Thu 100909 お茶の水で生授業 ハラデー/ファラデー/半腹出ー 渋谷駅西口講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 100909 お茶の水で生授業 ハラデー/ファラデー/半腹出ー 渋谷駅西口講演会

 10月7日、朝8時半に代々木上原を出て、東進お茶の水校舎に向かう。「朝日の中を颯爽と勤務先に向かう」などというのは久しぶりである。何しろ吉祥寺スタジオでの授業収録はいつも午後1時からだから、自宅から駅に向かうのは、すっかり緊張感の緩んだランチの客をかきわけながらがほとんど。講演会や公開授業は18時からと19時からが多いから、出勤はもっともっと遅くなって、完全に「夜のお仕事」の様相を呈する。「あのダンナ、仕事は何なんだ?」という近所の人の訝しげな顔に出会うのも、ムベなるかなである。
 お茶の水での授業は東進の浪人生向けで、9時半開始、11時半終了。あまり長くない読解問題をしっかりキチンと2問解説して、「赤本ショック(Tue 100824参照)」のせいでちょっと表情が固くなりがちな浪人生を支援する。既に9月21日に1回授業を受けたメンバーだから、今井どんのペースにもすっかり慣れている。いろいろ楽しい話も交えて、2時間はあっという間に過ぎた。
 11月初旬にもう1度同じメンバーを相手に授業があるから、そこでは彼ら彼女らが第1志望と考えているレベルの大学の問題を使用して「せっぱつまった場合の対処法」を話す予定。昔から受験生というものは、試験会場で必ずせっぱつまるのである。長文読解が丸々1問残っているのに、残った時間は15分しかない。残り時間8分とか5分などということだってある。そのとき、そのせっぱつまった状況をどう打開するか、である。
 野球の守備練習だって「ランナーなし」ばかり想定しているから強くなれないので、「ワンアウト1塁3塁」「ノーアウト2塁3塁」をたくさん練習してはじめて実戦力がつく。特に浪人生の10月11月は、すでに精神的にはもう十分にせっぱつまっていて、9回裏満塁でサヨナラ負け寸前の浮き足立った気分なのである。そこをどう打開するか、11月の授業ではそれを話そうと思う。
ハラデー
(ハラデー投手のノーヒッターを伝える朝日新聞夕刊)

 自宅に帰って夕刊を眺めていると「ハラデー、無安打無得点達成」の見出しが踊っている。だって、諸君、ハラデーであるよ。さすがメジャーリーグだけあって、選手の名前も奇想天外だ。今井君の時代から、中学生の必読書はファラデーの「ロウソクの科学」。ハラデーからまず今井君が連想したのはそのファラデーである。
 今井君は中2の時に読んだけれども、この世の中には、驚くほど早熟のヒトや、意地でも早熟だったことにしたいヒトはいるもので、「ああ、『ロウソクの科学』なら、小4で読んだ」「いや、私は小3だった」「オレなんか幼稚園のころだねえ」とか、「何だ、今井は案外遅かったんだなあ」と驚かれたりしたものである。
ファラデー
(今井君が中2の頃のファラデー「ロウソクの科学」角川文庫)

 ハラデーからファラデーに連想がつながれば、次に登場するのはもちろん「腹出ー」であって、男子も40歳を過ぎれば、腹出ーの気にならないヒトは多くない。どこに講演会に出かけても、講演会の後にお食事会が続けば話題の中心はいつの間にか「腹出ー」。またはまだ30代の前半なのに意外にも相当な「腹出ー」になってしまった若手職員を、みんなでイジッて遊ぶのが飲み会の定番である。
 ウワバミ君はビールが大好きなので、毎年夏の盛りは相当な腹出ーである。4~5年前、あまりの腹出ーぶりが気になって、薬局でこっそり「ナイシトール」を購入、半年にわたってナイシトールに相当額を投資し、出ていた腹をムリヤリ引っ込めようとしたことがあった。その努力はまあ功を奏した(元になった故事からして、正確には「効を奏する」なはずだが、どうも「効」派は旗色が悪いようである)のであったが、その後1年して結局モトに戻ってしまった。
 今年の5月、リスボンから帰ったばかりのクマどんは体重84kg。身長から考えてこの腹出ーぶりは非常識だとも思っていた。帰国のその日に時差ボケの真っただ中で居眠りしながら「ためしてガッテン」の「測るだけダイエット特集」をみて(時差ボケの真っただ中でなければ見なかったと思うが)、翌日から早速実践。いま記録を振り返ってみると、着実に1か月に1kgずつ体重は減って、おお、見よ、10年前に買ったスーツも難なく着られるし、ベルト穴もキチンと2つ縮まったのである。
半腹
(渋谷駅西口講演会での半腹出ー)

 10月8日、まだ多少は「腹出ー君」ではあるが、この3年間着られなかったグレーのスーツに袖を通して渋谷に向かい、19時から渋谷駅西口校で講演会。高1高2対象、出席者70名。渋谷区内、しかも青山/渋谷/代官山あたりに住んでいる超都会派の高校生が中心の、ホントに都会派の公開授業である。
 こんなオシャレな高校生たちを前に「半腹出ーどん」なんかが小難しいお説教しても何にもならないから、いつものように大爆笑を90分連続させることに専念。あまりの爆笑の連続に、身体を90度に折り曲げて笑いに耐える生徒が続出。そこいら中から「腹、痛え」「アゴ、痛え」の悲鳴が起こる理想の状況を実現した。
盛り上がる半腹1

盛り上がる半腹2
(渋谷講演会終盤、限りなく盛り上がる半腹出どん。なお、手前に写っている男子の真っ赤な頭は、体育祭の演出のために真っ赤になっているだけであって、紅葉の季節とは無関係である)

 うーん、半腹出ーどん、マコトに天晴であって、急逝した大沢啓二親分の冥福を祈りつつ、ノーヒッター達成のハラデーとともに「あっぱれ!!」と豪快に褒めてもらいたくなる一夜であった。予定通り延長なしで、21時終了。
 帰宅してテレビのニュースを見ると、サッカー日本代表の「アルゼンチンに歴史的勝利」を伝えている。これもまた間違いなく「あっぱれ」。しかもこの天晴な試合の中で、今井君のCMが再び放送されたのである。これまた大いにあっぱれ。とにかくどんどんCMには出してほしいし、出ているCMはどんどん流れてほしい。ただし、CMの今井君はまだ腹出ー君だった頃の今井君。その体型はあまりあっぱれとは言えない。そこだけがマコトに残念なのである。

1E(Cd) Akiko Suwanai:DVOŘÁK, JANÁĈEK, and BRAHMS
2E(Cd) Mascagni & Teatro alla Scala di Milano:
MASCAGNI/CAVALLERIA RUSTICANA
3E(Cd) Molajoli & Teatro alla Scala di Milano:
LEONCAVALLO/I PAGLIACCI
4E(Cd) Solti & Chicago:HÄNDEL/MESSIAH 1/2
5E(Cd) Solti & Chicago:HÄNDEL/MESSIAH 2/2
total m16 y1456 d5555