ポーランド愛伝道師のポラ子です。
イマジンの紹介に戻りましたよー。
さて今日はどこの国でしょうか?
着物:飯島 武文(東京)
ちょっと色かぶりしてますが。
帯:博多織 新海 佳織(福岡)
さて、薔薇が描かれているこのKIMONOはどこの国でしょうか?
正解は
【ブルガリア共和国】
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大使夫人自ら、デザインに加わってくださったブルガリアの着物は、バラの花と、様々な民族衣装から取材した伝統文様で構成されています。優しいグリーンの地色の中に、紅白のバラが、中世ブルガリアの装飾文様と共に美しく配置され、色彩の鮮やかな民族衣装の文様との対比が作品の見所です。
帯は、ブルガリアの国旗の色を大切にしながら、香水の瓶の中に薔薇の文様がデザインされた、とても斬新な作品です。
(プロジェクトのFacebookより引用)
帯を織られた新海さんがこちらに思いを書かれてます。
http://kaori-shinkai.com/?p=1706
是非お読みください。
さてアップを見てみましょう。紅白のバラですね。
民族衣裳や、伝統文様と言われると特定するのが難しいのですが、調べたら興味深い記事を発見しました。
http://bulgariatravel.org/data/doc/JPN_39-Tradicionni_nosii.pdf
このリンクの3ページ目です。
ブルガリア人は、完璧な左右対称を悪魔の仕業と見なしていました。そのため、対称を崩すような要素を取り入れ、祟りを避けていました。
(伝統、工芸、民族誌 ブルガリアの民族衣装より引用)
とあります。これを知ってから改めてアップを見てください。上も下もどうぞ。
確かに左右対称になってない!
念のため検証しましょう。左の糸目のラインをなぞりました。
それをイラレで反転させたのが右の黄色いラインです。
左右対称であれば同じはずなのですが、ズレてますね。見事に非対称!!
こういうのを知ると展示を見るのが楽しくなりますね。
あと余談ですがブルガリアのことわざに
「歓迎されるかどうかは衣裳しだい」
というのがあるそうです。
ぜひ民族衣裳を検索してご覧くださいね。
では着装写真をどうぞ。
あと、この地色のグリーンは是非実物で確認してくださいね。
冒頭の画像は色が全然違うし、ショーだとライトが当たっているので。
あー、この裾の青と緑の部分のアップ撮ればよかったなーー。
(プロジェクトのFacebookより引用)
縦のラインのバラが帯へと繋がっていて素敵。
このバラがオイルになった、みたいな。私の勝手な感想ですけど。
それからある美術館で大学の先生のお話を聞きながら着物の展示を見た事があるのですが、上にまっすぐ伸びる柄は、それだけで吉祥柄だそうです。竹が裾から肩まで描いてある物などは、まさにそうですね。きっとブルガリアの明るい未来の意味も込めたのではないでしょうか?
ポラ子の推測ですけど。
でもよく見ると三角になってて、二筋のバラの間に空間があるので、別の意味があるのかもしれません。これは今後の課題にしましょう。
展示は皆さんが各々好きに感じて楽しみましょう。
もう展示は終わっているけれど、機会があったら絶対に見逃さないでくださいね。
ではまた。
今日もポラ子は誰かを笑顔にすべくゆく~
Miłego dnia.(よい1日を~)
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