ミュージカルカンパニーのイッツフォーリーズさんから御招待いただいて、
俳優座劇場にて行われている「ファーブル昆虫記」を観劇してきた。
イッツフォーリーズさんとは以前、俺が客演した舞台公演時に、それぞれ2人の女優さんとお仕事をともにしたことがあった経緯から、今回お呼びに預かったのだ。
大人から子供まで幅広い客層をターゲットにしたステージ創りは、
ガチ王道リアリズム演劇をやっている俺みたいな人間には、新鮮で学ぶ事が多い。
こと今回に関してはまた、俺にとって絶好の機会でもあった。
閉まった子供心を呼び起こすものとして。
小さい時、ファーブル昆虫記は活字でも、絵本でも読んだ経験がある。
いま改めて、今度はステージ上で観た時、どんな思いが去来するか。入場。
いつもならば「ホーム」として親しむ俳優座劇場も、いつもと雰囲気が違う。
この日は親子連れで溢れ、子供の声がキャッキャしていた。
ステージが始まる。集中力の途切れ易い子供たちをうまい具合に惹きつけ続けながら、春夏秋冬に話を分けて、歌とダンスと芝居で90分。
俺はいつも癖があって、オトシどころやナキどころで、客席の反応を伺ってしまうところがあるのだが。
みんな真剣に食いついていた。
気付いたらアッという間に終わる。
オッサン化の一途を辿っているらしい俺は、じんわり德光和夫状態であった…。KIDSどもはピンピンしてやがった。
…KIDSども、お前らにはまだわからないことがあるぜよ。
少しだけ、俺の子供心は還元された。
ファーブルには有名な名言がある。
「一分間さえ休む暇のない時ほど、幸せなことはない。働くこと、これだけが生き甲斐である。」
フンを転がしはしないが、ひとまず俺はトイレに行くことにした。
冗談さておき、
イッツフォーリーズさん、この場を借りて改めて、素晴らしい舞台。ありがとうございました!
