Aさんのお父様は
大手コンピューター関連会社の技術職
真面目で一本気なところが
若い社員とぶつかり
新しい時代に押されたのか
徐々に弱気になり
精神不安定になりました
家族の支えもむなしく
本日で会社を辞めるという日
「今日は父が帰ったらどう出迎えたらいいのか
悩んでいます 顔を合わせたくないです
何も言わないでいいでしょうか?」
この言葉にたどり着くまで
80分以上
Aさんは 父親への思いを話す間
めまぐるしく表情が変わりました
最後にやっと自分の具体的な
今の悩みが出てきたのです
80分間 傾聴し 共感し
こちらのポジティブと
Aさんのネガティブが交差した瞬間
反射的に
「それは素敵な日ですね
お父様の好きなお料理を並べて
ご苦労様でしたって
ご家族でお迎えしたらいいのでは?」
と言いました
Aさんはびっくりしたようでした
少し間を置いて
「そうですか?
そういうものなんでしょうか?」
と言いながら明るい顔になりました
後日
「父の好きなものを用意しているうち
家族もいい雰囲気になって
笑顔で ご苦労様でしたって言えました
父もちょっと笑いました」
とおっしゃっていました
今の感情にたどり着くまでのことを
言葉で整理し
感情の移り変わりを検証し
自分の心の中を見つめる時間
傾聴の効果がありました
Aさんはとても強くなり
その後お父様を支えて
病院に連れて行ったり
話を聞いてあげたりしているそうです