自分を好きになってもいいよ~自信を育てる心理学~ -32ページ目

アンと村岡花子さん

こんにちは 自信を育てるセラピストけいたんです。
お久しぶりです。皆様お元気でお過ごしでしょうか?
気がつけばもう2月。月日が流れるのが早く感じられる今日この頃です。

今年は、風邪やインフルエンザ、胃腸炎やノロウイルスも流行りましたね。
私は年末から様々なウイルスに負けてしまい、重篤にはならないのですが、何となく体調が不調であったり、娘の成人式や、部活の試合応援があったりしてしばらく記事を書くことを怠っていました。

そんな時この1冊の本に出会いました。
『アンのゆりかごー村岡花子の生涯』(村岡恵理著、新潮文庫)
昨年NHK朝の連続ドラマの原作本です。
(私は見ていなかったのですがドラマの方も好評だったようですね。)

村岡花子さんは『赤毛のアン』を翻訳した方です。私も娘の頃全シリーズを読みました。
原作を友人の宣教師から手渡されたのは46歳の時、太平洋戦争を経て、刊行されたのは13年後となります。家庭を持ちながら、しかも戦争の時代に外国の本を翻訳するのは並々ならぬご苦労があった事と思われます。
ストーリー的には特別大きな事は起こりません。カナダの片田舎に住む少女が繰り広げていく日常、身近な人と笑ったり、泣いたりしながら過ごす日々が暖かく描かれています。

「大人も子供も楽しめる家庭文学」「非凡に通じる、洗練された平凡」は花子さんの目指した所であり、それはおそらく原作者のモンゴメリにも共通するものではないでしょうか。

この本を読んで知ったのですが、花子さんは翻訳以外にも様々な活動をしています。
学生時代はクリスチャン系の女学校で友情を育み、大恋愛の末の結婚後に関東大震災、夫の会社の倒産、長男の病気による死亡や戦争を経験します。その間、婦人参政権獲得運動に力を入れたり、子供向けラジオ番組を担当したり、娘に手伝ってもらいながら自宅を解放して日本初の家庭図書館を作ったりします。

人との交流も豊かです。まだまだ女性の地位が低く、高等教育を受ける人も僅かだったこの時代に、社会を変えていく実力ある女性の育成を目指して日本女子大学設立に尽力した広岡浅子さんや、政治分野で活躍した市川房枝さんや、宇野千代さん等女流文学者の方々と交友があったり、『母の肖像』で翻訳を手がけたパール・バックさんとお会いしたり、ヘレンケラーの来日の際には通訳もされています。

今、テレビや映画、漫画においても、行動の動機が復讐心であったり、残虐なシーンが多いものが目立ちます。殺人も謎解きゲームのような感覚です。
全てを否定するつもりはありませんが、果たしてどれだけ人の心を豊かにしてくれるのでしょうか?

まだ自分が何者になるのかわからない、心がピュアな時に、自分の心が迷った時に、社会状況が不安な時にパワーを与えてくれる本って素晴らしいですね。
いいものは時代を超えて残っていくというのも本の強みです。

私も今こういう形で文章を発信する場を与えられています。
私は一人でも「読んでよかった」と思ってくれる人がいることを願って、(時々サボるかもしれませんが)これからも細く長く続けていきたいと思います。

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