Sat 090620 17日海浜幕張講演会 全力のほうがケガもせず疲れない 20日成増講演会 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Sat 090620 17日海浜幕張講演会 全力のほうがケガもせず疲れない 20日成増講演会

 今週は首都圏で講演会ラッシュになり、忙しかった。16日の春日部については既に書いたが、その後17日が海浜幕張、19日が大宮、20日が成増。会場は全て東進の校舎だから、それほど大規模な講演会ではないが、大規模でも中規模でも小規模でも、手を抜いたり気合いを入れなかったりするほど器用でもないし悪人でもない。どんな講演会でもどんな授業でも、別に良心的だとか情熱的だとかいうのではなくて、気がつくと何だか知らないが我を忘れて全力投球してしまっている。バカ正直と言うことなのかもしれないが、手を抜いたりすれば、手を抜いた分だけ余計に疲れるものだし、無気力相撲をとれば、かえってケガをするのが関の山である。いつでも全力でプレーするのが、実は一番安全で、心も身体もラクである。

 

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(蒸し暑い夜は、プールに飛び込む夢をみる)


 17日、海浜幕張校で講演会、出席80名弱。この時期の講演会は、本来高校2年生を対象にして実施している。海浜幕張はその方針を忠実に守って、高3生は特別な理由のある者に限って例外的に入場を認めるに留めた。もちろん地域性を考慮しているのである。昨日の春日部のように、部活動の盛んな県立高校が主体の地域では、高3生であっても「受験勉強はまだまだ。部活を引退する7月からボチボチ始めるかね」という高校生が多い。塾や予備校の関係者からみれば、その余りの暢気さが気が気でないのだが、まあそういう地域ならこの時期の講演会でも高3生の入場を認めて「とにかく1日でも早く始めないと」と言って激励するような話をする。


 海浜幕張は、近くにある有名私立進学校の生徒が多いから、この時期の高3生に向かってそんな話をすると、かえって時間のムダになる。というわけで、16日の春日部と17日の海浜幕張では、目の前の生徒の学年が1学年違い、当然講演の内容も違う。同じテキストをつかって、違う話をする。それでちっとも苦労しないところが、さすがベテランだ♡と自分でも唸るほど話がうまい。80名程度というのでは、最初のうち少々意気上がらないものを感じたが、15分もかからずに爆笑の連続になった。実際に英文法の問題などを解説しながら、それでも爆笑が絶えないのだから、まさに恐るべきベテラン♡である。ほっほ。がっは。げっぽ。

 

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(クロールで、一気に加速する夢をみる)


 20日は成増で講演会。東武東上線を北に向かって、「ここから先は埼玉になります」だから「成増」という地名になった、というオヤジギャグの残る場所である。東上線でも副都心線でも行けるが、「急行が停車しない」という規模の小さな街である。出席者70名強。教室が狭いから、この出席者数でも、印象としては超満員になった。各駅停車しか止まらない駅の駅前で、この出席者数はなかなか立派である。


 ここの校舎も「この時期の講演はあくまで高2主体で」というコンセプトをマジメに貫いて、出席者数を抑えめにしたようである。第一、教室が小さいから、もしも生徒用に机を確保すれば70名が限度。机なしにして椅子だけでの講演にすれば100名ぐらい詰め込むことは可能だったかとも思うが、生徒の環境を無視して詰め込めるだけ詰め込む、というのでは20年前の予備校バブルの頃から何も成長していないことになる。

 

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(誓い:ちゃんとした大人に、なります)


 キチンと机を入れて、英語の講師なのだからチャンと英語の授業もやって、しかも生徒はちっともカタくならずに大爆笑の連続、そういう理想的な講演会になった。私自身はこのブログでもずっと「講演会」と呼んでいるが、東進としての正式名称は「特別公開授業」。本来「授業」という名前で参加者を募集している以上、やはり生徒にはキチンと机があって、講師も何らかのテーマを設定して自分の科目の授業をするのが本来の姿である。いかにも「面白い話を期待している」という生徒たちの表情や雰囲気につられてしまい、雑談優先になってしまうのが私の悪いクセ。少し修正したほうがもっと楽しくなるな、というのが今日の実感であった。

 

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(約束:努力する大人に、なります)


 21時終了。帰りは副都心線を利用して乗り換え1回でラクをして帰ろうと考え、地下鉄成増の駅で電車を待っていると、さっきまで教室にいたという2名の高校生に話しかけられた。一人は西早稲田から、もう一人は日吉からきたのだという。2人は同じ高校の同級生だと言っていたが、西早稲田から成増まででも30分近くかかるし、日吉からでは1時間半、下手をすれば2時間近くかかってしまう。おお、熱心な生徒たちである。しかも気さくに、思い切って話しかけてきてくれたのがいい。明治神宮前で私が千代田線に乗り換えるまで、高校生活の悩みなどをいろいろ話し合いながら、楽しく帰ることができた。2人とも、なかなかいいヤツだった。こういう夜も悪くない。

1E(Cd) Festival International de Sofia:PROKOFIEV/IVAN LE TERRIBLE
2E(Cd) Schüchter:ROSSINI/DER BARBIER VON SEVILLA
3E(Cd) Cohen:L’HOMME ARMÉ
4E(Cd) Vellard:DUFAY/MISSA ECCE ANCILLA DOMINI
7D(DvMv) OCEAN’S THIRTEEN
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