中国の歴史書「列子」に、面白いお話がありました。
今から2500年ほど前に書かれた書物ですが、今の世でも通ずる学びがありますね♪
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酔っぱらいが車から落ちた時、けがはしても死ぬほどのことはない。
同じ人間のからだでも酔った時は軽くてすむのはなぜか。
無心の境地にいるからである。
車に乗ったのも知らない、落ちるのも知らない。
死ぬのがこわいとか、落ちるのが恐ろしいとか考えない。
だから、車から落ちる時、恐怖心がないのだ。
酔いがもたらす無心の境地でさえこうなのだ。
まして天によって心の調和を得たならば・・・。
聖人は生死、利害を超越し、自分を天にあずけている。
だから傷つくことがないのだ。
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「中国の思想 [Ⅵ] 老子・列子」
松枝茂夫+竹内好(監修)
徳間書店より
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恐怖心や不安をかかえている状態のとき、人は集中できなくなるそうです。
「これをしたら怒られるかもしれない」と思って行動するとき、大体怒られるような結果になります(笑)
1対1で話すときはいつもと同じように話せる人でも、1000人の前で話せと言われたらいつものパフォーマンスが出せないかもしれません。
スポーツの世界でも、ここぞというときに決める人と、決められない人がいますが、それは集中できるかどうかです。
周りの環境や試合の状況で緊張や不安をかかえてしまったら、打てるものも打てません。
しかし、スッと集中できるようになると、まさに無心の状態になりますので、いつも出来ていることが難なく出来るようになりますね♪
まるで、1対1で話しているときのように()b
ということで、スッと集中できるようにしましょうね♪
「おいおいっ!どうやって!?」
はいっ!
集中は、訓練で高められるそうです。
だから昔の人は、座禅や瞑想を大事にしていたのかもしれませんね♪
吉田松陰さんが子供のころ、本を読んでいるとき顔に蚊がとまって、顔をかいたら殴られたというエピソードがありますが、
顔をかくことに怒ったのではなく、集中力を高めるために怒ったのでしょう。
ここぞというときに決める集中力、高めていきたいですね(*^_^*)
※魂が震える話より