Tue 090602 フランクフルトから帰国して10日が経過 夏休みは１学期のテキストを復習

　ブログでは言わずにいたが、５月中旬に２週間ほどドイツ旅行に出かけ、旅行が終わりになったのは、ちょうど10日前の土曜日である。ずいぶん長い間ブログの更新が不安定になり、５～６日も更新がなかったり、そうかと思うと４日分も５日分もまとめて更新したり、そういうときは、原稿に追いまくられているか、海外に出かけているか、まあどちらかなのである。今回は、後者。５月９日、まだ成田空港が白い不気味なマスクで溢れかえっていた３週間前に、成田からルフトハンザでフランクフルトに飛んだ。帰国すると、そろそろマスクをするのがみんなバカバカしくなり、マスクをすることへの批判が外国人からも日本人からも出始め、マスコミはどうしていいか、どちらに賛成していいかわからず、右往左往している間に、北朝鮮からは核実験のニュース、国会では党首討論、板橋では資産家殺害放火事件、中大教授殺害の犯人逮捕、とにかくマスク以外の話題に溢れてちょっと安堵の胸をなで下ろし、あとはルーキーズの宣伝で乗り切ろうとしているところであった。

（フランクフルト土産、クマのフランク・側面図）

　ドイツでは、とにかくよく食べよく飲んだ。来る日も来る日もフランクフルト名物アップルワインを昼食時に１リットル飲み干し、夕食にはモーゼルやライン川流域の白ワインをフルボトルに、もちろんビールも大きなジョッキに、いくらでも飲み干して気勢を上げた。ザワークラウトみたいな酸っぱい物は苦手だから用心深く避けながら、よく焼いた豚肉料理やソーセージを食べまくり、気がつくと半月はあっという間に経過していた、というのが実情。

（フランクフルト土産、クマのフランク・正面図）

　酔っ払って過ごした関係で、写真のようなバカバカしいお土産を買って帰国。フランクフルト土産だから、クマの名前は「フランク」。フランクがデカすぎてスーツケースに入らず、「機内持ち込み」は１個、しかもドイツの空港は日本とは比較にならないほど厳しいから（ラテン系のオジサンは荷物にヘアトニックの小瓶が入っていたせいで犯罪者扱いされていた）、フランクについても、切り刻まれるとか、取り上げられるとかされるのではないか、終始ビクビクしながら帰ってきた。そのフランクを見て、臭いをかいで、ネコ２匹がいかにも不審がるのを眺めながら、いつの間にか６月になった。このブログでは、昨年10月にマッジョーレ湖滞在記を書き終えて以来旅行記を書かなかった（受験が本格化する時期になったので）が、この後しばらくフランクフルト滞在記が続くことになりそうだ。

（フランクへの困惑を語るニャゴロワ）

　さて、昨日の補足であるが、昨日書いた通り、浪人生や、ある程度うまく受験勉強の進んでいる現役生にとって、最も望ましい夏休みの過ごし方とは、自習室のヌシになって一日12～３時間を過ごしながら、夏期講習それ自体は息抜きかペースメーカーにしてしまうことなのである。何度も言うが、１学期丸々雑談で終始したようなダメ講師、テキストを半分ちょっとしか終われなかったようないい加減な講師が、いくら宣伝に宣伝を重ねても、たった90分×５コマしかない夏期講習で奇跡的な効果を上げることなんか、出来るわけがないのだ。しかし「夏休みは自習室のヌシになって、朝から夜までガンガン自習して過ごす」と張り切って決心しても、実際にはなかなかそんなに長時間の学習に耐えられるはずはない。楽しい授業で息抜きができ、かつ１学期の復習やモチベーションアップができれば最高、夏期講習に期待していいのはその程度である。

（後方への恐怖、叫び）

　もちろん、合宿タイプの夏期講習は別である。私自身、東進の夏期合宿に行くのは今年で５年目。「一日中全部英語」の英語漬けで、何が何でも無理やり全員「ヌシ」にしてしまうような夏期講習なら、それはもう文句のつけどころはない。ぜひとも無理やりヌシにされてしまって、合宿から帰ってからそのペースを友人や後輩にも伝えてほしい。いかにも我田引水に見えるだろうが、別に合宿タイプの夏期講習は東進に限ったものではない。他の予備校でも同じようなキツいのを実施しているだろうから、気に入ったのを選べばいい。なお、東進の合宿については、このブログの昨年7月21日分から31日にかけて、合宿の実況中継が写真入りで掲載されている。不安な方は、どうぞ。

1E(Cd) Art Blakey：NIGHT IN TUNISIA
2E(Cd) Walt Dickerson Trio：SERENDIPITY
5D(DvMv) MARIE ANTOINETTE
15A(γ) 世界の文学６　オースティン：中央公論社
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