Thu 100121 2月7日千葉講演会 小中学生にも今井どん 新丸ビル「Raj」と「ソバキチ」 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Thu 100121 2月7日千葉講演会 小中学生にも今井どん 新丸ビル「Raj」と「ソバキチ」

  2月7日日曜日、千葉で講演会。出席者200名弱。午前から午後にかけて、何故か映画を1本見た。「カルメン」であるが、斬新で余りに激しい演出のカルメンについての感動にうちふるえつつ、少し早めに千葉に出発。都営新宿線で馬喰横山にむかい、馬喰町から総武線快速に乗って、千葉には15時に着いてしまった。公開授業が17時スタートだから、2時間も余裕があったのだが、「たったいま法政大学の受験に行ってきた」という受験生の相談にのっているうちに、あっという間に17時になってしまった。
 東進ハイスクールの首都圏校舎は、かつての巨大予備校のイメージを払拭しつつあり、駅前巨大戦艦型の校舎は少ない。したがって、200名も入る大教室はほとんど存在しないのであるが、千葉校だけは別格の大規模校舎で、講演会があればこの教室を使用する。ここを満員にできるかどうか、正直言ってその辺が成功かどうかの分かれ目になる。近隣にもたくさんの東進があって、稲毛海岸/船橋/海浜幕張/八千代台/津田沼/船橋、あげればキリがないから、「千葉だけで200名」はなかなか達成できるハードルではない。だから今回は間違いなく大成功と言っていいのである。

(2月7日、千葉講演会。開始直後)

 講演開始17時、終了19時。「今井は面白いぜ」「出席して絶対に損はない」と言って、友人をたくさん連れてきてくれた生徒たちや、もちろん若いスタッフ諸君にも大いに感謝する。「自分で教える生徒は自分で集める」が塾の理想だとすれば、「自分のライバルになる友人は自分で作る」という積極性があれば、それこそ受験生の理想の姿である。彼ら彼女らのために「宇宙征服」のサインを書き、ついでに記念撮影までして、大いに爽快な気分で千葉から帰ってきた。
 帰途、東京駅で総武線を降りて、新丸ビルに立ち寄る。こうしてせっかく外に出て、夜9時にもならないのにお行儀よくおうちに帰るのは、中年男としては何だか情けないのである。何しろ、せっかくワイシャツを着てネクタイも締めて、たった2時間の講演でおうちに帰ったのでは、交通費がもったいない、ワイシャツの洗濯代さえもったいない。そういうことまで考える。

(千葉講演会、次第に盛り上がる)

 だから、あくまで「もしも可能ならば」の話だが、講演の日はダブルヘッダーでお願いしたいと考えたりする。特に土曜/日曜/祝日は、例えば3時から父母対象の講演、5時から生徒たち対象の公開授業、そういうふうに効率よくダブルヘッダーを組めば、少なくともワイシャツの洗濯代は無駄にならない、交通費も無駄にならない。それはまあ冗談として、父母と生徒に同じコンセプトの講演を聞いてもらえば、講演のインパクトは2倍どころか5倍にも10倍になるはずである。父母対象の講演のほうには、中学生はおろか小学生まで参加可能ということにすれば、小中学生の意識をあげるのにも役に立つはずである。

(千葉講演会、授業部分。これも大いに盛り上がる)

 「小学生相手に英語の講師が話して、何か役に立つの?」などという疑問を口にするのは、何もわかっていない証拠であって、今井の講演でおそらく一番モチベーションが上がるのは、実は小学生諸君かもしれない。そのぐらい今井の話は面白い。実際、2年前だったか、四国の徳島で参加した小学生10名は、周囲のお兄さんお姉さんたち以上に目を輝かせ、会の後も嬉しそうに感動を語っていたものである。


(千葉講演会、終了近く。写真をお願いした若いスタッフも、さすがに少し疲れたらしい。ブレている)

 ま、いいか。とにかくそのまま帰ってしまうのは寂しすぎたので、東京駅前の新丸ビルに立ち寄り、言語道断に腹が減っていたので、カレーの店「Raj」に入った。新丸ビルにはよく行くけれども、どの店もみんなギュウギュウ詰め、特に金曜の夜などは、予約なしで入店するのはまず不可能、しかも「ご予約は承っておりません」という店のほうが多い。つまり、行き当たりばったりに行ってみて、「あああー、ただいま満席となっておりますう」と門前払いされる可能性がきわめて高い。「では、席が空くまで待ちます」という忍耐を示しても、「あああー、もう待っているお客様が5組ほどいらっしゃるので、40~50分かかりますう」である。そうやって「ああー」「あああー」「あああああー」の関門の連続をかいくぐった、驚くほど運のいい客しか席にありつくことはできない。
 しかし、この「インド宮廷料理Raj」だけは、少なくとも私が通りかかった時には、いつでも空席のほうが多くて、「困ったら、他に行くところがなくなったら、ここ」という奇妙な安心感のある店である。そういうわけで、「21時過ぎの丸の内でカレー」という、これもまたたいへん奇妙な選択が成立する。
 豆カレーと羊のキーマカレーを注文して、「カレーにワイン」という選択に引け目を感じた今井君は、仕方なくビールをがぶ飲みする。もちろん、通のヒトは「カレーにワインも全然おかしくない、それどころか似合いのカップルだ」、そう言って唇を皮肉そうに歪めるのだろうけれども、はい、はい、はい、わかりました。まあいいじゃないですか。だって「もうすぐ閉店」の空気がすでにプンプン漂っていて、とてもワインをボトル1本注文できるような雰囲気ではなかったのだ。しかも「ビールがぶ飲み」の選択は結果的に成功と言っていい。キーマはともかく、豆カレーのほうはハーブの香りがキツすぎて、ワインに合わせるのは余程の通のヒトでなければ困難だろうと、すぐに察しがついたのである。
 「Raj」を早々に出て、2軒目を探したが、日曜の新丸ビルは異様なほど閉店が早くて、22時の段階でもうどの店にも「準備中」または「閉店いたしました」の冷酷な看板が立ちふさがっている。平日の夜なら翌朝4時まで営業している店がいくらでもあるのだから、日曜夜のこの冷酷さには驚かされる。結局、まだ開いていたのは蕎麦の「ソバキチ」のみ。しかも「禁煙席はあっちです」の一言とともに、店の外の廊下の席に強制的に座らされた。+しかも+、「ラストオーダー、22時半ですが」と、イヤそうな表情を突きつけられてムカッとし、「塩辛と、熱燗2本」だけを注文する意地悪で仕返しをしてやった。
 それにしても感じるのは、「日本人はどこで働いているの?」という疑問である。日曜の夜、飲食店で働いているのは、どの店でも中国人とインド人ばかりである。コンビニのレジを打っているのも、やはり中国の人たちが目立つ。テレビのニュースショーを見ているかぎりでは「働きたいのに、働く場所がない」という日本人の深刻な様子ばかりが映し出されるのに、こういう場所で出会うのはとにかく中国の人ばかり。採用する側の問題なのか、働き口を探す人々の問題なのか、無知なクマどんはよくわからないが、遅い時間帯になればなるほど、つらい職場で働く日本人の密度が下がるのは間違いないように感じる。

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