Ono Katsuo氏投稿いろいろ
WHOには整合性が無い?。
一日の塩分摂取量 5.0g未満に根拠がない。一方、病気が重症化すれば、0.9%の生理食塩水の点滴や輸血。
500ml注入すれば 500×0.9%=4.5g の塩分が入ることになる。体内に塩分が入れば、白血球は活性化され、異物を「痰」として肺臓に排出する。ICUもECMOも要らなくなるかも?。
豊かな自然に病気が無い。海から生まれた生物は、細菌を含め、『体内塩分濃度』で地球上を棲み分けしている。人類の体内塩分濃度は、科学的に 0.9%である。極端に考察すれば、極寒地帯(乾燥地帯)では、体内の保水量確保の為、熱帯雨林地方では、発汗による塩分排出を補う為、塩分を持って移動出来たのは、人類だけだ。人類の塩分摂取量を制限することが、「病気の原因」になっている。
漢方の、『排泄の医術』。
人は食塩NaClを摂取して、0.9%の生理食塩水の代謝の中で、塩素Clは、胃の中で強塩酸HCl(pH1)になり、ナトリウムNaは、胆汁の成分で中和剤の重曹NaHCO3として働き、体内のバランスを保っている。
ここまでの科学には、異論は無いだろう。
食塩NaClは、ワクチンやクスリのできる前から働いている。
参考記事
一部転載
(第45話)「知っておきたい塩のはなし(前編)〜体に大切なミネラルのこと」
2021/1/25
古来から大切にされてきた塩
日本で塩が使われるようになったのは、弥生時代初期のころからと言われています。
狩りをして動物の肉や内臓を食べていたころは、それらに多くの塩分がふくまれていたため、あえて塩を摂る必要はありませんでしたが、弥生時代になって農耕・定住型の生活を営み穀物や野菜が中心の食生活に変化してからは、塩を摂取するようになりました。
塩は保存性が高く、また漬物や味噌、梅干しなどの発酵食品や保存食には必ず塩が使われていることから、食文化の視点から見ても欠かせないものです。
さらに、塩に含まれるミネラルは人の生命維持に必須のものであるため、塩は古くから政治的、経済的にも重要で貴重な存在でした。
古代ローマでは給料が塩で支払われたり、また米や布などと同様、塩が貨幣の代わりとして物々交換に使われていた時代もあります。
塩に含まれるミネラルの大切な役割
塩に含まれるミネラルは、人の生命維持に欠かせない五大栄養素の一つで、唯一体内でつくることができないため、食べ物などから摂取する必要があります。
地球上には数多くのミネラルが存在しますが、現時点ではカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなど、16種類のミネラルが機能維持のために必須だということがわかっています。
そして、そのミネラルは、次のような役割を担っています。
・血液や骨を作ったり、体の機能の維持や調整をする
・細胞内の塩分濃度を一定に保つ
・血液を弱アルカリ性に保つ
・疲労回復、代謝を助ける
・脳の活性化や抗酸化作用による老化の予防
・貧血の予防
などなど、必要な量はわずかですが、それぞれが非常に大切な役割を持ち、日々の食事からバランスよく摂取することが大切と言われています。
ミネラルが不足すると、虚脱感、疲労感、頭痛、脱水症状、精神疾患、冷え、貧血、生理不順など、いわゆる”不調”と呼ばれるさまざまな症状が起こります。
ミネラルは土壌にも多く存在し、野菜にも含まれています。しかし、近年の野菜のミネラル含有量は、50年ほど前と比べて、2分の1〜3分の1であると言われています。そしてそのひとつの原因とあげられるのが、より早く、多くの収穫ができるように多量の化学肥料を使用する現代の農法です。
有機農法や自然農で育てられた野菜を手に入れることができれば、より自然な形で質のよいミネラルを摂取することができますが、現実にはなかなか簡単なことではないと思います。
だからこそ、日々口にする塩からバランスよくミネラルを摂取することを意識することが大切です。
どんな塩を選ぶ?見分け方とポイント
塩を選ぶ際、一番注目したいポイントは「製造方法」です。
日本では、古くから海水を釜で炊いて塩を作る方法が主流でした。
しかし、1970年代に塩の安定供給のため「イオン交換膜法」という、電気により海水から「塩化ナトリウム」のみを取り出す工業的な製法が推し進められます。
海水には本来80種類以上のミネラルが含まれていますが、この「イオン交換膜法」は塩化ナトリウム以外のミネラルをすべて排除してしまいます。
これが現在、広く普及していて、安く手に入る「精製塩」です。
見た目や原材料ではほとんど違いがわかりませんが、大きくは次のような違いがあります。
精製塩:「食卓塩」「食塩」として販売されている塩。海水を電気分解して「塩化ナトリウム」のみを取り出す方法で作られており、大量生産が可能で安価なため広く普及している。
