Tue 100511 由紀夫君とユカイな仲間たち 友人/同僚/後輩、うにゃ、こりゃダメじゃ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 100511 由紀夫君とユカイな仲間たち 友人/同僚/後輩、うにゃ、こりゃダメじゃ

 由紀夫くんについては、なるべく早めに書いて早めにアップしないと、事態のほうが先に進んでしまいかねない状況になってきた。何しろ、由紀夫くんの仲間たちも、どうやらもうダメ=自分のことに精一杯で、彼を支えてあげる気持ちはもうないらしい。
 政権の語彙の貧弱さは、そのまま能力の貧弱さを示している。彼らの口からは、「しっかりと」「きっちりと」という2つの副詞しか出てこない。政治は、形容詞と副詞で語るべきものではない。行為を明確に表す動詞が主役になるべき舞台で、動詞はすでに彼らの憧れの対象でしかない。
 6月1日、内閣は「かりゆしデー」で、長妻どんも原口どんも「何だこりゃ!?」と日本中の心ある人が驚嘆の声をあげてひっくり返るようなファッションで現れた。沖縄を傷つけて、それが元で子供に見せられないような醜い仲間割れもして、その翌々日に沖縄のカリユシをみんなで着て恥ずかしそうにニヤニヤ笑う。ヒトの気持ちを逆撫でする行動を、せめて誰か一人でいい、「ヤメたほうがいいかも」と感じるセンスのヒトはいなかったのか、問題はそこである。
 ウワバミどんは、一斉に罵声を浴びたり集中砲火的ブーイングの対象になったりしているヒトの味方になるクセがあるから、今や支持率たった17%の由紀夫くんを一方的に虐めるのは嫌いだ。「6月2日か3日にも、もうダメということになりそうだ」という話がマスコミに流れはじめたので、今やウワバミ君は「由紀夫くんの仲間だ」とウソをついていたヒトたちに激しい嫌悪を覚えるのである。
超満員
(早慶戦が超満員で、ひとまず安心である。本文とはほとんど関係ありません)

 中でも、由紀夫くんを一番手助けしなきゃいけないはずの菅直人どんは、いつでも居眠りばかりだ。今日だって、変に胸のあいた湿りがちのカリユシだが、その上の顔は余りにも眠そうである。「副首相」なのに首相の危機を支えてあげる気配ゼロ、もう15年前みたいにカイワレを食べてみせる気力もないらしい。「目をつぶって考え事をしている」「目を閉じて聞いている」とかゴマかしているけれども、例えそうであっても、問題なのは「いつ見かけても眠そうだ」という事実それ自体。こんなに眠そうな顔のヒトに、サブリーダーは務まらない。この1ヶ月鳩ぽっぽくんは彼にとって未曾有の危機に直面していたのに、サブが表向きの場にほとんど登場しないところを見れば、どうも助ける気持ちはハナから皆無のようである。
 控えのエース前原クンも、ブルペンでの投球さえヤメてしまった。「ムダの典型」と言ってせせら笑っていた八ツ場ダムも川辺川ダムも、放っておけばまもなく完成してしまう。それでも「出来ちゃったんだから仕方ない」「悪いのは前政権だ」「前政権の負の遺産だ」で済まされる、そういう勘定でゴマかしているだけに見える。高速道路無料化うんぬんも「だって、コワい顔のオジサンに脅されちゃったんだ」「調べてみたら無理でした」で「なかったこと」になりそうだ。
大隈銅像
(早慶戦に負けた夜の大隈重信銅像。あまりの静けさに、ますます渋い顔に見える。本文とはほとんど関係ありません)

 年金専門の長妻どんは、他人の落度や怠慢にコマゴマとケチつけているうちはあんなに元気だったのに、この半年いっこうに姿を見かけない。「庶民らしくタクシーで官邸へ」のころが、懐かしく思い出される程度。彼の選挙区は今井君の住む渋谷区だから、選挙期間でもないのにそこいら中に彼のポスターが貼られていて、「黙っちゃいられん」というキャッチフレーズが既に悲しい。事態がここまで来てしまっては、もう「黙っているしかない」のである。ありゃりゃ、財源なしのコドモ手当が始まって、内閣の中でも一番みっともないカリユシで登場してしまった。定額給付金なみの話なら、黙っていてほしいぐらいだった。
 目玉の「事業仕分け」だって、「20兆円掘り起こす」はずがいまだに「7000億円」。ケタが違っている。「200点とってくるよ」とママに約束して、張り切って出かけた模擬試験で、「7点だった」というのと、計算は同じである。それで「あら、がんばったわね」と言ってほしそうなのだから恐れ入る。ウワバミくんがパパなら、大学受験自体ヤメにしたほうがいいんじゃないか、しっかり考え直すべきだと忠告するところだ。
 山岡賢次くんは例の脂ぎった顔に引きつった笑いを浮かべ、強行採決を繰り返すばかり。去年の今ごろは「強行採決は認められない」とか言ってニヤニヤしていたはずだ。野党時代からホントにニヤニヤ笑いが好きなかたであるが、もともといろいろ疑惑のついて回っているヒトだ。少なくとも今は、真剣な顔を見せる時ではないか。
 同じように昨年の今ごろ、麻生太郎チャンをイジメることに夢中で「あなたは、サッサと衆議院を解散して、国民に信を問うべきだ」と連発していたのは、輿石東君。今井君の記憶では、国会でずいぶん「サッサと」「サッサと」と連発していたが、いまや自分が「サッサと」去るべき時である。シワはどんどん深くなって、黒々とした顔がコケむした深緑に見える。新緑が真緑に染まるころだが、フカミドリでは不気味である。
演劇博物館
(夜の早稲田大学・演劇博物館。ありゃりゃ、学生たちはどこに消えたんじゃ。本文とはほとんど関係ありません)

