10年目の、311あれから10年が経ちます。私にできることを、祈りを込めて。学生時代の友人、同じ頃、結婚し、出産。故郷を遠く離れて子育てをした佐藤淳子さん。メールのない時代、年に数回の手紙のやりとり。その年の年明けに、長男が写真を撮って作ったというカレンダー、とても嬉しそうでした。地震が多いということも。4人の子どものうち、ふたりなくしている彼女は、陸前高田で、津波にさらわれてしまったけど、決して不幸ではないのかもしれない。医者だった最愛の伴侶は、心を病み、数年後、天国へ。長男、佐藤慧くんはジャーナリストとして、パートナーの安田菜津紀さんと力強く歩んでいる。私にできることを一歩一歩。