Fri 100226 函館、翌日のウニ&イクラ丼 長崎県佐世保市での講演会 合格報告 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 100226 函館、翌日のウニ&イクラ丼 長崎県佐世保市での講演会 合格報告

 函館から東京に帰ったのが3月4日。函館の夜はほとんど意識を失うほど酔っ払って、どうやってホテルに帰ったのか記憶にないぐらいであるが、要するにそのぐらい楽しかったということであって、1次会の北海道料理屋で飲んだ日本酒が8合、2次会のカラオケスナックで飲んだウィスキーは5~6杯、その合間合間にビールで口をすすぐぐらいは何度もあったはずだから、これは間違いなくウワバミという生物である。
 ウワバミだって、飲み過ぎれば翌日ぐらいはゲンナリ元気がなかったはずだから、「どうやってホテルに帰ったのかがわからない」ぐらいでコワい顔で責められても困る。ところが今井ウワバミノフスキー君は、なかなかただのウワバミなんかと比べてもらっては困るので、たとえ2日酔いでも、まだ大好きな液体に手が伸びる。
 4日は講演会の狭間。ただ東京に帰って、明日の佐世保講演会の準備をするだけの1日である。ということはウワバミ君にとって最大のチャンスなのであって、函館空港のレストランで「ウニ&イクラ丼」を奮発すれば、何も飲まないで済ませるワケにはいかない。だって、ウニイクラ丼2500円である。
 昼食らしく、ラーメンかソバかウドンにして慎ましく800円で済ませるなら、「何も飲まないで済ます」という奇跡の行動も可能かもしれない。しかし2500円も奮発して、それに相応しいお友達なり伴侶なりを注文してあげないのは、食べ物に対して理不尽、ウニに失礼、イクラに失礼。「お飲物は?」とニヤニヤしているパートのオバサンにも失礼。そういう慎ましさは、むしろ「仁義を欠く」という非難を受けてしかるべきである。生ビール(中)、それに冷酒2合瓶も、そのぐらいでなければ、礼儀をわきまえた行動とはいいがたい。
 今井ウワバミ之助の指針として「念には念を入れる」「石橋を叩いてわたる」があるから、礼儀を欠き仁義を欠く危険を冒さないためにも、もちろん、冷酒は2合では済まさない。だってパートのオバサンたちだって、「お飲物のおかわりは?」と聞きたがって、皆でレジの向こうで背伸びして、盛んにウワバミの様子をうかがっているのだ。ウワバミ次郎の座右の銘は、「酒を飲むチャンスを逃さない」である。2本目、3本目、と次々にカラになり、オバサンたちが恐怖の表情を浮かべるころに、飛行機の時間がやってきた。
ネクタイ引退
(函館を最後に引退することになったネクタイ)

 なお、この函館講演会を最後に、1本のネクタイに引退してもらうことになった。今井の物持ちのよさは天下一品であって、18歳で1人暮らしを始めたときに購入したアルミのボウルを今でももっている。初めて下宿した西武池袋線・石神井公園駅裏の西友で買ったのだが、へこみはあってもいまだに使える。引退を迎えたネクタイも、すでに20年選手であって、駿台から代ゼミ時代を通じ、また東進移籍後も、数えきれないほどの生徒の前でその役割を存分に果たしてくれた。ついに首のあたりが擦り切れて、鏡で見ても黒い裏地が透けて見えるほどになった、よく働いてくれた。お礼をこめて、ここに写真を掲載して労をねぎらうものである。
 さて、こうして1日東京で過ごして、翌日5日には長崎県佐世保での講演会に出かけた。羽田からANA福岡便に乗り、博多からJR九州の特急「みどり」で佐世保まで2時間ほどである。「ええっ!? 佐世保なら、長崎空港のほうがずっと近いんじゃないの?」と思うが、まあいろいろ事情もある。おそらく長崎便が満席か何かで、うまくチケットが取れなかったのだ。確かに坂本龍馬のブームで長崎方面は電車も満席の状態。「だったらもっと早くチケット取ればいいじゃん」という意見もあるが、会社の担当者が忙しすぎるのだ。ワガママや文句は最小限に留めるべきである。
佐世保1
(佐世保での講演会 1)

 佐世保は、4年ぶりである。東進に移籍して、九州での最初の講演会が佐世保だったように思うのだが、あれ以来ということになる。18時半開始、20時半終了。出席者約130名。さすが佐世保は伊万里や有田の近くというだけあって、講演会場のドアのノブまで磁器の装飾つきである。開始を待ちながら、スタッフに尋ねてみると「おそらく波佐見焼でしょう」とのこと。「おお、高校野球でよく出場してくる波佐見高校の波佐見ですか?」と質問すると「よくご存知ですね」と絶句されてしまった。
佐世保2
(講演会場のドアノブ)

 そのドアノブの美しさに嬉しくなりながら講演スタート。いつものように開始2分から爆笑が始まり、90分経過するころには生徒たちは反応しすぎてメロメロ。というかヨレヨレ。というより、「よし、今夜からしっかりやるか」という決意に燃えているのであった。サイン会とか握手会とか、そういうスター気取りの無駄なイベントは一切行わず、「そんなことで列に並んでいるヒマがあったら、単語の10個も覚えちゃいなさい」というスタンスを堅持。生徒たちもその方針が一番嬉しいようである。
ドアノブ
(佐世保での講演会 2)

 講演後「佐賀大学医学部に現役で合格しました」というホヤホヤの女子生徒が挨拶に来てくれた。生徒会長もやっていて、医学部にも合格して、「これから産婦人科の医師を目指します」、そういう素晴らしい生徒である。「長崎大学医学部を受けました、明日発表です」という男子もきた。なかなか賢そうなしっかりした表情の生徒であった。
 しかし、合格で全てが終わるわけではない。合格してそれで有頂天になっていては困るので、さていよいよこれからが本番である。そんなお偉い発言ができるほど今井君は立派ではないのだが、頭を掻きながらもその趣旨のことを口に出してみた。

1E(Cd) Candy Dulfer:LIVE IN AMSTERDAM
2E(Cd) Patti Austin:JUKEBOX DREAMS
3E(Cd) Richard Tee:THE BOTTOM LINE
4E(Cd) Barenboim:MENDELSSOHN/LIEDER OHNE WORTE 1/2
7D(DMv) LIFE IS BEAUTIFUL
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