Fri 100709 ウナギとカラオケで全快祝い 長崎関係ナツメロを熱唱 ああ、栄冠はキミに輝く | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 100709 ウナギとカラオケで全快祝い 長崎関係ナツメロを熱唱 ああ、栄冠はキミに輝く

 キツイ夏風邪や、のどの奥にいつまでも居座るエヘン虫や、英語の発音を妨げる口内炎や、そういうことで読者諸君には心配をかけつづけた。マコトに申し訳なかったが、8月4日の段階でようやく完全に治りつつある。残ったのは左の奥歯の付け根あたりに残った口内炎と、その口内炎をいじりすぎたために舌に出来た小さな腫れ物ぐらいである。これらもあと1日か2日あれば消滅しそうなところまできた。
 そうなれば、授業収録も絶好調である。収録しているのは相変わらず「名古屋大学英語対策講座」。8月4日の収録分は20回あるうちの7回目と8回目であるが、今日も今日とて、90分授業2回分収録して、所用時間はわずか3時間。13時にスタジオ入りして、終了したのが16時20分。間に休憩20分が入っているから、無駄な時間や延長など、一切なかった計算になる。
 このあたりが、今井君の好調さのバロメーターになるので、滅多にないことだが、不調時にはバランスを崩して「尺に入りきらないから収録のし直し」などという事態になったりする。全文の和訳や構文解説が全て終了し、問題の解説や解き方のヒントを残らず述べ終えたところで、おお、ピッタリ90分。こういうのは、いつもの絶好調が戻ってきた証拠と言っていい。
 しかも、要点を過不足なくキチンと解説。名古屋大学受験生諸君には、大いに期待していただいていい。必須のエンド講座(シメの講座、ということですな)になると信じる。90分のものは、講師としても90分でピッタリ完了するのが最低限。講師がダラしなく延長なんかしていたら、それを受講した生徒たちは制限時間の中で全てを処理しきる能力がつかない。そんなの常識。エジソンが偉いヒトなのと同じぐらいの常識、ちびまる子ちゃんでもわかる常識である。
 さて、全快祝いをするほどの重病ではなかったが、だからといって全快祝いをしてはいけないというルールもない。吉祥寺で授業収録2本を終えた後、井の頭線で渋谷に出て、渋谷のウナギ屋で快気祝いということにした。まだ病み上がりだからお酒は控えめ。う巻き・肝焼き・鰻重、そういう栄養豊富なものをもりもり食べて、100%全快への時間を短縮することに努めた。
 せっかくの快気祝いだから、ウナギ屋からそのまま三軒茶屋のカラオケ屋に流れ込んだ。いつもの通り、マイクもほとんど使わない地声でのカラオケパーティーが2時間。その乱暴な有り様はほとんど旧制高校の寮歌祭を髣髴とさせるものがあった。
長崎の女
(快気祝いで熱唱したカラオケ画面より 「長崎の女」)

 最初のうちはごく穏やかにクールファイブ「長崎は今日も雨だった」や、青江三奈「長崎ブルース」だの、春日八郎「長崎の女」だの、大昔の熱唱していた。今井君だって、こんな歌謡曲をリアルタイムで知っているのではない。夏休みに親に見せられた「思い出のメロディー」などで覚えた、親の世代のナツメロであるが、今やカラオケでマジメに歌の優劣を競う時代ではない。
 このブログでも書いた通り、ついこの間講演旅行で長崎を訪れ、「思案橋」「グラバー邸」「オランダ坂」などの名所をほっつき歩いてきたばかりである。今井君の頭からは長崎をテーマにした大昔の歌謡曲のメロディが離れない。特に青江三奈「長崎ブルース」と春日八郎「長崎の女(ひと)」は「どうしてもカラオケで歌ってやる」と決意していたこともあり、店に入るや否やこの2曲を熱唱したのは言うまでもない。
「恋の涙か、蘇鉄の花が、風にこぼれる石畳。噂にすがりただ一人、尋ねあぐんだ港町。ああ、ああああーあ、長崎の、長崎の女」
である。にゃにゃ。こりゃたいへんご苦労なことである。
栄冠1
(快気祝いで熱唱したカラオケ画面より 「栄冠は君に輝く」)

 さらに宴が乱れてくると、今井君はもうカラオケにマイクを必要としない。歌うのは「早稲田大学校歌」「紺碧の空」「陸の王者、慶応」であって、声を限りに歌い上げれば、長く今井君を苦しめたエヘン虫も夏風邪君も、余りのバカさ加減にほうほうの態、命からがら逃げ去っていく。
栄冠2
(快気祝いで熱唱したカラオケ画面より「栄冠は君に輝く」2)

 「陸の王者」がカラオケリストに見つからなかったから、仕方なしに「栄冠はキミに輝く」を熱唱。「雲は湧き、光あふれて」「天高く、純白のタマ今日ぞ飛ぶ」である。「今日ぞ」の「ぞ」って、係り結びの助詞かねえ。ま、明後日から高校野球が開幕するわけだから、この歌は大いにタイムリー。応援団ふう、合唱部ふう、演歌ふう、その他いろいろに歌い分ければ、このクマがつい4~5日前まで高熱に震え、咳のしすぎでゲロ君が出そうになり、かがみ込んで涙を流していた御仁とは、自分でもニワカに信じがたいものがある。
匂う健康
(快気祝いで熱唱したカラオケ画面より 「栄冠は君に輝く」3 「匂える健康」とはいかなる健康か、何だか臭そうな感じでイヤじゃないか、そういうバカなことを言いあううちに、ますますクマどんも健康になり、その健康はまさに「咲く花の匂うが如く今盛りなり」に達するのであった)

 シメは、もちろん「水戸黄門のテーマ」。この歌のタイトルは知らないが、「里見浩太朗、横内正」の歌手名から検索すればあっという間に発見できる。便利な世の中になり、便利になるのに反比例してカラオケなんかを楽しむ人口は激減してしまったようである。ま、いっか。そうやって「じーんせい、ラクばかり」を合唱して、快気祝いを終えた。

1E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 1/4
2E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 2/4
3E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 3/4
4E(Cd) Ashkenazy & Philharmonia:SIBERIUS/SYMPHONIES 4/4
7D(DMv) TRISTAN + ISOLDE
total m37 y1085 d5184