Wed 100317 「報告会」の後にもホヤホヤ君たち来訪 奈良県橿原神宮での講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 100317 「報告会」の後にもホヤホヤ君たち来訪 奈良県橿原神宮での講演会

 3月16日の横浜で、入試報告会終了後に「合格しました」と言って数人が嬉しそうに挨拶にきてくれた。そのうち早稲田大学社会科学部に合格したというヒトは、安全圏と思っていた大学に次々と不合格でほとんど浪人を決めかけていたとき、最後の最後に残った第一志望の早稲田だけに合格できたというのである。おめでたい、大いにおめでたい。大学院に進むつもりはないとのことだったから、早稲田で4年間(留年しないとして)、思う存分活躍してほしいものである。
 受験というのはそんなもので、「滑り止め」とか生意気な言葉を遣って暢気に構えているとそれなりに痛い目にあう。自分には滑り止めのつもりでも、隣りの席の受験生にとっては真剣な第一志望であったりする。滅多なことを言ってならないので、その報いに滑り止めのつもりの大学に次々と嫌われていくのは、むしろ理の当然である。だから「第一志望だけに合格した」というのもよくある話で、陳腐な言葉をつかえば「最後まであきらめてはいけない」ということになる。
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(奈良・橿原神宮での講演会)

 翌日17日は奈良の橿原神宮駅前で講演会。午前11時の新幹線に乗って、13時に京都に到着。京都からは近鉄特急で奈良方面に40分ほど、直通で橿原神宮まで行ける。ただし、講演会開始は19時だから、ひとまず京都のホテルにチェックインして2時間ほどゆっくり仕事をすることにした。
 宿泊先は京都グランヴィアである。何度も書くようだがここはキライなホテルで、特に南側の部屋になってしまうと駅の騒音がうるさいから、できれば泊まりたくない。会社が予約してくれるのは必ずここであるが、いつもは自分でキャンセルしてブライトンかウェスティンに代える。今回は多忙の中でそれを忘れてしまった。
 フロントに行ってみると「チェックインは14時からで、まだ部屋に入れない」という。おお、昔の和風旅館じゃあるまいし、今どきチェックインが14時でそれ以前には入れないなどという杓子定規な一流ホテルなんか考えられない。大きなカバンを抱えてロビーに1時間しゃがんでいなさいとでもおっしゃるのだろうか。
 ちょっとフロントで粘ってみたら「15階の特別室フロアならすぐにご用意できる」とのこと。早速そこをお願いしてチェックインした。こういう場合、その場で「しかし特別室料金がかかります」と言われないかぎり、室料はもともと予約した部屋の料金で済むのが一般的である。
 この日のフロントでは料金のことは一言も言われず、だからこちらもわざわざ余計な確認はしなかった。「おお、こりゃ得をした。普通の部屋の料金で特別室に1泊できそうだ。ほっほ、ふっふ、かっか」とホクホクしていたわけである。おお、ムシのいいクマどんである。
 ところが、そうは問屋がおろさない。翌日のチェックアウト時に請求された料金は、チャンと特別室の料金になっていた。だったら、チェックイン時にそう言ってくれなきゃ。ま、そういうホテルである。大した料金ではなかったから、カニ蔵くんとしては珍しく一言も苦情も言わずにチェックアウトした。ただし、これでもうグランヴィアとは完全に訣別である。ここの寿司屋は大好きだから立ち寄るが、宿泊はこれ以降決してしないと決意した。
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(橿原神宮でも、やっぱり語りまくるクマどん)

 さて、3月17日、京都発16時の近鉄特急で奈良に向かい、橿原神宮駅には16時45分ごろ到着。驚くほど寒い。見た目は麗らかに晴れて、周囲のなだらかな山々はいかにも「大和は国のまほろば」という言葉に相応しく、春の夕陽に薄赤く染まりかけているが、強風が吹き荒れ、その風は明らかに真冬の凶悪な北風である。
 橿原神宮の校舎は今井の東進移籍以来ずっとかわらず今井をご贔屓にしてくれていて、講演会でお邪魔するのはこれでもう6回目である。1年に1回必ず講演に呼んでくれる。1年に2回という年もあった。こうなると、塾長先生とももうすっかり顔なじみで、生徒たちも今井のことを非常によく知っている。
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(おお、語るねえ、ウワバミちゃん。すでに手つきは踊りに入っている)

 これまではいつも近くの大和八木の駅前にあるコンサートホールで実施していたのだが、「やっぱり生徒たちに机があった方がいい」「できれば校舎から至近の場所で実施したい」ということで、少し狭いが橿原神宮駅前の公共の施設での実施となった。1時間ほど近くのホテルのコーヒーショップでヨモヤマの話をして、19時開始、20時半終了。出席者250名。補助の机や椅子も全部出し尽くして、ギリギリでやっと全員が着席できる大盛況になった。
 「机があった方がいい」という判断は正しかったようである。今井の講演会は今年からマジメな授業の部分がキチンと入るようになった。つまり、昨年までの「お話のみ」「90分オール雑談」のスタイルはヤメて、「特別公開授業」という正式名称に相応しいものに変えたのである。それでも大爆笑の連続であることには変わりがないし、そこがまた驚異的なのだが、「机なし」「椅子のみ」でマジメな授業の時間帯が続くと、さすがに生徒たちは少々つらい。橿原神宮の校舎側の判断は正しかったと思う。
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(奈良から京都に帰る近鉄特急。車体の形も色も昭和の香りがいっぱいである)

 終了後、駅前の「笑笑」で大急ぎでお食事会に参加。京都まで帰る直通の近鉄特急の最終が21時47分だから、お食事会といっても30分もいられれば御の字である。それなら「笑笑」みたいなチェーンの店が、何にせよ一番早くていい。枝豆みたいな軽いものをつまみつつ、生ビール&熱燗。30分で人間が飲める限界に挑戦するような勢いで流し込んで、頭をクラクラさせながら京都に戻ってきた。

1E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 16/18
2E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 17/18
3E(Cd) Haydon Trio Eisenstadt:JOSEPH HAYDN:SCOTTISH SONGS 18/18
6D(DMv) MULHOLLAND DRIVE
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