17歳下の彼氏は

毎日、朝昼夜とメッセージをくれる。


おはよう

今何してる?

家に着いた?

電話していい?


などだ。


今日も帰宅後にビデオ通話がかかってきた。


彼は話の途中で


「君は日本人とインド人、どっちと結婚したい?


僕は絶対インド人だと思うよ。

その相手の名前は...

○○(彼の名前) ♪」


と無邪気にはしゃいでいた。


でも、

「僕はまだ子供だから」

と笑顔で冗談を締めくくる。



「いつ日本に行くの?

一緒に行こう!

一人では絶対行かないけど、一緒にね。

で、君の家族に会いたい」


と、ただの思いつきと思われる

提案をしてきた。

思いつきで喋って、その後は忘れる

というのがインド人だ。



そして彼は

「ねぇ、

I love you てどういう意味だと思う?」


なかなか難しめな質問に答えを詰まらせた。



(そもそも、自分が思う愛と相手の思う愛は同じものではない可能性が高く、だからこそすれ違いが起こる。

まずは、愛というものの自分なりの定義を互いに確認し合い、

そのズレを互いに理解しなければ、本当の愛を理解することができない。

いやいや、愛とは理解するものではなく…


哲学好きな私は考えること、分析することが好きなので、永遠に一人でこうして遊んでいられる。


しかし、考えれば考えるほど

掴もうとすればするほど

これが愛だ!という答えは遠ざかってゆくのである(笑))



彼は


「僕はこう思う..."好き"とは違うんだ。

どんな時も全てを受け入れるんだ」



みたいなことを語っていた。



40代にもなると色々な価値観を持つ人と関わってきて、

色々な経験をしてきている。

それゆえに私は複雑に考えすぎているのでは?と

ふと

その彼の迷いのない、清々しい答えから気付かされた。



いつか別れが来るであろう関係というものは

とても愛おしい。

だからこそ、今この瞬間を最大限に楽しもうと思う。