Wed 091014 熊本で講演会 羽田の整備進行中 「英語の熊、来熊」 水前寺清子のこと | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Wed 091014 熊本で講演会 羽田の整備進行中 「英語の熊、来熊」 水前寺清子のこと

 熊本で講演会があって、昼前に羽田に向かった。この気楽さが羽田のいいところである。遠く離れた九州の熊本で19時から講演会、普通なら朝から飛行機の時間のことが頭の片隅にあってイライラまたはソワソワするところであるが、羽田なら昼前までのんびり落ち着いていられる。新幹線で広島とか大阪とかいうスケジュールよりも気分はずっと楽である。「ハブ空港化」、たいへん結構であって、どんどん進めてもらいたい。というか、モノレールから定点観察してきた感じでは、今回の大臣発言があろうとなかろうと、もうずっと前からどんどん進んでいたのである。


 もちろん「定点観測」などという大袈裟なことではないが、九州や北海道で講演会があるたびに、行きは必ずモノレールを使っているから、新しい国際線ターミナルの建設も、ターミナルを結ぶモノレールの建設も、ずっと前から急ピッチで進行中、見た感じでは少なくとも「ほとんど完成」のはずの八つ場ダムよりは遥かに完成度は上である。メディアは慎重に慎重にと反対論ばかり強調しているが、利用者からみれば羽田から欧米路線に乗れるなら大歓迎であって、誠に軽薄ながら「いいからどんどんやってくれ」という感じである。

 

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(熊本・上通り講演会 1)


 熊本到着15時。空港から市内まで40分ほどかかったが、講演会は19時半からなので、宿泊先の「ホテル日航熊本」で一休みする。飛行機は往復ANA利用でも、ホテルは日航である。熊本にもANAのホテルはあるのだが、どうももともと地元で経営していたホテルを買収したもののようで、場所も悪ければ外観もよくない。熊本のホテルどうしの勝負なら、皮肉なことに日航が圧倒的に勝っているのである。


 講演会は「熊本県民劇場」で19時半スタート。海外の一流アーティストの演奏会もあるらしくて、ウィーンフィル来演のポスターまで発見。そんな高級な会場に、誠に申し訳ないが「英語の熊、来熊」という東進の手作りポスターを貼り出してある。「英語の熊」はもちろん今井君。「来熊」というのは「熊本に来る」を短く表現したもの。全国を回っていると「来熊」の類いの言い方をする地域は少なくなくて、鹿児島だと「来鹿」と書いて「らいろく」、秋田だと「来秋」で「らいしゅう」と読む。群馬で「来群」とか、山梨で「来梨」とかは聞いたことがないが、ま、こういう言い方をする地域としない地域があるということだろう。

 

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(熊本・上通り講演会 2)


 出席者は130名程度である。そのほとんどが高2生と高1生。普通のヒトが考えれば、この時期の予備校講師の講演会なら高3生が中心で、受験間近の受験生が集まって、熱気で湯気がもうもうと上がりそうな雰囲気だろうと想像するはずである。しかし、東進のこの時期の講演会には高3生や高卒生は呼ばないことになっている。だから、たとえ「英語の熊が来熊」ということになっても、熊本の高3生は来てはいけないのだ。


 ただし、そういう前提でも「大ファンだから、高3ですが、どうしても出席したい」という受講生も来る。14日の熊本でも、そういう高3生が10人ちょっと混じっていた。普段ならサイン会みたいなことは「生徒の時間を無駄にするだけだから、しない」という主義の今井君なのだが、この時期に訪れてくれた高3や高卒の生徒だけには、講演会終了後に控え室で「宇宙征服」のサインを書いてあげることにしている。最後にその10人余りと集合写真もとったりして、「談笑」というようなこともする。残り4ヶ月、こんなオジサンのサインでやる気が出るなら、それもまた悪いことではないだろう。

 

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(熊本・上通り講演会 3)


 熊本には東進の校舎が驚くほどたくさんあって、今日はそのうちの「上通り校」の主催である。ほとんど隣接するような形で「帯山校」「水前寺校」「健軍校」「味噌天神校」「大江校」などが並んでいて、校舎どうしのライバル関係もなかなか激しいものがある。私なんかが余計なことを言わない方がいいのだが、ほとんどの場合、切磋琢磨する素晴らしいライバル関係なのである。というより、こんなに東進の校舎が林立している様子をみると、正直いって嬉しくてならない。「あそこにも」「ここにも」「あっちもそうだ」というのは胸のすく思いである。生徒だって、私と同じ気持ちだろう。


 水前寺といえば、我々の世代ならもちろん「水前寺清子」であって、「365歩のマーチ」は小学校の謝恩会で合唱させられたし、「どうどうどっこの歌」は庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」の冒頭のシーンに出てくるぐらいである。彼女がなぜ「チータ」なのか、知らないし、考えたこともないし、知りたいと思ったこともないが、とにかく水前寺清子は「チータ」なのであった。


 ああいう形のアイドルは、今ではなかなか考えにくい。演歌歌手が同時にアイドルでもあって、ステージに上がればほとんど悲鳴に近い女子の声援に包まれ、絶叫とともに気絶&失神するような熱狂的ファンの女子も大量に存在し、ゴールデンの時間帯にドラマの主役で「石坂浩二と恋人同士」という、どう見ても無理なんじゃないかという設定で、それでも高視聴率を稼いでいた。間違っていたら申し訳ないが、ドラマのタイトルが「ありがとう」。主題歌も水前寺清子が歌って、「さわやかに」の一言で始まるのであった。おお、水前寺清子が、昔は「さわやか」の代表格で、「さわやか」とは、水前寺清子の笑顔だったのだ。おそるべき時代である。


 今井君はああいうのをお茶の間でニコニコしながらみていられるタイプではなかったから、どういうドラマだったのかほとんど知らないが、一度CSで再放送されているのをみてしまい、あれからもっとイヤになった。

1E(Cd) Jandó:MOZART/COMPLETE PIANO CONCERTOS vol.1
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