Fri 100423 家政婦は見た(3) ギリシャ危機 ミとビ 新しいダンナサマの無責任 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 100423 家政婦は見た(3) ギリシャ危機 ミとビ 新しいダンナサマの無責任

 はい、はい、さようでございます、「3日前のつづき」「一昨日のつづき」「昨日のつづき」でございます。ホントにホントに申し訳ございません。文章を読むのが苦手なヒトは、このブログにかじりついて、得意になってくださいませ。大学生なら、コピペに頼らずに文献を読んでレポートを書く練習になるかも。受験生なら、きっと現代文が得意になるはずでございますよ。ぐっほ、がっほ、でございます。あらま、はしたない。ほっほ。
 でも、ごらんの通り「ギリシャ危機」「南ヨーロッパ危機」でございます。そうかと思えば「アメリカ大手銀行でmillionとbillionの入力を間違えた」でダウが1万ドル割れするような、まことに頼りない世の中でございますよ。ミリオンとビリオンでゼロが3つも違ったら、そりゃたいへん。だいたい、「ミ」と「ビ」を勘違いするなんて、鼻が詰まってでもいたんでしょうかねえ。アメリカさんも花粉症がヒドいんでございますかね。
 でもまあ、アメリカが花粉症になれば、鼻カゼ一つひけば、世界中の株価が4%も5%も下落する。日本中の上場企業が右往左往する。そういう世の中に住んでいるんでございますから、ボッチャマもオジョーチャマも、もっともっと実力をつけていただかなければ、わたくしも心配でなりません。このぐらいのブログで、「長過ぎて読めない」とか「言葉が難しい」とか、そんな愚痴や弱音が出るぐらいでは、このお宅どころか、この国全体が心配で心配で、夜も寝られません。
ニャゴは語る1
(ニャゴ姉さんは語る 1)

 こんなふうで、ヒマさえあればテレビのニュースショーにかじりついて見ているんでございます。ニュースがヨーロッパやアメリカから日本に切り替わると、さすがに一瞬ホッといたしますね。今のダンナサマのギョロ目がグルッと1回転して、「思い」「努力」「しようじゃありませんかー、みなさん」と顔が引きつる瞬間、ああ、あんなにマジメな方なのに、できない約束の乱発でバルザック様にまた叱られる。まあ「お可哀想に」というか、ションボリいたしますねえ。
 一番ションボリするのは「八ツ場ダム」「川辺川ダム」ですね。去年の秋ごろはツルツルしたお顔のお仲間と一緒にニヤニヤ笑いながら「工事は即刻中止」とか言ってたのに、あれま、このまま放っておいたら、もうすぐダムは完成しちゃいますよ。勘ぐりたくなりますが、コッソリそういう談合でもあったんですかね。他にもいろいろ無料化するはずだったのに、それもチャラでございましょ。で、ちょっと叱られると「前政権の負の遺産のせいではありませんかー、みなさん」と開き直る。
 新しいダンナサマのこういうやり口をみたら、バルザックさんなら早速何か面白い人間喜劇でもお書きになるでしょうがね。そしてとうとう、また「肩たたき券」ですよ。40兆円でございますよ。オクサマはまだオカネをお貸しになるんですかねえ。さすがのオクサマにも、もうオカネはないんじゃないか。わたくしは心配でなりません。とうとう、お宅の収入よりずっとたくさんの肩たたき券が用意されて、出番を待っております。
ニャゴは語る2
(ニャゴ姉さんは語る 2)

 そんな具合で、沖縄にとても大事なお仕事で出かけるのに、誰の入れ知恵なんだか、クリーム色のカリユシなんかお召しになって、「思いを努力につなげようじゃありませんかー、みなさん」。わたくしはホントにションボリでございますよ。
 「5月に期限を切ったのは公約ではありません」「私が勝手に言ったことです」でございますからね。どんなことにでも、自分で期限を切ったら、それを守るのは最低限の社会常識。家政婦ではございますが、掃除は2時に終える、洗濯は10時に仕上げる、朝食は7時半にテーブルにセット、それができなければクビでございましょ。
 期限を守らないヒトにおカネを貸し付けるのは、マトモではありませんね。まだオクサマの貯金が少しは残っているらしいですが、オクサマの貯金残高がゼロに近づくのも、もうまもなくらしいです。「いいのよ、心配しなくても」とオクサマはまだ気丈でいらっしゃいます。「イザとなったら、肩たたき券を市場に出してみるから。肩たたき券1000兆円ぶんぐらいあるんだから、引き取ってくれる金融機関もあるでしょ」とおっしゃるんです。わたくしとしても、それ以上のことはお可哀想でオクサマに申し上げられません。
ナデシコの取材拒否
(ナデシコの「取材拒否」)

 さて、そろそろそんな愚痴ばかり言っている時じゃなくなりました。わたくしもこのお宅以外にもっと安心できる勤め先でも考えないと。だって、ギリシャどころかポルトガルとイタリアとスペインも危険でございますよ。そういう場所ばかり選んで旅行をなさる、ウワバミみたいな物好きクマさんもいらっしゃるようですが。
 S&Pさんとかムーディーズさんとか、そういう気分屋のオエラガタが、もうすぐここにやってきて、「格付けは3段階下げましょう。昔のダンナはまだいくらか信用できたが、今のダンナじゃ話にならない。期限を踏み倒して知らんぷりをするヒトを信用しろとでもいうのか」と宣告なさりそうで、家政婦としてもコワいんでございますよ。だって、そういうオエラガタには、まさか肩たたき券でごまかせるワケじゃありません。
 世界2位から3位になったときが、わたくしは一番心配でございます。マラソン中継なんか見ておりますとね、2位でずっと頑張ってた選手が3位に落ちた瞬間、ふうっと緊張の糸が切れたように、3位どころかあっという間にどんどん順位が下がって、気がつくと第2集団にも第3集団にも置いていかれて「途中棄権」、そういうことがよくありますでしょ。そういうことも今のダンナサマはお考えにならない。家政婦として、心配のタネは尽きません。
 で、いま一番の心配は、ボッチャマとオジョーサマでございます。どんどん順位が下がっていくこの国のこのお宅の中で、チャンとこのまま人生を全うできるのか。ホントに心配で心配で、涙がでるほどですが、さすがに今日も長くなりすぎました。そのことについては明日の記事で書いてみることにいたします。

1E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 3/10
2E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 4/10
3E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 5/10
6D(DMv) PLATOON
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