Mon 100920 10月16日広島で講演会 あらかじめ色紙50枚にサイン 一目で見抜く眼力 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 100920 10月16日広島で講演会 あらかじめ色紙50枚にサイン 一目で見抜く眼力

 10月16日、講演会で広島に来た。広島には9月25日にも来ているから、あれからまだ20日しか経過していない。何だかあっという間の20日だった。広島の街を歩いていると、何だか昨日もここにいたような錯覚がある。
 広島空港は広島市内から言語道断に遠い。タクシーに乗れば、高速代をプラスして15000円もかかる。空港高速バスというのもあるが、バスターミナル行きは30分に1本しかない。今回は節約してバスを利用した。このバスが50分もかかって、やっと紙屋町のバスターミナルに到着する。定刻で運転して50分なので、渋滞にでも巻き込まれたら、たいへんな目にあいそうだ。
広島1
(大盛況だった広島講演会 1)

 今回は広島全日空ホテルに宿泊。正式名称ANAクラウンプラザホテルである。どういういきさつでこういう面倒な名称に変わったのか知らないけれども、そのANAナントカぷるぷるホテルは、今日は結婚式ラッシュらしくて、ロビーもエレベーターも大混雑である。
 ホテルのエレベーターに乗るのに、列に並んで5分も待たされたのは初めてであるが、ロビーの人々はどの顔もみんな華やいでいて、大いに御目出度い。会う人会う人が「本日はお目出度うございます」とニコヤカに挨拶する。おお、たいへん御目出度い。本日はお日柄もよろしく、ホントにホントに御目出度い。
 さすが、温厚おじさま、さすがニュー今井。さすが温和な紳士のニコヤカ・スイッチであって、こんなに御目出度いお日柄のよろしい日に、エレベーター係の手際の悪さなんかでいちいち噴火/憤激/熱誠指導は不似合いである。おお、昔の刺々しいウワバミくまさんの姿は、もうどこにもない。
 講演会は18時半開始だが、ANAナントカプルプルホテルにチェックインしたのは13時である。7時半過ぎに代々木上原を出て、羽田発10時の飛行機で広島に着いたのだ。「何でそんなに早い便で?」と驚くのはシロートの証拠。大切な時間を割いて今井の講演会に出席しようという高校生が300人も集まっているのだ。「新幹線の運転見合わせ」「天候調査の結果、欠航」みたいなことで危機に陥ることがないように、用心深い今井どんはいつも予定より早めに現地入りする。
風景
(ANAナントカぷるぷるホテル20階からの眺め。遠くに瀬戸内海、右が太田川。手前を左右に走るのが平和大通り。原爆ドームはNHKビルの陰に隠れて見えなかった)

 ホテルの部屋で3時間たっぷり仕事をしたあと、16時半からホテル内のコーヒーショップでスタッフと打ち合わせ。打ち合わせをしながら色紙50枚にサインする。60枚だったかもしれない。サインは「宇宙制服。」が30枚、残りは「鎧袖一触」である。
「公開授業の後はサイン会なんかに列を作っているようではならない。走って帰って、今夜からすぐに猛勉強すべきだ」
「講師と雑談しているヒマがあったら、読解のテキスト3ページ音読するなり、数学の基礎問題10題解くなり、時間の有効な活用法はいくらでもあるはずだ」
というスタンスだから、サインはあらかじめこうやって書いておくことが多い。
 使い方は校舎サイドにお任せである。「抽選で50名の生徒に当たる」という校舎もあるし、「今井先生のサインは、次の模試での成績上位者50名が獲得する」「いや、成績伸び率トップの50名に」など、使い方は様々である。本当なら、サインは色紙より著書のほうが生徒のためになると思うのだが、まあ、あまりうるさいことは言わないでおく。
広島2
(大盛況だった広島講演会 2)

 会場は広島YMCAホール。ここは3年ぶりである。3年前、まだサイン会をやっていたころ、このホールでサインの列に並んだ生徒に「あなたは、優秀なヒトでしょう?」と尋ねたことがあった。もちろん初対面ではあったが、表情に緊迫感があって、予備校講師ならおそらく誰でも感じる優秀な生徒のオーラがあったのである。
 今日そのときのことが話題になって、その後彼女は見事に東京大学文科Ⅲ類に現役合格したのだそうである。「初対面なのに一瞬で見抜くなんて、さすが今井先生ですね」ということだった。はっは。我ながら大したものである。かっか。
語るクマ
(広島で語りまくるクマどん)

 講演会開始18時半。終了20時10分。出席者約300名。この300名は純粋に高1と高2の生徒だけである。高3生は1人も入れていない。この時期の高3は、今井の講演会なんか聞いているヒマがあったら1問でも多くの問題を解くべきなのだ。「部活の大会の直後で」「修学旅行からさっき帰ってきたばかりで」という遅刻者が20名ほどいたが、最終的には300名収容のホールがほぼ満員になった。この時期、高1高2だけで300名集めきるというのは、たいへんなことである。スタッフの皆さんの努力に感謝する。
 延長はしない主義なのに、先週の新潟県高田といい、今週の広島といい、10分近い延長が続いているのは、どちらも生徒たちの反応が余りにいいからである。「90秒に1度の大爆笑+頻繁な中爆笑&小爆笑」は、先週の高田とほぼ同じだからこれ以上の説明は省くけれども、演壇で話していると、その頻度は「90秒どころか60秒ぐらいに1回なんじゃないか」という、恐るべき楽しさであった。
 終了後、スタッフの皆さんと広島の繁華街に出て、まず中華料理で祝賀会。お腹がいっぱいになったところで、さらにもっと楽しい場所に移動して、深夜まで祝賀会が続いた。おお、毎週こんなに楽しくて何だか申し訳ないが、これをきっかけに広島の受講生がまたどんどん増加してくれることを期待する。

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