Fri081205 ブログ開設から絶好調のうちに半年経過 お礼とご報告 まもなく内容が一変します | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri081205 ブログ開設から絶好調のうちに半年経過 お礼とご報告 まもなく内容が一変します

 このブログを始めたのは6月5日だから、今日でちょうど半年経過したことになる。最初に宣言した通り「毎日更新」を貫き、何日か遅れてしまった時期もあったけれども、ここまで「1日も欠かさない」更新を継続して、書いた総量はA4版にして約500枚。文庫本に換算すると1000ページ分になる。まあ、よく書いた。文庫本4冊を半年で書ききるというのは、量だけの話なら、すでに本職の作家にヒケをとらない。
 

 ニャゴロワとナデシコもよく協力してくれて、掲載した写真の枚数は、当初の予定を遥かに上回るペースで増えている。6月5日の最初のブログでは「1日1枚掲載」と宣言しているが、気がつけば、半年で1000枚に近づいている。夏から秋にかけて相当エスカレートして、毎日7枚も8枚も掲載しなければ気が済まなくなったりしたのだが、この1ヶ月ほどは「多くても3枚まで」と決め、ネコ可愛さのあまりたくさん掲載したい自分を、何とか抑えている。


 書く方も書くほうなら、読んでくださる方も本当に大したもので、私のこのペースに負けずに、次々と読破する方々の多さに、筆者自身驚き入っている。「本を読まなくなった時代」に、半年でブログだけでも文庫本4冊という分量は素晴らしいと思うし、ネット独特の文体ではなく、昭和中期の文体で、しかも最近ではあまり使われなくなった単語熟語の多用される文章をしっかり読んでくださる方がこれほど多いというのは、ブログ開始時にはほとんど期待しなかったことである。

 

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(ブランケット猫1)


 というわけで、半年が経過し、ここまでのアクセス数は75000に達した。11月中旬からは、さらに急激にページビュー数が増加して、1日平均2000件ほど。このペースだと、年内に10万アクセスに達しそうな勢いになっている。驚いたのは、「人気ブログランキング入り」しているという事実。あらら、こういうのは、全く予定していなかったことだ。遥かに下位の方ではあるが、「ランキング入り」は確かである。大量の文字情報とわずかな写真しか掲載していない、音声も動画もない、おカタいことこの上ないブログが、「ランキング入り」など、おこがましいもいいところである。本来、親しい人たちの間だけでニヤニヤ笑おうと思って始めたブログである。ここまでアクセスがあると、驚きは大きい。講演会などの公の場所では、一切ブログの存在は言っていないのだから、ますます驚きである。
 

 初回の「ブログ開設にあたって」で触れたように、「迷惑がかかるから、家族・友人・知人のことは一切書かない」「あくまで中年男のプライベートな日記である」ことには、これからも変化はない。ただ、自分の反省として、プライベートな日記のはずが、少し「受験生へのメッセージ」が増えすぎたかもしれない、という思いがある。
 

 10月初旬から書き始めた「 … するな」シリーズがそれである。人気があるから、ついつい調子に乗って書き進めてきたが、3日前の「国語が苦手な子になるな」など、あっという間に500アクセスを超えたりして、驚きはますます大きい。おお、これほどたくさん、国語に悩んでいる人がいるんだなあ、と実感させられた。アクセス数を見るだけで、受験生やその家族、指導する先生方が、何に悩み何に困っているのかが、実によくわかるのだ。このブログの本来の目的とは外れた話を2ヶ月間書き続けてきたが、それも講師としての私の活動に非常に参考になったことは確かである。
 

 ついでで申し訳ないが、この3日間書き続けた「国語の祝祭的豊かさ」「国語ちょいワル礼讃」について、相当数の方から大絶賛をいただいた。それも「ランキング入り」の原因かもしれないが、一つだけ筆者として書き落としたことがあった。それは「算数数学の豊かさ」である。「直線的」「クリック的」と私が書いたのは、あくまで「受験の算数数学」あるいは「塾や予備校で教えられている算数数学の現状」であって、実際に大学で学ぶ数学、あるいは数学の本質が、国語に劣らず豊かで複眼的で祝祭的であることは当然である。熱心に私のブログを読んでいただき、かつ国語の豊かさについての記事にも絶賛を送っていただいた数学者の方から、「数学の豊かさについても書いてあればもっとよかった」とのご指摘があったことを、書き加えておきたい。

 

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(ブランケット猫2)


 さて、ここまで書き進めてきた「するな」シリーズは、ブログを元にいろいろ加筆・訂正を加え、たくさんの小見出しで読みやすく分割し、各項目の最後に2~3行ずつの「結論」を書き加え、各項目を「…するな」という否定形で始まって「…せよ」という命令文で締めくくる形式に整えて、近い将来1冊の本にまとめる予定でいる。順調に作業が進めば、2~3ヶ月後には、ささやかながらキチンとした書物として、書店に並ぶ予定である。そのときにはまたこのブログ内でお知らせしようと思っている。
 

 というわけで、「するな」シリーズもまもなく終了する。一覧表まで作成して予定していた「するな」も、残り3~4項目になった。この辺で、このブログは一度原点に戻ることにする。明後日か3日後ぐらいから、ガラッと雰囲気が変わることになると思うので、今日のうちに、ハッキリ予告しておいた方がいいだろう。

 

0909
(ブランケット猫3)


 「メッセージ的な部分がほとんど」という2ヶ月が経過し、その間に筆者自身ブログの原点を見失いそうになっていたが、しばらくは「さらにとても地味」なものに戻したい。「ランキング入り」みたいなことを継続したい、あるいは「もっと上位に食い込みたい」という欲求&欲望は全くないので、オヤジのプライベートな日記に戻したいのである。
 

 書く材料は、まず、旅行記。すでにこのブログでは旅行記を3本完成していて、ネットでイタリアの中小都市名を検索するとこのブログにヒットしてしまうらしい。ヴィラ・アミンタやヴィラ・デステなど、高級ホテルにも大いに迷惑をかけているかもしれない。しかし、もっともっとクマさんの滑稽な珍道中を書いて、もっともっとたくさん迷惑をかけたいので、まだ書いていないニューヨーク紀行、マドリード紀行、ロンドン紀行の3本をそれぞれ1ヶ月ずつ、いつ果てるとも知れぬダラダラした文体で克明に綴っていくことにする。
 

 もう1つ、書く予定の材料は、英文法解説。おやおや、これは怪しい。こっそりブログを利用して、参考書の原稿を書こうとしていませんか、ツキノワさん。そう思った人がいたら、おお、まさにご明察である。ただ、私の本職はあくまで英語講師。英語講師のプライベートな日記の中に、英文法についての記述がたくさん入ってくるとしても、確かに怪しいとは言っても、怪しすぎるということはあるまい。
 怪しいというなら、英語講師のくせにやたらイタリアだのスペインだの、英語とは関係のない旅先についての紀行文ばかり書いていることなのだ。そこで、紀行文はニューヨーク、ロンドン。紀行文以外は、英文法。さらにごく稀に(2週間に1回程度)午前2時まで居酒屋で複眼的祝祭の豊かさに浸ってきた夜(081202参照)は、その報告も書く。


 ここから2月ぐらいまで、ブログの内容は以上のようなたいへん地味なものになりそうだ。2月中旬からは講演会で全国を飛び回る日々が予定されているから、そのとき再びブログの内容に大きな変化があると思うが、それまでは、とにかく地味に、大人しく。ランキングみたいなものに、出来るだけ掲載されないように、しばらくは大人しくしていようと思う。