒソやっているだけだったり、そういう超日本人的反応は、もうヤメにしたまえ。
 今日は11月6日であるが、マドリードに出発したのは、まさに2年前の今日である。ルフトハンザと共同運行のANA便でフランクフルトに飛び、そこからSPANAIR(スパンエアー)に乗り換えてマドリードに向かった。おお、ホントに日付がピタリと一致する。間違いなく、出発は2年前の今日だったのだ。
コロン広場
(マドリード、コロン広場のコロンブス)

 この旅行の目的地は、もともとマドリードではなくて、チューリヒを中心とする晩秋のスイスであった。2年前、アリタリア航空のマイルが13万マイルも貯まり、しかも「翌年からマイルプログラムが一新されます。今年のうちにマイルを使わないと、今までのマイルは全て消滅します」という恐るべき通知が、アリタリアから一方的に送られてきた。
 「仕方がない、ミラノ-東京間はアリタリアのマイルを使って往復。ミラノからは電車でアルプスを超えてスイスに入ろう」というオリジナル計画が出来たのが2008年6月頃。ところが、その直後アリタリアの経営状況悪化が深刻になり、「いつ飛行機が全面欠航なっても不思議はない」「全面ストライキがいつ始まってもおかしくない」という切迫した状況が報道され、臆病な今井君はさっさと旅行先をマドリードに変更した。13万マイルは、こうして消滅した。アリタリアなんか、2度と乗りたくない。
タクシー
(治安情報では「近寄ってはいけない」はずだったコロン広場。赤い斜めのラインのあるのがマドリードのタクシー)

 もっとも、マドリードの治安についても、2008年のガイドブックには余りにも恐ろしい情報が満載されていた。「日本人だけを専門に襲う首締め強盗がマドリードに出没している」「韓国人と中国人は襲われないが、日本人と見ぬかれると襲撃してくる」「コロン広場の地下バス乗り場とレティーロ公園は特に注意、昼までも近づかない方が無難」というのである。
 この危険情報は、ガイドブック執筆者によるものばかりではなかった。読者からの投稿でも、とか「クチコミ情報」でも、「首締め強盗にあって、パスポートとクレジットカードを奪われた」「グランヴィアの裏で右手をナイフでザックリ切られた」「今、マドリードがヨーロッパで一番危険なんじゃないか」その他、「マドリードなんかにノコノコ出かけるのはヤメといた方が賢明」としか考えられない情報がジャブジャブ溢れていた。
ルベンダリオ
(ホテル近くの地下鉄ルベン・ダリオ駅)

 首締め強盗というのは、5~6人の集団で背後から近づき、羽交い締めのように首を絞め、気絶させて金品を奪っていく、まさに力ずく、情け容赦は一切ない強盗。日本人だけが集中的に狙われているというのだから、中国語か韓国語でも大声で話していなければ危険。今井君はまだまだ社会で大活躍してみたい年頃だから、マドリードなんかで首締め強盗に殺されてしまうのは絶対にイヤである。
 そういうわけで、マドリードに降り立った今井君は、これ以上ないほどの超オッカナビックリであった。ちょっと飛行機が遅れて、マドリードのバラハス空港に到着したのが22時。この空港がまた薄暗くて、超オッカナビックリに拍車がかかる。超々クマどんである。大急ぎで荷物をピックアップして、大慌てでタクシーに乗り込んで、大慌てでホテルにチェックインした。22時半。地下鉄のグレゴリオ・マラニョーン駅とルベン・ダリオ駅の中間あたり、インターコンチネンタルホテルである。

1E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 11/18
2E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 12/18
3E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 13/18
6D(DMv) IN COLD BLOOD
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