こんにちは。
長野県、白馬村の大自然の中で、季節の遊びを通じて家族の絆と笑顔を増進するスーパープロモーター&フォトグラファー
のMIHOこと、古瀬美穂です。
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先日、長野県のテレビ局、テレビ信州の「夕方Get!」という番組で、「山の写真を撮っている写真家」としてご紹介いただきました
そのときの取材の中で、解説させていただいたことで、普段から私が撮影するときに意識していることなどを、こちらに記載していこうと思います。
テレビ局の撮影意図としては、今年は「信州山の日」が制定される新世紀元年ということで、「山(=北アルプス)を撮影している私」を報道したかったみたいだったけど
あいにく梅雨まっただ中のこの季節、北アルプスの稜線が見えるのってあまりないんだな~
残念ながら前日までの天気予報は雨
一体どこで撮影をするんだろう…と一抹の不安すら感じていましたが…
なんと!当日にお天気がチェンジ
曇だったけど、雨に降られる心配はひとまずなさそうで一安心。でも、北アルプスは厚い雲の中に隠れっぱなし…さて、どうしよ。
撮影のアテンドを頼まれていた訳ではなかったのですが、やっぱり地元住民だし、「ここ」の写真を撮ってるんだし、一番良い場所に行きたいですよね^^
お山が見えない、そんなときはお山以外に魅力のある場所を探す!
ただ、今回は「山の写真」っていう条件があったので、少し足を伸ばして小谷村の雨飾り山山麓にある「鎌池」に決定
雨飾り山は日本百名山の一つで、ブナやダケカンバの森がとっても綺麗な山
そして山麓の鎌池にはいろんな広葉樹の植生が広がっていて、紅葉の時季は多くの人で賑わう撮影スポット
だけどお天気もどんよりとした平日ということもあって、ラッキーなことに人が全然いない、静かで穏やかな絶好の撮影日和だったのでした
【今日の撮影ポイント】
曇のときは、森の木々を狙え!
曇のときは、光のコントラストがニュートラルになるので、木々の緑がとても鮮やかに浮かび上がるんです。
太陽光が強すぎると、葉っぱの表面に反射して白飛びしやすくなりますが、曇のときは葉っぱの本来の色が反映されるので、緑に深みが増します。
明るい空を背景に、葉っぱ通しが重なるように、葉っぱを下から見上げるように撮ると、光に透けて葉の葉脈がハッキリと映し出されます。
まるで木が吸い上げた水分が葉脈を通って葉の隅々まで行き渡るすべが見えるように、「生きている」命の感じが見えますね
森や林の中を散策しながら、ぜひ、自分好みの「美人さん」を見つけてください
出会った美人さんを「どんな風に”魅せる”か」がキーワードです。

湖畔や池などの水面を入れて撮影するときは、できるだけ、風で水面が揺れないときを狙いましょう。

写真は「そのとき」「その場所に」居なければ撮影は出来ません。
スナップ写真にももちろん楽しみはありますが、「Right Time, Right Place(適切な時間と場所)」を意識して撮影してみてください。
一期一会の瞬間が、切り取った一枚の作品が、
あなたの人生にとって、より魅力的なものになりますように…


