わたし自身の自戒の念をこめて。
「なんとかなる」…と楽観視は危険です。
いろいろと大変なことが起こるくらいの覚悟で準備しましょう。

 

 

まわりのお子さんと比べると言葉が遅いしマイペースすぎて、

個性的すぎる気がする、すこし心配な子を育てている。

 

乳幼児健診、3歳児健診でもひっかからず、

個別相談では「お母さんが気になるなら『ことばの教室』に通ってもよいけれど、そんなに心配するレベルじゃないと思いますよ」と言われ、

そのうち成長してくれるのかな…と思いながら様子をみている。

 

そんな子を育てている家庭に

ある日突然、お父さんに海外転勤の辞令が出た!

 

 

さあ、どうする?

 

夫婦で話し合い、

わが子の発達の気がかりなところは「そのうち成長し、なんとかなるだろう」と楽観視し、

家族そろって海外で暮らす経験ができるなんて貴重なチャンスだよね、

という前向きな気持ちで

家族帯同の駐在生活をすることにした結果、

 


子どもが海外での暮らしに不適応をおこし大パニックを起こし、

 

頼りにしていたお父さんもまた、不慣れな海外での仕事をこなすのに精いっぱいで家族をフォローする余裕がなく、

 

お母さんは、言葉の通じない海外での慣れない生活に加えて、子どもが苦しむ姿を目の前にどうして良いのか分からず途方に暮れて、メンタルが壊れかけて。

 

と、家族全員、地獄のような大変な日々を過ごすことになるのでした。

 

 

 

これは、16年前の私が、当時4歳の息子を連れて移住したドイツで

実際に経験したことです。

 

過去記事にも書きましたが、息子にとても辛い思いをさせてしまったという自責の念に押しつぶされ、このまま死んでしまいたいと思ってしまうような絶望感も経験しました。

 

 

 

でも、生きている限り、息子のために頑張るしかない、と覚悟を決めて。

 

まずは息子の苦しむ原因を徹底的に調べ、

自分自身のメンタルも立て直し、

【崖っぷちで綱渡り】をしているような精神状態な日々のなかで

少しずつ海外生活に適応していきました。

 

 

 

 

このブログを読んでいるあなたが、もし昔の私のように

発達障害の特徴はあるけれど健診でひっかかるほどでもないグレーゾーンのお子さんを育てていて、海外へ引っ越しをする予定なら

 

「備えあれば憂いなし…それでも大変なことはあるかも」

 

くらいの気持ちで、準備をして渡航されることをおすすめします。

 

 

 

具体的には?

については、長くなったので次の記事にて。