 うにゃにゃ、今井どんが何より心配しているのは、就任1週間の鳩山どんが、ギョロ目をムキだしつつ国際社会に宣言してしまった「二酸化炭素25%削減」のことである。「命懸け」「職を賭して」が、やがて「勉強不足の愚かな首相でございます」「努力目標でございます」で済まされてしまうのは、あくまで優しいママたちが見守る日本国内だから。国際公約が、「知りませんでした」「やってみたら無理でした」「誠実に努力してまいります」で済まされたりはしない。「腹案がある」とは「これから考えてみる」「チョー、焦ってる」という意味だとは、まさか国際社会は納得してくれない。
 発言した当人がもう忘れているんじゃないか。おかしな3色シャツやカリユシや、そんな服装のことなんかとやかく言う前に、マスコミ文化人の皆様が指摘するべきことは山ほどあるのである。5月31日付の朝日新聞朝刊によれば、ついに鳩どん支持率は17%。うにゃ、こりゃ激しい数字である。麻生どん末期が13%、福田康夫どん末期が19%だから、ちょうどその真ん中まできた。もう「前政権の負の遺産のせい」とニヤニヤしてゴマかしてはいられない。
 二酸化炭素25%削減などという国際公約は、おそらく「マニ君」「フェスト君」同様に、実現できないことが前提のアドバルーンだったのだ。あえていうなら「ボクの内閣の支持率程度までには削減します」が妥当か。支持率が17%からさらに下がれば下がるほど、公約の実現可能性が高くなる。鳩どん内閣で実現できるのは、まあその程度のことでしかなさそうである。
3号館
(政経学部のある早稲田大学3号館。ここも信じられないほど静まり返っている。本文とはほとんど関係ありません)

 今日からは、ついに「進退問題になった」らしい。ありゃ、5月30日のNHK「日曜討論」では、細野豪志副幹事長が(山本モナと路上チューして自分だけコズルく生き残った男であるが)、「進退問題にしない」とニヤニヤ宣言していたはずだよん。「選挙前に投げ出して、表紙だけ代えて人気取りするようなズルいやり方は、前政権がよくやっていた手法だ。我々はそんなことはしない」と、そういうことを言ってニヤッと笑ったよん。国民はみんな見ていたよん。どうも、若手や中堅まで、みんなツルツル言い逃ればかり上手になって、路上チュー事件から自分だけ生き残って、とってもズルいよん。
 こうして由紀夫くんは、今やお友達のみずほちゃんともケンカ別れ、仲間たちはみんな居眠りかやる気なし、部下や後輩もスルスル逃げ回って保身のことばかり。親分は? うにゃにゃ。こりゃコワい。こりゃいかん。以上、ちょっと下品な週刊誌の文体をマネして書いてみました。ついでに「じゃあ、一体おまえはナニサマだよ?」「失笑だ」まで付け加えれば、下品さ加減はまさにカンペキかもしれない。

追伸 記事アップ後ちょうど12時間して、鳩山ドンが退陣表明となった。「表紙をかえて選挙に臨む手法」の継承を副幹事長さえ知らなかったことになる。うーん、ダメだねえ。25%削減って、どうなるのかねえ。もっとも、渡辺コーゾー氏の満面の笑顔は爽快感が溢れていて、たいへん可愛らしかった。可愛らしさは認めたい。

1E(Cd) Solti & Chicago:BEETHOVEN/SYMPHONIES 6/6
2E(Cd) Amalia Rodrigues:SUPERNOW
3E(Cd) Amalia Rodrigues:SUPERNOW
4E(Cd) Kempe & Münchener:BEETHOVEN/SYNPHONIE Nr.6
total m48 y679 d4778