Fri 091127 風邪は、電車でションボリしてしまったせい ハンガリー語もチェコ語も難しい | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 091127 風邪は、電車でションボリしてしまったせい ハンガリー語もチェコ語も難しい

 一昨日からの風邪は(スミマセン、一昨日&昨日の続きです)、症状の出方から言ってもハッキリ季節性の風邪に過ぎなくて、新型であれ旧型であれ「インフルエンザ」ということはなさそうである。熱は24日36.2℃。25日36.3℃。26日36.4℃。どうも、病院なんかノコノコ出かけていっても、あまり大切にしてもらえるような症状ではない。普通の人なら、平熱に過ぎないのである。ただし、喉は相変わらず痛い。右の耳まで痛い。扁桃腺炎なのかもしれない。なお「へんとうせんえん」で変換すると、WORDでは「返答千円」である。ずいぶんケチったものであって、今井グマなら「返答百万円」ぐらい出してあげたいところであるが、WORDというのは「豊島岡」と打っても「年増が丘」が飛び出してくる、まさに驚きの世界なのである。


 で、呆れながら喉をさすっていると、何しろ今井君の平熱は35.5℃程度であるから、36.5℃ですら、すでに熱に浮かされて、鼻が詰まり、何だか熱っぽくて、やる気が全く起こらない。一昨日の考察から考えて、「風邪をひくのは、首都圏近郊で授業があった翌日」が多いのだから、風邪をひいたのは先週末の3つの講演会の帰りであった可能性が高い。中でも稲毛海岸での公開授業の帰り、京葉線/日比谷線/千代田線と乗り換えて日付の変わるころ代々木上原にたどりついた晩が怪しいと思われる。

 

2032
(風邪薬、左の「エスタックイブ」は消費期限を過ぎていたが「ちょっとぐらいはいいだろう」で今回すべて消費。今日から「パブロンエース」。スーツケースの中に隠れて、2年で6回も一緒にヨーロッパを旅したツワモノ・パブロン君。イタリア・スペイン・ドイツ・イギリス・スイス・アイルランド・アメリカ東海岸を股にかけて歩き回った、まさにエースと名づけるにふさわしい、パブロンの中のパブロン君である)


 と言っても、稲毛海岸校には全く罪がないので、風邪をひいたのはその後の帰り道である。あの夜の記事を見ればわかるように、今井どんは海浜幕張からどやどや乗ってきて優先席を占拠したオタクふうのオジサン6人組や、舞浜からディズニーグッズを大量にぶら下げて乗り込んできた30歳代半ばのお姉サンたちの傍若無人ぶりに、すっかりションボリしていたのだ。ションボリ、はいけない。ションボリしていると、肉体の方も無防備になるものである。


 千代田線で見かけた妊婦さんバッジをつけた女性にも、誰も席を譲らないので、離れた席だったけれども、今井どんが立っていって席を譲ることにした。すると、今井どんが席を離れた瞬間、40歳代半ばかねえ、酔っ払ったオジサンがその席にどしんと座ってしまった。「ありゃりゃ、その席は違うんですよ」というわけにもいかず、あっという間に目を閉じて安らかな寝息を立てはじめたオジサンの顔をみて、「どけどけ」とも言えず、またまたションボリしてしまった。


 あれは、赤坂だったかねえ。乃木坂だったかねえ。恥ずかしいので、隣りの車両に移ったけれども、なかなか元気が戻らなかった。風邪をひいたのは、その直後、駅前のファミマで日本酒の2合瓶を2本買って、寂しく帰る道すがらだったように思う。

 

2033
(ハンガリー語。残り1ヶ月では挨拶程度の習得も難しい)


 さて、こういう有り様で、飲みに出かけるわけにもいかず、かといって勉強とか執筆とか、そういうマジメな努力に没頭する気力もない。そうこうしているうちに、ハンガリーとチェコへの旅行がどんどん迫ってくる。迫ってくるが、ハンガリー語もチェコ語も全くはかどらず、日程だけが無情に近づいてくるのである。


 諸君、ハンガリー語は余りに激しいでござるよ。ヨーロッパ言語という感覚は、全くないでござるよ。どちらかと言えば、トルコ語に似た響き。トルコ語に、ロシア語とドイツ語を混ぜて、ちょっとブルガリアヨーグルトを入れてこねくり回したあと、真っ赤なカマドで焼いたケバブみたいでござるよ。ギリシャの酒「ウーゾ」をグイッと喉に流し込んでみると、それはまさに異次元体験であって、普通の人なら「うひゃ、はれ、ほれ、うひょ、うんにゃ」と叫んで目を白黒させるはずであるが、ハンガリー語のCD1枚を聞き終えた感覚は、まあそれに似たものなのである。

 

2034
(風邪よりも、ハンガリー語にうなされる)


 もちろん「ブダペストでも、英語で通じるよ」という話になれば、もちろんホテルでもレストランでもパブでも「英語で通じる」ことは間違いない。しかし、そういう話ではなくて、ブダペストではハンガリー語、プラハではチェコ語、そういうのは最低限の礼儀みたいなものであって、英語帝国主義を貫いて傍若無人に「英語だけ旅行」をしても、ちっとも面白くない。

 

2035
(チェコ語。うにゃにゃ)


 今のところ、ハンガリー語はトルコ語の一種にしか聞こえないし、チェコ語はロシア語の一種にしか聞こえないのであるが、まだまだ時間はあるのだから、せめて入門書の中の例文だけでも丸暗記してから飛行機に乗り込みたいのである。まあ、残り一ヶ月もないわけだから、「あいさつ程度」のレベルにとどまってしまうかもしれないが、とにかく早く風邪を治して、再びハンガリー語とチェコ語の訓練に励みたいのである。

1E(Cd) Rubinstein:CHOPIN/MAZURKAS 2/2
2E(Cd) Lima:CHOPIN FAVORITE PIANO PIECES
3E(Cd) Muti & Berlin:VERDI/FOUR SACRED PIECES
4E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 1/2
5E(Cd) Reiner & Wien:VERDI/REQUIEM 2/2
8D(DvMv) PROOF OF LIFE
total m64 y1601 d3846