天然塩:精製塩ではない塩のこと。「自然塩」「天然塩」などと呼ばれるが決まった定義はない。海水を天日で乾燥させたり釜で煮詰めたりして作られたもの。岩塩、湖塩などがあり、ミネラルが豊富に含まれている。
再生加工塩:上の二つの中間的なもの。精製塩や海外の塩ににがり(海水)を添加することで天然塩に近いミネラルが含まれる。天然塩より安価で手に入りやすい。
これらの情報はパッケージの裏に必ず記されています。
購入するときにパッケージの裏の「原材料」と「製造方法」の欄を見ると、どこでどのように作られた塩なのかわかります。
質のよい塩を毎日のお料理に
今回は塩に含まれるミネラルの大切さ、選ぶ際に気をつけたいポイントについてお伝えしました。
塩は、日常の料理に利用するだけでなく、日本の伝統保存食でもある味噌や醤油、梅干しなどにも欠かせないものです。
伝統的な製法で作られているものを選ぶことは、その技術を守り文化を受け継いでいくことにもつながります。口にする機会が多いものだからこそ、どこでどのように作られたものなのか、より意識して選んでいきたいものですね。
(第46話)「知っておきたい塩のはなし(後編)〜選ぶときに気をつけたいポイント」
2021/2/1
独自記事
74,498 view
(第46話)「知っておきたい塩のはなし(後編)〜選ぶときに気をつけたいポイント」キコの「暮らしの塩梅」
「私によくて、世界にイイ。」が実現できる、エシカルな暮らしのカタチってなんだろう。仕事に家事に育児に……。日々生活を回すだけでも大変な私たちにとって、新しく行動を起こすのはエネルギーも時間も使うし、ハードルが高く感じてしまうもの。
でも日々の暮らしのなかで、少しでも”良い”につながることができたら?
当たり前の毎日のなかで、大切な家族も、世界も、そして私自身もほんのちょっぴり幸せになるような選択をしていけたらいいなと思うのです。
第45話では、塩に含まれるミネラルの大切さについてお伝えしました。今回の記事では、選ぶときに意識したいポイントと、私が実際に使っている塩をご紹介したいと思います。
どんな塩を選ぶ?
前回、塩には大きく分けて3つの種類があることをお伝えしました。
・精製塩
・再生加工塩
・天然塩(もしくは自然塩)
「精製塩」は純度が高くほぼ「塩化ナトリウム」のみで構成されているもので、ミネラルが失われ言ってみれば「ただしょっぱい」だけの塩。
「再生加工塩」は精製塩や輸入した塩に、にがりや海水を添加したもの。
「天然塩」は正確な定義はないものの、海水を原料として天日で乾燥させたり釜で煮詰めたりして作られたもの、岩塩、湖塩などもそれにあたり、ミネラルが豊富に含まれています。
結論からいうと、ミネラルが極端に少ない「イオン交換膜製塩法」で作られた工業的な「精製塩」は避け、できるだけ「天然塩」に当たる「平釜」「天日」の塩を選ぶことが理想です。
これらは商品のパッケージの裏に記載されている「原材料名」と「製造方法(工程)」の欄を見れば、どの種類に当たるのかがわかります。
例えば、この写真にある塩には、
原材料名:海水(フランス)
工程:天日、乾燥、粉砕
と記されています。
意味としては、フランスの海水を天日干しして蒸発させ乾燥させたものを、細かく砕いてふるいにかけて粒を揃えた塩、という感じです。
原材料名として使える言葉は「海水」「海塩」「岩塩」「湖塩」「天日塩」などと決まっていて、名前に続くカッコ内に産地が書いてあります。
工程はさまざまな方法があり、一部あまりみかけない表現もありますが、多くはその言葉の通りです。
<工程の表記>
・イオン膜:いわゆる精製塩の製造方法。海水を電気分解して塩化ナトリウムだけを取り出す。純度は高いが大切な栄養素が失われてしまっている
・逆浸透膜:海水中の塩分を濃縮する方法
・溶解:天日塩や岩塩を水に溶いて濃い塩水を作ること
・天日:太陽や風など自然の力を利用した蒸発法。日射量が多く乾燥した気候の地域が向いている
・平釜:開放釜で煮詰めて塩の結晶を作る方法。多湿で降水量の多い日本でよく取られてきた、昔ながらの作り方
・立釜:密閉した容器で蒸気加熱し、真空や加圧によって結晶を作る方法
・乾燥:塩の結晶を加熱して水分を取り除く作業。サラサラした塩になる
・焼成:高温で焼くことにより固まりにくくサラサラの塩になる
・採掘:岩塩や湖塩を掘り起こすこと
・粉砕:塩の塊を砕いて粒を小さくする、ふるいにかけて粒の大きさを整える
などなど。
工程に「イオン膜」や「立釜」とあれば「精製塩」。
原材料名にカルシウムやマグネシウム(にがり)、海水が添加されていることがわかる表記があり、工程に溶解、混合などの文字が並んでいたら「再生加工塩」であるとわかります。
