練成して溜め込んできた思いを遂に舞台上で爆発させる。

28日の京都までの残りステージ、ひとつひとつを、しっかり創っていこうと思う。


パゾリーニが描き、石川若枝さんが翻訳された台詞を、劇場のお客様の前で実際に発してみて、思った以上に返ってくるものがあって驚いている。

もちろん目に見えるものではないし、その時、その空気感によってビシビシくるものなので、説明のしようがないのだけれど。


詩的な台詞の数々を、懸命に解釈なさろうとするお客様の姿勢と、解釈をさらに超えて、ぶっとい感情を届けようとする俺とのやりとり。


言葉って、なんと深みのあるものだろうって。


words,words,words…と語るシェイクスピアもきっと、痛感していたに違いない。



言葉って、それぞれに意味があって、それを人間が発語することで、意味が更に二重、三重の意味にまで深まって、他人に届く。


日常の他愛のない会話さえ、それって聖なるものなんじゃないかって、思えてくるのである。


軽はずみなノリで、たった一時の感情で発語してはいけないなって、改めて思わされる。

それが知らずうち、人を喜ばせたりもすれば、逆に大迷惑にだってなる。

幸せにも、不幸にもなれてしまう紙一重の、とてもデリケートなものなんだっていう認識は、大切だよなと思うのだ。


photo:01

家族。
お父さんの手塚とおるさん。
お母さんの大沼百合子さん。
息子の俺。