前回の続き。


北斗の拳的に例えるならば、



自宅のリビングにいきなりラオウがいたみたいな衝撃w


おいおいくつろげるか!笑

「なぜここに拳王が?!しかも黒王に跨って...」




さて。

たぶんサシでご一緒するのはもうかれこれ20年近く?ぶりではなかろうか。

ここ数年舞台の打ち上げなどでグループでお逢いすることはありましたが。


おぼろげな記憶で、どこか地方のツアー中に現地に前乗りした日にツアーのメンバーでご飯行って、何次会だったか?すっごい深夜に呑んだことがありました。それ以来でした。




俺はこの先輩の仕事をすごく尊敬していて。


照明さんなんですが、過度や華美ではない必要最低限のあかりの数と光量で、作品に対して最大限の効果をもたらすことができる方。

更に個々の俳優の芝居をみて適時、適宜、最適解で照らしてくれるすごい方。


今も東京でこの先輩を目指して励む後輩のプロの照明家も多いらしく、

なかなか辿り着ける境地ではない方です。



そんな方が谷部の行きつけの町中華にいたから、度肝を抜かれたわけです。笑


人って、ライン超えると笑うしかなくなりますね。笑笑



丁重にご挨拶した後、ご本人とわかって、



え゛ぇ゛!

なんでいらっしゃるんですか!?

て言っちゃった。



町中華スタッフ家族も、あまりの奇遇さに驚いてましたけれども。




さて。

1時間少し、色々とお話ししましたね。


俺もここ数年で演劇やステージについてこんなにディープに話したこと、なかったかもってくらい。笑

ふだん話す人いねえもん。



変な錯覚で、以前のようにどこかの地方でまた先輩と酒を酌み交わしているような感覚にも囚われて変な感じもしました。




まあ、内容もディープなので割愛しますが。笑




少なくとも俺が感じていることはやっぱ世の中のほとんどの人もそう思っているんだなってことと。



誰のせいでもない。

プレイヤーとしてみんな同等に功罪もあるかもしれないし、ひょっとすると個人にはもっと罪があるかもしれない。



俺はまわりが俺をどう思ってるか知らないし、知ろうとも思わないところもあるけども。


そんなことよりも俺はいつも自分の悔しさしかないんです。

あの日あの時のいわゆる「たられば」

よりももっと大きい括りの、自分自身の内面にベクトルを向けた「たられば」



何を偉そうなことをと人によっては思われるかもしれないが、

俺はこの世界に入れてもらったからには、

実力をつけて、少しでも売れて、認知してもらって、お金にして、どんどん輪を広げていくことしか考えておらず。今もそれは変わらず。



それがなかなか演劇はうまくいかない。

シーンのフォロワーはどんどん減る。

世話になった先輩に恩返ししたいのに、時は無常でじゃんじゃん歳とって死んでいく。

後輩たちは辞めていく。


その都度、折々で、

ちくしょう!俺がもっと出来ていれば!

何かが違っていたと常々思うんです。


少なくとも、俺の経歴はたくさんの方のお陰様で輝かしく、それがあったからいまの俺がいる。

なのに、なのにですよ、全然だめだ。こんな不義理あるだろうかって。


一昨日なんか夢に久しぶりに浅利先生でてきてすんげえ怒られたし。

「おいおまえ!なにやってんだ!」てw



ほんとだよ。

やべえよな俺さいきん。





ほんっとここ数年、自分は言葉にしようのない気持ちでいることは確か。


その都度「あぁ、俺はやっぱり向いていない」と思う傍らで、

「乗りかかった船は後戻りできない」という相反する気持ちもあって。



ずっとその葛藤。


なんらまだ限界を感じてはいないんだけどw

俺ももうそろ潮時なんだろうか?

こういう「ぶらさがり」感も俺は嫌いだ。俺がね。



そんな話をウーロンハイを飲みながら、すーんと聞いてくれた御大には感謝したい。


ていうか

俺そん時すげえ腹減ってましたけど、

御大の存在にスイッチ入っちゃって、お話しを伺いながら、ひたすらビールしか飲んでなかった。苦笑


てか、モノ食いながら話きけるか?!

できないっしょ?







俳優座劇場も来年でなくなっちゃいます。


あって当たり前だった場所が無くなるというのは、未だに理解できていないところがある。 



もう先輩の照明で舞台には立てないだろうし、

環境として今後、先輩も関わってもらえなくなるだろう。



そして俺個人の場合も、もう無理なのではないかと。


その話をした時に、けっこう俺は久しぶりに心が揺れ動きましたね。

にじむ後悔、というより、冷静に走馬灯をみたような感じかな。そういうものなんだろうか。どうなんだろうか。



ほんと、EVERYTHING ITS RIGHT PLACEな感じの。



ちなみに先輩は、いま俺が住んでるところの近くに住んでることが判明。笑

(そりゃそうだよな、じゃなきゃいらっしゃらないよな深夜にw)



飲み友になって下さいw



て、言ったw



そしたら、すげえ喜んでくださったから俺は嬉しかった。


俺はこれまで舞台で照らしてくれたり、芝居の効果を後押ししてくれた御大に、次からウーロンハイでお返ししていくのだ。笑笑笑



いやあ

なんかやっぱ

違う気がする


今日のYouTube。



朝おきてレモンをかじる。

谷部 央年でした。