[人狼] まとめページ

 

■盤面とは
役職を持った人の情報や能力は人狼を見つける大きな鍵になります。
この情報を混乱させるため、人狼や狂人は役職を騙ります。この「騙り」が出た陣形を「盤面」と呼びます。

役職を守るために村人が騙る事もありますが、これは変則的な戦法です。

 

広く遊ばれている9人・人気局の内訳で話をしましょう。
村人3人 占い師1人 霊能者1人 騎士1人 vs 人狼2人 狂人1人

 

22盤面とか、212盤面とか、数字で表現します。
数字の最初が「占い師」の数、二番目が「霊能者」の数です。三桁の時は三番目が「騎士」です。
占い師が2co、霊能者が2co、の状態を 22盤面と表現します。

 

■22盤面
セオリーは「霊能ローラーから、3日目に占い決め打ち」
霊能自称者2人を初日、二日目に吊り、2縄で1人外を確実に追放する進行です。
占い結果が初日の1回と合わせて3人を占った結果が手に入りますので、真の占い師は高い確率でラストウルフを見つけて3日目の決め打ちに挑む事になります。
つまり、占い真偽を当てれば村人陣営が勝利する進行になり、非常に安定感のある、実力勝負ができる進行です。
狼はローラーする長い時間を使って、議論の流れを把握して議論誘導し、村の弱い位置に黒塗りをする事ができます。

 

占いが真狼、霊能が真狂という内訳が最も多いです。その前提での最終盤面について書きます。
霊能ローラーが終わった時点の盤面は、2人の占い師とその相方位置が解っていて、1人の中立位置(胃痛ポジション)という5人盤面になる事が多いです。
この胃痛ポジションの人に勝敗が託されます。
占い真偽でも確定しますし、村人の真偽でも確定します。

(これが霊能は精査せず吊りきるという思考に至る人の心理です。占いとグレー精査に専念するという事。正しいと思います。)
さらにライン考察も使えるので、村側に多くの情報がある事が村有利と言われる理由。
狼から見ると、村の一番弱い位置を突く事ができるので戦えない盤面ではありません。
真偽を間違えている人を胃痛ポジションに置く事も意図的にできます。

 

霊能ローラーからの決め打ち進行は占い精査、グレー精査をじっくり行う進行なので、訓練の場としても非常に優れていると思います。
占いが真狼、霊能が真狂前提での内容になりましたが、実戦では真狂真狼や真狼真狼の可能性も追いながら精査しましょう。

 

「霊能決め打ち」
霊能の真偽がついた場合は、当然ですが真霊能に縄は使いたくありません。
せっかく真と決めた霊能結果を活かす進行を取ります。

 

初日の1周目だけで真偽が解った場合、グレーを1本詰めて二日目に偽霊能を吊る進行が良いでしょう。
占い幅を狭める、占い能力を使わずに霊能能力で1人の色結果を見る、という意図があります。

偽霊能の色が重要なら偽霊能吊りもアリです。
グレーを吊る場合は騎士は出るべき。出ないと騎士位置を避けながら吊る事になるので、どうしても吊りが甘くなります。
滅多に無い状況なので、この進行を実践するというよりは進行提案の精査のために理解しておいてください。

 

初日に偽霊能を吊って、遺言や2日目の発言から残った霊能が真だと解った場合。
占い結果に黒結果があれば、ぜひその位置を吊って霊能に色を見てもらいましょう。
霊能に色を見てもらう=騎士の霊能護衛が必要=騎士生存が必要 です。これが22盤面で騎士が初日に潜伏する理由の一つです。
占い結果が白結果しか無い場合、霊能ローラーを続行して精査を深める事が多いです。
どうしても霊能を残すのであれば、片白に手をかける、明らかにラインのある人を吊るなど、黒結果が落ちた時に勝負が決まる位置を吊りたいです。
翌日の占い結果で完全にラインを確定させる事のできる完全グレー位置があれば、そこから吊りを入れるのはアリです。

 

2日目の占い黒結果で霊能ローラーをストップする場合があります。
この時は、黒を出した占いを真と見ての吊りなのか、霊能を決め打ったのか、態度を明確にしておくべきです。
翌日に霊能結果が白の時にどちらを信じる?という議論になるからです。

 

「霊能真狂決め・グレー吊り」
霊能が真狂だと解った場合にグレーを吊り続ける進行を提案する人が時々います。
霊能ローラーして精査を深めるほうが良いのでお勧めしません。ヤンキー進行認定。
22盤面の強み、時間をかけて精査できるという利点を捨てています。
絶対に黒、もしくは黒塗りされて最終的に必ず吊られるであろう人が居る場合は吊っても良いと思います。
霊能結果が白白なら精査のやり直し2日目決め打ち、パンダでも黒だと信じて占いローラーします。

 

騎士の動き
22盤面は騎士潜伏を推奨する人も居ます。その理由を書き出すと
1:占い決め打ちで狼を吊った日に真占いが噛まれてLWが2択になる盤面があるから。
2:霊能決め打ちの際に2日目に騎士生存が必要だから。

3:偽占いが黒を打ち難いから。 (これはLWが騎士でCCOするだけなので、論理的ではない。心理的には解る。)
4:2GJ が出るかもしれないから。

 

騎士に出て欲しい人の反論
1→ 2択が発生するのは役or狂を占った結果が混ざった時。COして騎士が占われない事で回避できませんか?
2→ その通りですね。では、霊能ローラーをやる流れになったら出てください。
3→ 論理的では無いですね。
4→ 騎士が出る事で得られるメリットと2GJ出る確率を比較して検討してください。


騎士が出る事でのメリットは、単純に真占い師からの無駄占いを無くせます
さらに精査すべき対象グレーが4人から3人に減ること、騎士の可能性を追った精査をやらなくてよくなることで、思考をより深く伸ばす事ができます。

 

2GJ の可能性については、考察が伸びそうにない村で、2GJ でも出さないと勝てそうに無いような時は「独りでがんばる」という考えで狙って良いと思います。
結論としては、ちゃんと精査できそう、霊能は決め打てなさそう、と思ったら初日からCOしちゃうのが論理的には良さそうです。
潜伏する心情は解るので、潜伏する場合は村の自分への評価を意識して、怪しまれているなら出ましょう。

 

まとめ
・22盤面は霊能ロラから占い決め打ちがセオリー
・2日目、霊能決め打ちには騎士生存が必要
・騎士は決め打った役職を守る役目があるが、COする事で精査が進む

 

セオリーを手順で覚えるのではなく、なぜその進行を取るのか?という原理まで理解して欲しいです。
普通ではない行動や発言があって、セオリーから外れるべき盤面もあり、それを判断するには手順だけで覚えていると判断できないからです。