Wed 100721 奈良で講演会 新浦安と池袋で講演会 高級オフィスビルで快哉を叫ぶ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 100721 奈良で講演会 新浦安と池袋で講演会 高級オフィスビルで快哉を叫ぶ

 6月18日、奈良で講演会。奈良県奈良市、東進のJR奈良駅前校舎である。
 普段なら、「今井先生が奈良に行く」ということになると、ロジ担当者が走り回って新幹線のチケットをとり、京都⇆奈良の近鉄特急を予約し、ホテルを予約し、事前に確認の電話が校舎からも地域担当者(東進ではAC=Area Counselor。マネの得意な代ゼミは職名までマネしてAM=Area Managerと呼んでいた)からも入り、滅多に電話に出ない今井どんのケータイは留守番電話だらけでたいへんなことになる。
 ところが、同じ東進でも「ハイスクール」という名前のついている場合には、状況は全く違ってくる。奈良だろうが静岡だろうが、一切そんな世話は焼いてくれない。新幹線の予約も、ホテルの予約も、全て今井君本人が今井君本人の責任で行わなければならない。事前の確認の電話も入らない。「6月18日、JR奈良駅前校」というメールが1本来るだけで、その他の連絡はホントにゼロ、スッキリしたものである。
 旅行の達人♨である今井どんとしては、このほうがシンプルで嬉しい。ハンガリーだろうがポルトガルだろうがチェコだろうがアイルランドだろうが、トーマス・クックの時刻表が1冊あれば自由自在に動き回る驚異の移動マシン/今井君である。ましてヨーロッパなど問題にならないほど鉄道もホテルもサービスの充実している日本である。いちいちロジ担当者に迷惑なんかかけなくても、移動も宿泊も何とでもなる。
新浦安1
(新浦安での講演会)

 というより、せっかく予約してもらった電車やホテルをいちいちキャンセルして、何だか勝手なことをやっているようで申し訳ない気持ちで一杯なのである。今井君としては決して不合理なことをしているわけではない。担当者の予約してくれたものより、より安くより合理的なものを追求しているだけだし、移動や宿泊ぐらい自由にさせてもらいたいだけなのである。
 しかし、今井君が宿泊先を勝手に変更するごとに、いろんなところでパニックが起きる。「今井先生が、宿泊先をキャンセルされた」「いったいどこに宿泊しているんだ」「電車の時間をかえたらしいが、いったい何時の電車で到着するんだ」「ホントに来るのか」「万が一来なかったらどうするんだ」の類いである。
 そういう心配は一切無用なので、今井どんは(現代人なら誰でも出来ることだと思うのだが)パソコン1台あれば宿泊先なんかいくらでも見つけられるし、移動について言えばロジ担当者が予約したより2便も3便も早い便でとっくに到着している。万が一何らかの事故が起こって「講演会に間に合わない」という事態を避けるためには、出来るだけ早く到着しておいたほうがいいことは間違いないのだ。
 というワケで、東進ハイスクールJR奈良駅前での講演会については、予約も連絡も一切ないシンプルきわまる出張。おかげで早めに東京を出て、京都の宿泊先(ウェスティンホテル)には昼すぎに到着、ゆっくり大原を散策してから(2ヶ月ほど前にこのブログで既述)奈良に向かった。おお、これが気楽でいい。
新浦安2
(新浦安でも、やっぱり盛り上がるクマ)

 奈良は梅雨の生温かい雨に濡れていた。近鉄電車を大和西大寺で降りて、タクシーで会場に向かった。校舎には広い教室がないので、すぐお隣の「ホテルアジール奈良」の宴会場を借り切っての実施である。19時開始、出席者120名強。ちょうど講演会開始1時間前にJR奈良線で事故のため運転見合わせがあり、急な欠席者が懸念されたけれども、冒頭から会場は満員。今日もまた「立錐の余地なし」を実現できた。
 残念ながら、スタッフに写真撮影を依頼するのを忘れて、ブログに掲載すべき写真がないけれども、ギャグにうるさい関西の高校生に「こんなに笑った経験は1度もない」と呟かせるほどの出来映えだった。これも、事前に予約だキャンセルだの大騒ぎがなくて、精神的に落ち着いて話せたおかげかもしれない。帰りはますます強くなる雨の中、タクシーをホテルまで呼んでもらって、大和西大寺から京都に帰った。
池袋1
(池袋校で出してもらったケーキ、拡大図。「今井は、ジュレとフルーツとババロアの組み合わせが好き」という情報が、所沢校から入っていたものと思われる)

 6月19日、新浦安で父母対象の講演会、これは7月13日新浦安での生徒対象の公開授業とセットになっている。ともに出席者100名強。6月27日、池袋で講演会。これも7月17日池袋での生徒対象の公開授業とセット。やはりともに出席者100名強。全て教室パンパンで立錐の余地もない。パンパンと超えるパンパンパンである。
 父母対象を生徒対象をセットにして、間に2~3週間はさんで連続実施するのは、父母のためにも生徒のためにも大いに有効なやり方だと信じる。「今井先生の話を聞いてきたけど、とても面白かったぞ」とパパに言われ、生徒も期待しながら出席してくれる。「ホントにいい講師なの?」と半信半疑で出席する公開授業とは効果が全然違うだろう。
 逆に、生徒がパパやママに強くすすめてくれる場合も多い。「笑いすぎて首が引きつるほど面白い先生だから、お父さん(お母さん)、是非とも聞きにいったほうがいいよ」と娘や息子に勧められて、講演会に出てみる。するとなるほど首が引きつるほどになって、親子で一緒にファンになってくれる。そういう状況で、成績が上がらないほうが不思議なのである。このセットの企画も、ぜひ。オファーさえあれば、九州でも北海道でも、東北でも北陸でも、クマとウワバミがセットで飛んでいく。
池袋2
(池袋ケーキ、全体図)

 新浦安、池袋ともに驚くほど立派なビルのワンフロアが校舎になっている。本来なら一流企業の支店や支社のオフィスになって然るべきビルのテナントである。こういうところにも、予備校が社会でしっかり認識されてきたことを感じる。
 むかしむかし大昔、塾だの予備校だのというものが高級なオフィスビルに入りこむなどということは夢のまた夢であった。生徒がエレベーターに落書きする、トイレを汚す、他のテナントにイタズラをする、他のテナントと業務時間帯が違いすぎて管理がしにくい、その他いろいろな原因があって、「とにかく予備校や塾はお断り」というビルが多かったのである。そういう昔を思い起こしつつ、新浦安でも池袋でも思わず快哉を叫んだクマどんだった。