天然塩を選ぶ際は、「海水」を原料とし工程が「天日」「平釜」のものがおすすめです。
塩にはいろいろな種類がありますが、海に囲まれた日本に住む私たちには、海水を原料とした天然塩が一番体に合っているのではないかと思います。
ヒマラヤソルトなどで有名な岩塩は、太古の海の成分が長い年月をかけて化石になったものでミネラル分は海水よりも少なくなっています。
お料理や体質に合わせて、塩の種類を使い分けるのがオススメです。
塩はさまざまな原料・工程を組み合わせて作られているため、判断に迷うこともあるかもしれませんが、ご紹介したいくつかのポイントを購入する時など参考にしてみてくださいね。
我が家で使っている塩
天日や平釜の製造方法で作られた天然塩は、とても手間暇がかかっているので、その分お値段は高くなっています。
なので、もう一つの選択肢としては比較的安価で手に入りやすい「再生加工塩」があります。
再生加工塩を選ぶ際には、人工的なミネラルが添加されていないこと、精製塩を使っていないことに気をつけています。
我が家では、おにぎりやてんぷらなど食材に直接かけて食べるときは「自然塩」、パスタを茹でるときや塩もみするときは「再生加工塩」と使い分けています。
出先や旅行先で、普段スーパーでは見かけない塩やその土地ならではの塩などを見ると、ついつい手にしてしまうので我が家にはたくさんの塩があるのですが……。
そのなかでも、比較的手に入りやすい物をご紹介したいと思います。
「自然塩」
・ゲランドの塩【原材料名:海水(フランス)、工程:天日、乾燥、玉砕】
フランスで古くから作られてきた伝統的な天日塩。素材の味を引き出し、深みを与えてくれるので、スープやお肉を焼くときによく使っています。
・粟国の塩【原材料名:海水(沖縄県粟国島)、工程:逆浸透膜、天日、平釜】
昔ながらの製法にこだわって沖縄の海水を100%使用して作られており、たくさんのミネラルがバランスよく含まれています。まろやかな味わいは、おにぎりや焼き魚などにぴったりで、塩麹を作るときにも使用しています。
・マグマ塩【原材料名:岩塩(インド)、工程:採掘、選別、粉砕】
ヒマラヤ山脈から取れる塩で、ゆで卵のような硫黄の風味が強いのが特徴です。ポリフェノールが多く含まれ抗酸化力が高いこと、ケイ素が多く含まれていることなど、健康効果が高い点が注目されています。風味を活かせるスープやサラダ、蒸し野菜をはじめ、飲み水にひとつまみ入れて使用しています。
「再生加工塩」
・青い海のシママース【原材料名:天日塩(メキシコまたはオーストラリア)、海水(沖縄県)、工程:溶解、平釜】
こちらは海外製の天日塩を沖縄の海水で溶かし、平釜で煮詰めて作られています。パスタ、塩もみ、梅干しなど、塩がたくさん必要な場面で使うことが多いです。
塩のマイクロプラスチック問題
海水から作られる塩は、海をめぐる環境問題とも大きく関わっています。
2018年に韓国の研究者グループと環境保護団体の「グリーンピース東アジア」による調査と研究で、世界の食塩39品目のうち36品目に、マイクロプラスチックが検出されたという調査結果が出されました。
世界的にも話題になったのでご存じの方も多いかと思いますが、この調査によるとマイクロプラスチックは東南アジアの地域の塩に多く含まれ、台湾、中国、フランスの一部の塩からは検出されなかったそうです。
日本の塩は調査外でしたが、日本周辺の海もマイクロプラスチックによる汚染は進んでいます。
人体への影響はまだ明らかにはなっていませんが、塩の多くは海水を元に作られているので、そのリスクを不安に感じる方も少なくないと思います。
塩を選ぶ際の原材料や製法はもちろんですが、環境からの影響なども選ぶ際の判断基準として重要だと感じています。
製造元で独自に調査しているものもあるので、HPなどでそういった情報を確認してから選ぶのもひとつの方法です。
美味しく安心して使える塩を毎日の食卓に
一言で塩といっても、原料や工程にはさまざまな種類があることがおわかりいただけたでしょうか。
毎日、毎食のように口にする、料理には欠かせない塩。
健康のためには減塩と言われがちな昨今ですが、大切なのはその質ではないかと思います。
コスト重視の外食やスーパーのお惣菜などの味付けに使われているものの多くは、安価で手に入る精製塩や、精製塩から作られた調味料です。
ほぼ塩化ナトリウムのみで構成されている精製塩ばかりを摂取していると、体内のミネラルバランスが崩れやすくなってしまいます。
できるだけ自然のミネラルを損ねていない天然塩を選ぶこと、天然塩を使った調味料や加工品を選ぶことで、伝統的な文化を守ること、より健やかな体を維持できるのではないかと思います。
数多くある塩のなかから、日々安心して使えるお気に入りのひとつと出会うきっかけとなれば嬉しいです。