Sat 100918 キレキレ・コレクション 勘違い迷惑オヤジと自覚しつつ 柳腰なんかダメだ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 100918 キレキレ・コレクション 勘違い迷惑オヤジと自覚しつつ 柳腰なんかダメだ

 もちろん、教師とか講師とかいう職業のヒトが、みんな今井君と同じ迷惑千万な熱誠指導タイプとは思えない(スミマセン、昨日の続きです)。もっとずっと控えめで、教室以外の場所では蚊の鳴くような声しか出さない紳士というか、常識的レイディーズ&ジェントルメンがほとんどだろうと思う。
 今井君のように教室の中でも外でも変わらぬ熱誠指導を展開するのは、おそらく例外的な勘違い、この世に類を見ない&未だかつてない迷惑オヤジなのかもしれない。しかしやはり許せないものは許せないので、この10年間、周囲が懸命に止めるのも聞かずに「キレキレ人生」「Switch on!! Let’s go!!」を継続してきた。
熟慮するニャゴ
(熟慮を重ねるニャゴロワ)

 代々木上原でゴミをポイ捨てしていた男子中学生の集団には(10人近くいただろうか)、マックのコーラの半分残った紙コップを路上にポイ捨てすることが、どれほどイケナイことかを激しく説いた上で、ゴミをキチンと捨てさせた。「身の危険」とか「もし逆ギレされたら」とか、そういうことを考えるような弱虫ではない。
 夜11時、駅前を不法占拠してダンス練習に励んでいた15人ほどの集団には、通行人の迷惑を考えるようにを説き、直ちに撤収を求めた。すると「テメエに何の権限があるんだよ?」「うっせぐね?」「警察、呼べばいいじゃん」「呼べるんだったら、呼んでみろよ」「呼んでみろ&呼んでみろ」と罵声を浴びたので、もちろんwithout hesitationで警察を呼んで、キチンと対処をお願いした。
 こういうのは、やはりどうしても父親の血を引いているのだ。今井君が小学3年生の時、電車を待っていた人々の列に割り込もうとした高校生男子4~5名を、「ダメだ!!」の一言とともに片腕で薙ぎ倒してしまった今井三千雄(父)の姿が、マブタから離れない。ダメなものはダメなのだ。弱腰はダメだが、柳腰はもっとダメだ。
 ただし、「片腕で薙ぎ倒す」という暴力については、今井君は否定しておく。今井君は説得→指導→激烈な指導というラインを堅守する。ついでに、迫力では誰にも負けない自信があるが、腕力とか暴力という話になれば誰にも勝てない自信しかない。
ニャゴとなで
(大きな白雲と小さな黒雲)

 東海道新幹線のグリーン車は、8号車ばかり混雑していて、9号車はいつもガラガラである。成田エクスプレスは、同じ車両の半分が満員で、残り半分は誰も乗っていない。近鉄京都線も、満員の車両がある一方で、誰一人客のいない車両もある。こういうのは予約システムに問題があって、誰かKUSO-MAJIMEな人が、端っこから几帳面に座席を埋めていくから、こんなアンバランスになる。予約システムさえ変更すれば、乗客はもっと快適に過ごせるはずだ。そのことを指摘し続けて15年近くなる。
 しかしそのたびにJR担当職員は「ハイ、わかりました。上に言っときます」で済ませようとする。「ネグって、嵐の過ぎるのを待とう」タイプの対応である。もちろん今井君は即座に「『上』とはどんな役職の人のことで、いつまでに、どんな形で、誰から回答をもらえるのですか?」と尋ねる。JRが日本を代表する超一流企業と信じているからこそである。
 ところがJRの回答は「組織図はHPに出ているから、それを見てほしい。誰からいつまでにどんな形で回答が出るか、そういう具体的なことは申し上げられない」の一点張りである。まず間違いなく「上に言っ」てなどいないのだし、万が一こういう乗客のうるさい苦情について「上に言った」りすれば、面倒くさがりやの上司に大目玉を食らうのである。
2匹
(遠くの白雲は小さく見える)

 昔の東海道新幹線には、新横浜に停車しない「のぞみ」があった。名古屋の次は、いきなり品川である。そのグリーン車に名古屋から乗った。いつもの通り9号車はガラガラ。3名か4名の乗客しかいない。チケットは8号車だったが、そちらはほぼ満席状態。いつもとおんなじだ。9号車の適当な空席を選んでドッカと腰を下ろした。
 午後9時すぎでもあり、授業5コマこなした後で、もうヘトヘトである。名古屋駅で買った弁当を広げ、酒にビールにおつまみに、この日の終わりを飾る一人宴会に取りかかった。冷たいビールを喉を鳴らしながらグビグビやる、まさに至福の瞬間である。ところが、その瞬間を狙ったかのように「グリーンアテンダント」の女性がやってきて、「切符を拝見いたします」。それだけでも勘弁してほしいのに、アテンダントは切符を見て即座に顔を曇らせ、「お客様のお席は8号車でございます。この席の正式なお客さまがいらっしゃったら、席をどいてくださいますようお願いします」ときた。
 おいおい、次に停車するのは品川だ。品川から東京まで、たった6分だか8分だかのために、わざわざグリーン料金を払ってグリーン車に乗り、しかもこれほどガラガラのグリーン車の中で、奇跡的にも今井君の座っている席のチケットをもっていて、さらに「ここはボクの席ですからどいてください」と意地を張るような客が存在するというのか。それを尋ねると、あまりにも平然と
「ハイ、よくいらっしゃるんです」
と答えた。おお、こんな大嘘をついてまで、疲れたオジサンを虐めなきゃいけないの? 正しい乗務とは何か、優しさとは何か、どうしても彼女にしっかり理解させたくなって、今井君は車掌さんを呼んでもらい、3人でじっくり話し合ったものである。話し合いは浜松を過ぎてもなお続いていた。

1E(Rc) Ewerhardt & Collegium Aureum:HÄNDEL/オルガン協奏曲
2E(Rc) チューリッヒ・リチェルカーレ:中世・ルネサンスの舞曲集
3E(Rc) Collegium Aureum:MOZART/EINE KLEINE NACHTMUSIK & SYMPHONY No.40
4E(Rc) Rubinstein:THE CHOPIN I LOVE
7D(DMv) THE STRAIGHT STORY
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