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ずっとクローゼットの中にしまいこんでいた「あかずの箱」
98年、幸運にも俳優座養成所に合格した。高校中退、急速に新生活に向けた準備をした記憶が微かに残っている。

そんな最中に、数少ない幼少からの断片的な記憶を残そうとしたんだと思う、その時のフィーリングに赴くままにパッケージしていたらしい。

それ以来、開けることはなかった。というより、その箱自体を忘れていた。

別に今日もわざわざ開く必要はなかった。しまったままにしておけば。

でも、なんか気になって仕方なく、14年ぶりに、ベッタリと粘着力のある布ガムテープを破ることにした。

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何故か小学生時代、劇場に観に行ったターミネーター2と、アダムスファミリーの下敷き。なんじゃこりゃ。

94年、愛読していたboonのDJファッション特集、更にはJAMIROQUAIのJAYのインタビュー。(この本もDJになろうと強く決意した1冊)

他にも、細々と雑多に作文やら絵やら、てっきり捨てていたと思っていた制服などを手に取った。
…ぶっちゃけ今更、自分でもどう扱えばいいかリアクションに困っていたところ。
いくつか手紙を保管していた(らしい)


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これは、学生時代のとある恩師から貰った言葉。戴いた当時より、言葉の重みを受けるのは、俺が歳をとったからか。

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そして最近何故かたびたび思い出すことの多い、亡くなった祖母からの手紙が。
実は俺は祖母の影響を強く受けて育っているので、このタイミングでメッセージを読むと、いろんなことを考えさせられてしまう。

過去を振り返ってばかりは良くないと一口に言えど。
未来へ線を繋ぐのは、過去の点よりほかないことも確かである。

そして、偶然の連鎖は、俺は必然の連鎖であると常に思って生きているので、今日この時、また何かが自分のなかで揺れ動いたことは間違いない。

まるでAL GREENを聴いたあとのような気持ちで、品々をしまって、またクローゼットにしまった。

ひとつしまっていなかったものがある。
サザンオールスターズの93年ライブツアーのスウェットパーカー。デッドストック。
これはもうさすがに着ないから、サザン大好きな羽田にプレゼントしてやろうと思う。