ミシェル・バルニエ首相に対する不信任案が可決され、フランス政府は崩壊
ミシェル・バルニエ首相は就任してまだ3ヶ月しか経っていない
アンドレア・マーゴリス フォックスニュース
2024年12月4日午後3時34分 EST公開
フランス国民議会は水曜日、不信任案を可決し、現政権を事実上崩壊させた。
動議に賛成した議員は合計331人で、必要な288票を上回った。この投票は、9月にエマニュエル・マクロン大統領がミシェル・バルニエ首相を任命した直後に行われた。
バルニエ首相は就任からわずか3か月で辞任するとみられている。保守党のリーダーは、フランス史上最も在任期間の短い首相となる。
「この任務はまもなく終了するかもしれないが、フランスとフランス国民に尊厳を持って奉仕できたことは、私にとって名誉なことだと申し上げたい」と、投票の直前にバルニエ首相は述べた。
壊滅的な火災後、観光客の流入に備え、ノートルダム大聖堂が再開へ
詳細は
フランスのミシェル・バルニエ首相は、2024年11月28日、パリで中小企業の集まりであるImpact PMEに到着し、スピーチを行った。(Remon Haazen/Getty Images)
マクロン氏は、両党から辞任を求める圧力を受けているにもかかわらず、任期が終わる2027年まで首相を務めるつもりだ。もし大統領職にとどまるなら、2度目の新首相任命が必要になる。
予算をめぐる論争がきっかけとなった不信任決議は、フランスの極右派と極左派の議員が現政権に反対して結束した結果である。
7月に行われた臨時議会選挙では、中道派のアンサンブル連合が左派の新人民戦線連合に多数の議席を失い、議会の勢力図が劇的に変化した。
フランス首相、解散総選挙で左派が過半数議席獲得で辞任へ
フランスのミシェル・バルニエ首相は、2024年12月4日、パリの国民議会で政権不信任案採決を前に演説した。(アラン・ジョカール/AFP via Getty Images)
水曜日にXに投稿された投稿で、国民連合のマリーヌ・ル・ペン党首は次期首相と協力したいと表明した。
「私たちは最初から建設的であり、新しい予算案を提案しなければならない次期首相とも協力します」と、英語に翻訳されたル・ペンの投稿には書かれている。「私たちが望むのは、有権者が尊重され、彼らの要求が聞き入れられることです」
この極右政治家は、マクロン大統領に辞任を明確に求めているわけではないとも否定した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、2024年12月4日、サウジアラビアのマラヤ博物館を出発する際に身振りで合図している。(ルドヴィク・マリン/プール/AFP、ゲッティイメージズ経由)
「一方で、有権者と選挙を尊重する道を歩まなければ、共和国大統領への圧力がますます強くなる時が来るでしょう」と彼女は述べた。「この決定は彼のものです。」