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ちょくちょく、目を通しながら読み終えた今週の1冊がこちら。

2010年に逝去した女優、高峰秀子さんの演技論。

研究生時代には、よく神田神保町の、舞台演劇専門古書店、矢口書店によく通って、たくさん演技論関連の本を読み漁っていたが、
ここんとこ、あまり他人の俳優仕事スタイルに興味がなくなっていたこともあり、めっきり関連本は読んでいなかった。


ところが、5月のこと。たまたま青山ブックセンターの新刊コーナーに、この本が並んでいて。
なんだか久しぶりに異常に興味が湧いて購入したものだ。


幼少時代に、俳優の仕事をやらざるを得なくなり、そこから、名実ともに孤高の女優となり。

飽くまで仕事として割り切り、他を寄せ付けない信念でもって、最善を尽くした記録。

でも、最後まで俳優という職業を好きになろうと努力して、なれなかった氏の吐露に、なんだか俺は共感めいた、というか、微妙に考え方がカブってる感じがした。



氏が語ったことは、いまもマスコミやエンターテイメントの業界に響きまくりだと思う。

楽しんで仕事をすること、テメエが心を動かしながら仕事をすること、大いに結構。

でも、俺たちは、相手を楽しませるために、相手の心を動かすために仕事してんだぞってことを、常日頃おもう。



表に出る人間として、汚い笑顔、汚い目で、裸の王様にはなりたくないものである。



何を求められているかをしっかり考えて、打ち出して、評価をしてもらえる仕事と結果を残していきたい。




高峰秀子さん、生前に一度お会いしてみたかったわ。