先日、ある受講生の方が、
「写真を見ると、あ、これは、
カメラマンの○○さんが撮った写真だな、
ってわかる人がいるけれど、
ふみこさんの写真はそうじゃないのがいい。
同じ場所で撮影しても、みんな違うから。」
と仰っていただき、
とても嬉しく思いました。
一時期、
憧れの人みたいな写真を撮りたくて、
必死で真似ていました。
それが、
「正解」だと思っちゃっていたんです。
でも、
真似をしても、
全然その「正解」には近づけなかった。
(当たり前なんですけど・・・)
だから、苦しかったー。^^;
そんな時、
ある写真家の展覧会に行ったんです。
その時に、
いい写真って何だろうって。
どんなにすごい人が評価したとしても、
それを自分がどう思うかはまた別の話。
すごいなーと思っても、
撮ってもらいたいか。
自分の部屋に飾りたいか。
お金を払ってまで欲しいと思うか。
と言うと、そうじゃないな・・・。
とかも思ったりするわけで。
これって何なんだろう?って思ったら、
結局「好き」か「嫌いか」なのだなと。
だから、
いい写真かどうかの「正解」よりも、
自分の撮影した写真を「好き」と言ってくれる人、
あなたに撮ってもらいたいと言ってくれる人、
そういう人がいれば、いいんだ!って思えたんです。
そう思えた時に、
自分の撮りたい世界観を追求しよう。って思えた。
私が撮りたい世界観は、
お客様と一緒に創り出す世界。
そこに、
自分色を出すというよりは、
それぞれのお客様の未来の姿を写しだしたいと思う。
結果、それが、
私の撮る写真になったらいいなと思う。
ある別の受講生さんは、
「これでいいんだ!って思いました。」
と笑顔でおっしゃったんですね。
やはりその方も、
「正解」を求めていたのだと。
○○さんの撮る写真が「いい写真」。
あれが「正解」。
あんな風に撮れないとダメなんだって。
でも、それは、
その人が生み出した世界観であり、
その人のオリジナルなもの。
最初はね、
型を真似てみることって、
大事だと思うんです。
でも、ある程度まできたら、
今度は、自分が撮りたい世界観を追求していく。
それが必要になる。
写真は、
レンズを通して、
何を見つめているのか。
その人の感性が本当にわかるもの。
人それぞれ、
見ているものが違うからこそ、
各々が輝ける場ができるのだから。
もっともっと自分の世界観を追求するために、
感性豊かにいたいなと思う日々です。
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