Tue 091201 師走の意味を探る1 風邪の症状がヌルくて不満 肺が黒くなるって? | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 091201 師走の意味を探る1 風邪の症状がヌルくて不満 肺が黒くなるって?

 12月1日、「いよいよ師走」ということになった。今朝はどの新聞のコラムでも、「師走」という言葉の意味を今さら詳しく説明した上で、のんびりした過去の幸せな時代と比較して「師が走り回らなければならない頻度の高まった」「せちがらい世の中」を嘆いてみせるという、毎年12月1日のお馴染みのポーズをとっている。またまたテンプレート並みの陳腐さ、おお、読み飽きた、聞き飽きた。全国1000万部もの販売部数を誇る大新聞の第1面という檜舞台を与えられて、その程度のことしか書けないのでは、コラムニスト失格のように思う。もし今井どんが小論文とか作文の教師だったとしたら、残念ながらその程度の作文に余り高得点は与えないだろう。


 もちろん、教師というものの悲しさで「では、あなたなら、どんなことを書きますか?」と問われ、「何だ、結局は他人の書いたものに文句をつけてるだけじゃんか」と開き直られれば、誠に残念ながら一言も返せずにションボリしてしまって、それで終わりなのである。教師とか、批評家とか、万年野党とか、何にせよその種の存在は、主役にならずに脇で文句を言っている段階では大見得を切ってみせることもヤブサカではないのだが、主役クラスの人に「では、どうぞ、檜舞台へ」と道を譲られた瞬間に、だらしなく萎れて枯れてしまうのが関の山の、悲しい存在である。

 

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(足のある麩菓子の図 1)


 今井どんも、偉そうなことを言ってはいても、本職はあくまで英語講師。文章を書くのはアマチュアにすぎない。ただ、師走という言葉があるということは、「師が走るのは異常事態である」という前提に立っていることだけはわかる。では「どんな異常事態のときに師が走るのか」というと、確かに語源的には「忙しいから」「忙しすぎるから」だったのだろうとは思うけれども、語源からちょっと離れて「焦るから」「焦燥感でいっぱいになるから」と考えてもいいような気がする。このことについての考察は明日の記事で続けることになる。

 

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(足のある麩菓子の図 2)


 残念ながら、今回の風邪に対して(スミマセン、昨日の続きもあるんです)、今井どんははなはだ情けない悪戦苦闘を繰り返すばかりで、目覚ましい進展はない。体温が36℃台後半で推移しているから、インフルエンザということはないだろうが、何だか今まで経験したことがないほど長引くのである。というか、風邪の一つ一つの症状をじっくり楽しんでいるような状況である。


 まず喉が痛くなって、耳まで痛くなって、唾も飲み込みたくなくなって、そういう軽い「返答千円(扁桃腺炎by WORD)」に2日。喉が治ったと思ったら、今度は鼻が詰まるようになって、ひたすら鼻をすすりつつ2日。やっと鼻が通ったと思ったら、咳がひどくなって、咳をしすぎて胸まで痛くなって、咳が収まるのにまた2日かかった。

 

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(とりあえず、上半身だけ起きてみる 1)


 そういう時に新聞の雑誌広告で「週刊現代」だか「ポスト」だかの記事で「新型インフルエンザの恐怖・肺が真っ黒になって死ぬ」という文字が目に入り、トイレで新聞をつかんだまま、肺が黒くなりかけていないか確かめようと、何度か咳をしてみたり、そういう有り様だったこともある。やり方は簡単だ。咳払いをしてみて、手を口に当てて、黒い唾が出てこないかどうか確かめる、そういうAHOでMANUKEな行動である。

 

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(とりあえず、上半身だけ起きてみる 2)


 今朝は咳もよくなり鼻もつまらなくなって、久しぶりに晴れ晴れしていたら、やっとのことで本格的に熱が出始めた。ただし36.8℃。平熱35℃台の今井どんとしては、やっと晴れて「熱が出てきた」と言えるような、熱らしい熱なのだが、37℃も超えていないようでは「体育、見学にしてください」と言っても体育の先生に「仮病じゃないか?」と疑われそうな微熱にすぎない。そういう状態だから「思い切ってお医者さんに行こう」「思い切って丸1日寝ていよう」という決意になかなかつながらない。うーん。こうして、何だかたいへん生温い状況のまま、とうとう今日で1週間が経過してしまった。どうも、つまらない。

1E(Cd) Dorati & Washington D.C.:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.4
2E(Cd) Barenboim & Chicago:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.5
3E(Cd) Gergiev & Kirov:TCHAIKOVSKY/SYMPHONY No.6
4E(Cd) Argerich, Chailly & RSO Berlin:
TCHAIKOVSKY/PIANO CONCERTO No.1
RACHMANINOV/PIANO CONCERTO No.3
7D(DvMv) LAST CONCERT
total m7 y1624 d3869