Fri 091023 吉祥寺スタジオのリニューアルに感動 大学生アルバイトたちと飲みに行く | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 091023 吉祥寺スタジオのリニューアルに感動 大学生アルバイトたちと飲みに行く

 ちょっとした所用があって、久しぶりに吉祥寺の東進1号館に顔を出した。2ヶ月ぶりである。「ちょっとした所用」が何だったか、それは後で書くことにして、いやはや、久しぶりの東進1号館では驚くべき一大リニューアル進行中で、驚くべきものを突然見せられて驚かずにいられるほど無感動な人間ではない今井君は、「腰を抜かした」という表現そのままに、その場に座り込みそうになった。おお、新設されたスタジオは「これ以上は考えられない」という美しさ。最新のデジタル機器が3つも4つもピカピカ並べられて、しかも古式ゆかしい黒板も併存。まさにどんな形式の授業でも、最高の授業が可能という素晴らしいリニューアルぶりである。


 講師室も新しくなっていたし、講師用のトイレもキレイになっていた。まあ、いままでスタジオがなかったフロアにも新しくスタジオを2室新設したせいで、講師室自体の面積は狭くなってしまったが、リニューアル以前の無意味な間仕切りがなくなったから、狭くはなったが、逆にスッキリまとまった感じである。


 東進移籍以来、講師室やトイレやその他諸々の設備についてブツブツ言い続けてきたのだが、これでブツブツ小声で呟いてきた不平不満は誠にキレイに全て解決され、「さあこれからは授業収録を満喫できるぞ」「もっともっと優れた授業をして、満足度100%を目指しますか」「いや、目指すべきものは『きわめて満足』度を100%にすることだ」というのが実感。思えば、東進移籍が2005年2月だから、あれから4年半が経過した。まだ「何とかとけ込んだ」という程度ではあるが、来年度はぜひバリバリ授業収録を進めたいものである。

 

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(懸命に眠る)


 ちょうど、「セサミストリート」と提携して東進が展開を進める子供英会話教室のニュースが、メディアで伝えられた直後である。「全国で22000教場を展開」という目標値を目にしたとき、東進講師である今井でさえ「ええっ、いきなりその数字でいくのお?」と度肝を抜かれたのであるが、このスタジオを目撃するかぎりにおいて、これはすべてホンキでやるのである。「及び腰」などという中途半端な態度は微塵も感じられない。そういうことなら、講師としても、あらゆる場面でますます協力を惜しまない。「どんなことでも、中途半端ではつまらない」というのが今井君の授業のキャッチフレーズの1つである。せっかくなら、徹底的にやる方が面白いに決まっている。


 ただし、東進講師の今井君が、ブログでこれ以上東進をほめたたえ、東進礼讃をやってみせたりすると、何だかうさんくさいだろう。ブログの中にはそういうものも少なくなくて、「要するに広告」「つまり宣伝のためのやらせブログ」というものが蔓延しているのも事実。スタジオリニューアルの本気度に腰を抜かしはしたものの、これ以上うさんくさいと誤解されるような礼讃は、慎むことにしたい。

 

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(ひたすら眠る)


 さて、冒頭に書いた「ちょっとした所用」とは、要するにただの飲み会である。リニューアル進行中の工事現場で待ち合わせて、吉祥寺「金の猿」に飲みに出かけた。待ち合わせたのは、9月末の新刊「英文法教室」上下巻の編集に協力してくれたアルバイトの大学生2名、編集担当者1名。大学生2名がどういう形で協力してくれたかと言えば、「英語が本職」というプロの目ではなく、あくまで英文法を学習する普通の学生の目で、分かりにくい記述を発見したり、「ここの説明が分かりにくい、書き直した方がいいのではないか」と指摘したりしてくれたわけである。


 こういう協力者がいないと、とかく参考書は筆者の独りよがりになりがち。難しい文法用語を羅列し、大学教授も目を白黒させる複雑な議論を展開して、筆者も大満足、英語のプロも絶賛、しかし高校生が読むとちっとも分からない。そういう参考書になってしまう可能性が高い。しかし、今井君が書きたかったのは、英語の専門家を唸らせるような専門書ではない。そんな参考書を書いても何にもならないし、目標にしたのは「ありゃりゃ、一読で全部分かっちゃったぞ」「ははあ、こう考えれば分かるのか」という本である。大学生の協力者はたいへんありがたかった。

 

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(意地でも眠る)


 1人は法学部、もう1人は環境コミュニケーション学部、ともに都内の私立大学3年生である。決して英語の専門家などではない。ま、「シロートそのもの」。大学生ではあってもシロートそのものの目で「ここは分かりにくい」「ここをもっと詳しく書いてほしい」「この説明は書き直した方がいい」と言ってくれれば、高校生読者を想定した最高のシミュレーションになるのである。


 しかも、シロートとは言っても、受験のことや、大学受験の現状や、今井の長所&短所、そういうことを全く知らないのでは困る。そこで、2名とも元東進生、1人は船橋校、もう1人は上福岡校の出身者。2人とも3年前の高校生時代に、東進ハイスクールの夏期河口湖合宿に参加した、コアな元生徒である。受験についても、今井のいいところ悪いところも、ともに熟知している。こうなると「ここの説明をもっと詳しく」「ココが分かりにくい」の一言一言にも、大きな意味をもつことになる。

 

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(それでも眠る)


 編集担当者にも、今回は大いにお世話になった。そういう意味で「金の猿」ぐらいならお安い御用である。2時間ほど楽しくおしゃべりをして、4人でワイン2本を空けたけれども、楽しいことは大いによろしい。「金の猿」自体は、要するに「ちょっとキレイな普通の飲み屋」。評判とかクチコミとかで楽しみにしていたほどの店ではなかったけれども、最近になく楽しい一晩であった。