Fri 100903 南浦和で父母対象の講演会 大盛況 西新宿の「とんかつ伊勢」で私的祝賀会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 100903 南浦和で父母対象の講演会 大盛況 西新宿の「とんかつ伊勢」で私的祝賀会

 10月3日、埼玉県南浦和で父母対象の講演会、出席者150名強。南浦和校の大教室が生徒たちの父母でほぼ満席になった様子は、まさに壮観であった。15時10分スタート、あまりの盛況に、講師としても盛り上がり放題に盛り上がってしまい、90分の予定を遥かにオーバーして、終了16時50分であった。その100分のほとんどが大爆笑の連続。間違いなく満足して帰っていただけたものと思う。
 そもそも塾や予備校の父母の会で、あんなに激しい大爆笑が起こるものだろうか。その場に一緒にいた人でなければ信じがたいと思うが、お笑い番組やバラエティ番組の収録であっても、スタジオがあれほど盛り上がることは少ない。ディレクターなりADなりが「盛り上がってくださあい」「元気ないですよお。もっと元気に♡お願いしまーす」とか、観覧客に無理やり笑いを求め、「拍手!!」のカンペを掲げても、それでもチョロチョロ拍手が起こる程度というのが現実である。
浦和1
(南浦和の大盛況 1)

 ところが昨日の南浦和の大教室は、話題が「この25年における英語教育の大きな変貌」なのに、盛りあがりは天井知らず。伊藤和夫や原仙作や西尾孝(すべて敬称略)の参考書の話題で、大爆笑の連続。生徒対象の公開授業でもおなじみのthやfの発音の話に至り、fatherやSamantha Thavasaの発音の実演に入るや、「こんな父母会はありえない」というほどの激しいボリュームの爆笑に、教室の窓ガラスが割れそうになるほどであった。
浦和2
(南浦和の大盛況 2)

 5日前に校舎サイドから中間報告を受けた時には、予定出席者数が期待していたより少なくて、「あれれ、これはどうかしたのでしょうか?」という問い合わせをしたほどだったが、そこからの巻き返しの迫力は強烈だった。南浦和以外にも、大宮/与野/春日部/せんげん台からもたくさんの父母が駆けつけてくださった。
 こうしてついに「父母会なのに、立ち見が出そう」という、まあ前代未聞というか、昔の言葉で言えば「うれしい悲鳴」という状況で、講師として「こりゃ失敗は許されない」「これまででも最高の講演にしなければ」というプレッシャーがかかるほどになった。もちろん「のんきな落下傘グマ人生」を歩んできた今井君であるから、そんなプレッシャーはモノともしなかったワケであるが、とにかくこの5年間でも珍しいほどの講演の盛り上がりを実現できたことに、感謝、感謝、また感謝であり、感謝&感謝、また感謝&感謝&感謝である。
浦和3
(南浦和の大盛況 3)

 終了後、西新宿のトンカツ屋で私的祝賀会を開催。何故トンカツ屋かというに、トンカツがどうしても食べたかったからに過ぎない。南浦和に行くとどうしてもトンカツが食べたくなるのは、はるか昔、今井君がまだ南浦和に住んでいたころに頻繁に出かけたトンカツ屋の記憶があるからかもしれない。南浦和駅東口「とん治」がそれで、京浜東北線の電車からもその小さな看板が見える。30歳になったばかりで、まだ旨いものをそんなに知らなかった頃であるから、幼稚園児の二の腕ほどもある棒状の豚肉を豪快に揚げたトンカツに、「この世にこれ以上旨いものがあるはずはない」と妙に確信しながらかぶりついていたものである。
 この日は南浦和でトンカツを食べるのは気が引けたから(だって、もしさっきの父母会に出席していたヒトが隣りに座っていたら、お互いビックリするじゃないか)、西新宿のNSビル29階のトンカツ「伊勢」に決めた。NSビルには一昨日来たばかりで、一昨日はおでん屋「ごだいご」だった。何のことはない、一昨日おでん屋に入る直前に「あれま、トンカツもいいね」と思い、しかしおでん屋の席を予約していたから、涙をのんでトンカツはあきらめた。
もなか
(南浦和の講師控え室で出してもらった「新栗もなか」)

 しかも一昨日は、トンカツ屋の前で涙をのんでいるクマどんのまさに鼻先を、40歳代半ばと思われるオジサン、まさに日本のオジサンの代表選手みたいな中年太り&ニヤニヤ笑いのオジサンが、いかにも嬉しそうにトンカツ屋の暖簾をくぐっていったのである。おお、悔しさ100倍である。何としてもこのカタキはとらなければならない。
 トンカツ、憎むべし。日本のオジサン、憎むべし。クマどんの脳裡に、トンカツを満喫して店を出てくるオジサンの満面の笑みが浮かび、オジサンがそのダラしない口元からキタない爪楊枝をのぞかせている満足げな様子がマブタに浮かんで離れない。
 オジサンなどというものは、想像の中でさえ♡シツコイものである♨。爪楊枝を使うイヤらしい音が我が三半規管を反転させ、そのせいでウワバミどんはメマイに苦しめられ、オジサンが爪楊枝を鼠の鳴くような音を立てて吸ったり♨、奥歯の間からついに取れた宝物を前歯で旨そうに噛みしめたり♨、そういう耐えがたい音が、我が鼓膜を激しく打ち鳴らすのだった。
トンカツ
(西新宿、NSビル29階の「とんかつ伊勢」)

 この恨み、晴らさでおくものか。まさに南総里見八犬伝の「玉梓(タマヅサ)が怨霊」と化したウワバミどんは、恨みを晴らす機会を虎視眈々と狙っていたのである。チャンスは2日後に訪れた。それが10月3日である。日曜祭日の新宿高層ビル街は、驚くほど閑散としていて、どの飲食店も開店休業状態。入店することすら何となく表六玉(ヒョーロクダマ)みたいで恥ずかしいが、とにかく恨みを晴らすほうが先決である。「表六玉とんだ、屋根までとんだ、屋根までとんで、こわれて消えた。かぜかぜ吹くな、表六玉とばそー」と景気づけに歌いながら入店し、見事に積年の恨みを晴らすことに成功した。
 注文したのは、何をおいてもまず「特ヒレかつ定食」。驚くほどデカいヒレカツに、大量のキャベツが付き、もちろんキャベツとゴハンと味噌汁はおかわり自由。それになんとなんと生ビールが1ジョッキおまけにくっついて、たった1400円である。がっぽ。ついでだから、川海老から揚げに枝豆に、もう2杯生ビールに、日本酒に日本酒に日本酒に日本酒を注文。そうやって1時間半も粘っている間、他の客はカップル1組だけであった。