Thu 100923 クマの親子が哀れでならない 25年前のキンチョールがついにカラッポに | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 100923 クマの親子が哀れでならない 25年前のキンチョールがついにカラッポに

 一昨日からすっかり日常に戻って、やりかけになっていたいろいろな勉強を再開し、読みかけになっていたいろいろな本も再び読み始めた。4ヶ月近く放置していた本を、最初から読み直すのか、4ヶ月前の記憶に頼って読み継ぐか、大いに迷うところである。
 500ページもある分厚い本の120ページまで読み進めて、そのまま放置してあった。4ヶ月前の記憶には曖昧なところもあって、だから「最初に戻ってもう1回」も大いに誘惑的ではある。しかし、120ページ分、しかも英語である。「もう1度最初から」をやれば、午前中丸々一杯(何故か今井どんのmacは「1π」と変換したのだが)かかるだろう。
 躊躇していると、躊躇そのものに午前中丸々1πかかってしまった。つくづく&しみじみ、丸っきり無駄な午前中であった。πに「丸(=円)っきり」「丸(=円)々一杯」を引っ掛けたことに気づかないアナタは、つくづく健全な脳の持ち主である。そして今井君は「おお、わがmacは『丸々』の『丸(=円)』からπを導きだしたのだ」と気づき、その賢さに感動、感動に震えることになる。
うさぎえくぼ
付箋「うさぎえくぼ」が可愛い
(Incognito 「POSITIVITY」のジャケットとともに)

 くだらないことをツベコベ言っているヒマがあったら、予備校講師の身辺雑記でも書いた方がよさそうだが、そんなことより福島のツキノワグマさんが哀れでならない。コグマ2頭を連れた親グマ、おそらく母グマである。吐く息がヘッドライトに照らされて白く映る。西会津の夜は寒くて、お腹がすいて、「お腹がすいたよお」とコグマに泣かれて、それなら「柿の実を食べにいきましょう」ということになったのだ。広島の空港フェスティバルのせいで「牡蠣の実」を食べられなかった今井グマとは、同じ空腹でも空腹の質が違う。
 クルマに突進して人間を威嚇する親グマの気持ちも、その後を追いかけてはしゃぐコグマ2頭の丸い耳も、哀れでならない。まして、西会津である。8月下旬の只見線紀行で訪れたばかりの土地で、クマたちが餓えて人里に降りてくる。哀れすぎて、とても人ごととは思えないし、クマごととも思えない。
ペリカン
(とうとう使い切った万年筆用インクPelikan4001)

 だから今井君はモノを無駄に使わない。クマさんたちがあんなに餓えているのに、モノを粗末に使うことは出来ない。服でも靴でも、破れてしまって「これはもう使用にたえない」と判断するまでは決して捨てないし、すでに何度かブログに掲載したように、捨てる直前には必ず写真を撮ってブログに残しておく。ネクタイでもワイシャツでも同じことである。
 今回「久しぶりに日常に帰って」から、長年使ってきたものが続けざまに空っぽになった。まずキンチョール。この古色蒼然とした殺虫剤は、もしも記憶違いでなければ、松和荘で過ごした時代から、約25年を今井君とともに過ごした古ツワモノである(松和荘での生活については2009年05月後半の記事参照)。あれれ、それにしてはKINCHOのロゴが新しい感じですね、記憶違いか? しかし、もし記憶違いだったとしても、少なくとも15年前からはいつも手許にあったはずだ。
キンチョール
(ついに使い切ったキンチョール)

 北松戸の松和荘を皮切りに、松戸駅前の「セザール松戸」301号室→→新松戸の「テラスエルム」4号室→→南浦和の「サンライズハイツ」301号室(macちゃんの反応は「サンライズはいつ?」と遠い夜明けを待望するものであった)→→春日部の「ライフピア第3」301号室(何で301号室ばっかりなんだ)→→「らきすた」の聖地であるらしい埼玉県鷲宮の「鷲宮ウェストハイツ」→→世田谷区代沢4丁目→→渋谷区代々木上原と、今井君のバカバカしい人生を陰でじっと支えてきたのが、このキンチョールどんである。
 そもそも、殺虫剤を最後まで使い切るなどというのは、滅多にあることではない。25年も経過すれば、殺虫剤だってどんどん進化して、性能もよければ環境にも優しいニュータイプが次々と発売される。キンチョールどんの中身だって、四半世紀の間に賞味期限(とはいわないだろうが)はとうに過ぎて、殺虫力もすこぶる弱くなっていた。
シェイブ
(これも「ついに使い切った」Schick Shaveguard敏感肌用)

 今井君の書斎にハエやゴキブリはいないけれども、蚊とクモがたまにコンニチハを言いにやってくる。クモさんは悪い虫を食べてくれるから、こちらからもコンニチハを言って放置する。しかし蚊はそうもいかないだろう。今井君はムヒのヒヤッとする感触が大好きだから、今でも「虫さされには断然ムヒ」だが、だからといって蚊に刺されてムヒを塗るのを心待ちにしている訳ではない。
 そこでご老体=25年前のキンチョールどんの出番になる。ところが、さすがご老体だから蚊でさえ簡単には殺せない。モスキート君にだって意地があって、よれよれのキンチョールじいちゃんに杖でたたかれたぐらいでコロリと死ぬわけにはいかないのである。モスキートちゃんは催眠術にかかった程度でフラフラ床に落ち、ところがいつまでも死なずに足をゆらゆらさせている。そこにクマどんが登場。トイレットペーパーで包んで三途の川に送る。おお、見事な連係プレーである。
 そのキンチョールどんが、昨日ついにカラッポになった。何故か時を同じくして空っぽになった「Schick Shaveguard敏感肌用」とペリカンの万年筆用インクPelikan 4001については、本日は写真のみの掲載とし、詳しい故事来歴は明日の記事で書くことにする。

1E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE 1/2
2E(Cd) Solti & Wien:WAGNER/DIE WALKÜRE 2/2
3E(Cd) Maceo Parker:SOUTHERN EXPOSURE
4E(Cd) Sinitta:TOY BOY
5E(Cd) Sheila E.:SEX CYMBAL
6E(Cd) Sheila E.:SHEILA E.
total m104 y1544 d5643