Thu 091210 八王子で講演会 愚直に硬派にやれば必ずうまくいく 下北沢の飲み会へ | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 091210 八王子で講演会 愚直に硬派にやれば必ずうまくいく 下北沢の飲み会へ

 八王子で講演会。代々木上原から八王子は意外に近い。夕方5時に上原を出れば、京王八王子駅には6時には着いている。京王線の「準特急」は、混雑していてつらいけれども、とにかく速さには頼りがいがあるのだ。JR八王子駅と京王八王子駅とは徒歩6~7分の距離があって、東進はJR駅前。隣りはヨドバシカメラ、向かいは駿台八王子校舎。その他たくさんの塾が林立しているあたりである。駿台八王子には、15年も以前の駿台在籍時にも一度も出講したことはない。当時から絶好調とはとてもいえない校舎で、予備校界の斜陽を先取りしたような有り様だったが、一昨年だったか、ついに雑居ビルになった。建物と看板の大きさで勝負する旧来型の予備校としては、苦渋の決断だったに違いない。


 もちろん我が東進にとっては、雑居ビルはすっかりお馴染み、雑居ビルでないとかえって落ち着かないほどである。東進が雑居ビル4階。ワンフロア下は中高受験の「早稲田アカデミー」である。こういう場所での講演でも、高1&高2だけで(いつも通り、高3の参加は認められていない)60名強の受講生が集まってくれた。感謝、感謝である。

 

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(「感謝、感謝」のサトイモ君)


 期末試験の真っ最中、特に今年は新型インフルエンザの影響で期末試験がずれ込んでいる。学級閉鎖とか学年閉鎖とかが相次いで、期末試験の実施時期もトコロテンのように12月中旬に押し出されてしまった。講演会を企画した段階では、もうとっくに終了しているはずだった期末試験が、実際には今や盛りと咲き誇っている状況。そんな時期なのによくこれだけの生徒が集まってくれた。校舎スタッフと生徒諸君に、もう一度大いに感謝する。開始19時、終了21時。普段はやらないサイン会まで何故かやることになって、いろいろ終わって校舎を出たのは22時を過ぎていた。


 この時期の講演会では、特に「愚直に」「とにかく硬派に1歩1歩」「3月まではひたすら単語集と文法を」「3月末に、単語と文法はもう誰にも負けないと言える自分をイメージして」という、余りにもマジメで、余りにもスクウェアなことをひたすら強調し、「速読だ」「アメリカの赤ちゃんになれ」「英語のシャワーを浴びるんだ」の類いの、要するに逃げ腰で軽薄な学習は決してススメない。

 

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(八王子講演会1)


 「どうにか通じればいいじゃん」「難しいことはヌキにして、まあ半分わかればいいじゃん」「速読とコミュニケーションがトレンディー」「だいたいわかればいいんだから、とにかくスピードね」とか、そんな弱気な若者が勝利を手にすることができるほど、大学受験の世界は甘くないのである。「半分理解できればOK」という前提で英文にスラッシュを入れてみるだけの読解は、「読む」という行為とは呼べないのである。しっかり単語と文法を理解し、汗をたくさんかきながら四苦八苦して苦しい読解に励み、そういう苦しい読解を積み重ねて始めて、チャンとした読解のスピードがつく。


 それが正しいので、その考えの正しさを誰よりよく理解しているのは生徒たちである。英文の中にスラッシュを入れていくだけでわかったつもりになっているのは、軽薄な人気取りに夢中の教師たちだけである。10年15年以前なら、そういう軽薄さについていく生徒もたくさん存在しただろうし、そういう時代なら、スラッシュを入れただけで「速読」とさえ言えば生徒が殺到しただろう。予備校にとっての、古きよき時代である。


 残念ながら、今やそういういい加減な読解についてくる生徒は少数派。マジメな優秀者ほど、そういう胡散くさいものの胡散くささをよく理解している。彼らは、もっとジックリしっかり、マジメな汗を流したがっているのだ。まさに、東進の目指すものが時代と合致したのである。今井君が東進に移籍してから、ずっと東進はそのことを訴えかけ続け、それが実って今や日本中の受験生が、硬派の勉強の勝利を心から確信してくれている。

 

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(八王子講演会2)


 終了後、下北沢で飲み会。八王子を出たのが22時だったから、今井君は飲み会に遅刻して23時から参加。下北沢の街は深すぎて、オシャレな店を探すとキリがない。キリのない街を23時からうろついて、オシャレな店に入ろうとしてもますますキリがないし、どんどん気温が下がって、クリスマスツリーを眺めても寒いことこのうえないほどだから、南口を降りきったところのいつもと同じ「土間土間」に決める。


 「カラオケ館」「ファーストキッチン」が並ぶ、まさに下北沢らしい年齢層の低い一帯である。今井みたいなオヤジがウロウロしていると、何だかいかにもヘンタイ酔っ払いオヤジみたいであるが、すみません、このオヤジ、すでに下北沢界隈に住んで15年近い。まさに地元民なのである。埼玉や千葉や神奈川から2週間に1回下北沢に出てくる程度で、いっぱしのシモキタ人間を気取っている中学生や高校生なんかに、ヘンタイ呼ばわりされてもらっては困る。

 

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(おお、なかなか異次元なイケメン、未知の生物的なイケメンである。この写真が何を示しているかは、あした明かされることになる)


 ファーストキッチンの前では、20代30代の若者たちが楽器とアンプ類を広げて、どうやら深夜の路上ライブが始まるらしい。こんなに寒いのにご苦労なことであるが、こういう元気な若者がまだ日本に棲息しているのは、この上なく結構なことである。ウェンディーズが日本から撤退すると決めたいま、ファーストキッチンは日本の宝物。元気な若者も、同じぐらい宝物。よおし、ライブ頑張りたまえ。すでに今井オジサンは酒を飲む前から酔っ払いである。


 こんなふうだから、元気な諸君、今井を見かけたら、遠慮なく声をかけてくれたまえ。君たちが元気である以上、今井は馬鹿笑いするほど嬉しいのである。そして嬉しい時のクマどんは、大いに気前がいいのである。ラーメンぐらい、みんなにおごってつかわすぞよ。シモキタなら、任せておきたまえ。「麺僧」「桜吹雪が風に舞う」「よっちゃんラーメン」、どうだい、オゴってやろうか。そのぐらいの気前のよさである。いや、そんな店しか知らないようじゃ、まだまだダメだねえ。シモキタでラーメンなら、「珉亭(みんてい)」にいかなきゃ。どうだい、ライブのあと。ま、そんな勢いなのである。

1E(Cd) Collard:FAURÉ/NOCTURNES, THEME ET VARIATIONS, etc. 1/2
2E(Cd) Collard:FAURÉ/NOCTURNES, THEME ET VARIATIONS, etc. 2/2
3E(Cd) Cluytens & パリ音楽院:BERLIOZ/SYMPHONIE FANTASTIQUE
6D(DvMv) BROKEN ENGLISH
9D(DvMv) PIRATES OF THE CARRIBBEAN
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